女教祖誕生

女教祖誕生

2024.09.02
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 事故の前に、大腸がん検査の検便を出していた。それが入院中に、陽性反応がでたので、早めに
精密検査を受けるように電話を受ける。身動きもできず、病院も許可しない。
 さらに水上裕子さんピアノコンサートで平和の語り部をする約束もしていて、それが迫ってくる。
どうすればいいのだ。


 こうなればリハビリを頑張るしかない。器具を使って歩けるになった。そしていつしかひとりで
歩ける。自信がついたので、退院を申し出る。


  「無茶を言うな、それでもと言うなら、再び入院できませんよ」


 覚悟の上で34日目に退院する。


 語り部は、キャンセルして、胆管がんの主治医の検査を待つ。ともかく体調の回復を心がけて、
5月17日検診の前に、受付に書類を提出していたためか、いきなり大腸検診の担当の医師を決め
て、次週の検査。そして30日入院、6月1日に手術。テキパキと運んでくださった。


 主治医は、手術にも立ち会い、毎日のように声をかけてくださる。胃にも転移していて一部切と
られます。


主治医から


 「6年前とは全く違う症状が現れるからそのつもりでな」


 その意味はしばらしくしてわかる。まず体力の衰え、皮膚も薄くなって、すぐに内出血する。
さらに怪我の後遺症が重なって、なかなか思うように動けない。日に3回のインシュリン注射。


  「家では、朝1回だったのに」


 と文句をいう。


 「ここは病院です。先生の指示に従ってください」


とピシャリ。
ああ。












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最終更新日  2024.09.02 21:59:07
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