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2005.12.17
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カテゴリ: 独り言
こうして私はお手洗いの荷物フックに後ろ襟をひっかけ、全身のあらゆる筋肉組織という筋肉組織を弛緩させ肉の塊と換わりゆくよう試みているわけなのですが、それもこれも五行思想でいうところの「金」に成りたいからでございます。金と言いましてもかつてアメリカの国益を揺るがしたり、1ドル=36オンスを表すような類の金ではありません。確実かつ硬直的な意味での「金」であり、全ての成り立ちを傾倒させるような意味での「金」であります。如何ほどにも説明差し上げても御理解をしていただけないと感じていますので、これ以上の多弁は控えさせていただきたいと思います。ただ巷に溢れる数々の嘘が嘘である必要がないのと同様で、私のこの行為も事実である必要性はないものと考えております。存在確立の所以は存在確立の存在にあるわけで、何事も事実である必要はないのでございます。つまり私という雛形に収まりきるには私という雛形の形をした私が必要なわけで、これはいかに考えても私という真実を必要としていないのではないかと考えるのであります。ではその雛形に収まる私とは何でありましょうか。それは拡散した雑念の総体であり手ごたえのない空虚な実体であります。散らばった記憶の数々を寄せ集め圧縮し手触りを楽しみ、降り積もった埃を丁寧に払いのけその重心を確かめるのございます。するとどうでしょう。私という存在は確証というものがなくなり、そこにいることへの弁証法の歯車がシュラシュラと回り始めるのでございます。回り続ける歯車は無という名の可能生産物を生み出します。皆様もご存知の通り無と言うものは何もないのです。正に真っ黒なわけです。これでは私としましても非常に辛いのでございます。なにが辛いのか、なかなか口にして説明申し上げるのも難しいのでございますが、一言で言えば淡白なのです。加工されたサイコロステークのように何も味気もありません。
そこで私は考えたのであります。金になれば良いのだと。相克、相生の関係性が私をとめどなくあふれる深淵から救ってくれるのだと。

朝6時に起き(これはいつもの習慣でございます)、歯を丁寧に3回磨いてから(これもいつもの習慣であります)コーヒーを飲み、鼠色をしたスーツに身を包んだら東の方向へ手を合わせ(これは宗教上の理由ではありません。ただそうしたいからであります)街へ出ました。郊外行きの電車に乗り込み、適当な駅で降りて、手ごろなデパートを見つけ2階へと入って行くだけです(たいていのデパートの1階にはお手洗いが存在しないからでございます)。お手洗いに入りますと靴を脱ぎ、少々背伸びをし(私の身長は亀の甲羅に毛が生えた程度のものであります)荷物フックへ後ろ襟をかけ、そして金になるのを待つのでございます。


はたと気づくのでありました。
これは永遠に続く、無限の輪廻の一部だったのだと。





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最終更新日  2005.12.18 01:42:42
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