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2009年06月15日
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カテゴリ: 日次記
終業後、ダッシュで日本橋へ。
高島屋のエレベーターに久しぶりに載り、やってるよ、とおとつい教えてもろた、細見美術館の展覧会へ。まさか細見の記念展示を東京でしていようとは思わなかったので、ノーチェック。ところが今日までだと言うので、泡を食って駆け付けた。
光琳の柳図香包、抱一の白蓮図、沖一峨の薬玉図、それと墨の梅花小禽図。
頭の中で飼ってる鳥が、きゅうきゅう喜ぶ。
とはいえゆっくりしてもいられず、またダッシュで池袋へ。
長々続いた研究会の仕事が一段落し、その打ち上げ第一弾で、毎度居着いていた喫茶店へ。
最後まで粘ってきちんと仕事を続けてくださったのは先生と先輩一人だけ。
この2年半の暗黒時代は、まったくもって暗黒だったとさらに実感。
最後の方はまかせっぱなしだったので、謝りがてら、お礼がてら、伺う。
身銭を切って続けること17年ほど。
なんともはや、よく続いたものである。
で、3人で打ち上げ。軽めに。
本来5人組なので、いずれ5人でぱぁーっと行かねば。
少なくとも、最後まで頑張ってくれた先生と先輩には、ぱぁーっとお礼の会を持たなければ。
というほど、本当に最後まで根気よく続けてくださったのだ。こっちの体力知力のなさなんか、ほんとに情けないばかりである。
ひとつひとつの積み重ね、前に進むために必要な細かい考察や作業を何度も何度も繰り返し、大量に調べ上げたものを削り、また膨らませては削り、さらに調整を加え……というのを何度も何度も繰り返し、断腸の思いを抱えながらつくりあげていく、しかも実に正当な試行錯誤の反復、こんな体験はおそらく二度とは出来まい。
それができるメンバーが、揃っていたのだ。
前に進むために見ないふりをして突き進むような、最近「ポジティブ」ということばを取り違えている御仁が甚だしく多く、そんなものは決して理解するものか、と思うのは、こんな時間を生きてきたからである。
成果が出る出ないではない。もちろん、出るにこしたことはない。
しかし、前に進むためには、ひとつひとつ蔑ろにしてはいけないのである。
ひとつひとつ踏まえることを「ネガティブ」という言葉でくくろうとする人に出会うことが増え、暗澹たる思いに囚われることが多い。思い悩んで進まない、ということとは違うのである。
ひとつの物事を立体的に捉え、それについて想像し考察し展開し、そのうえで選択していく、必要ならば同時進行で捉えてゆく、そういった多元的なものの見方を教えてくれたのは、彼らであったし、その中でお互い鍛え合い、鍛え合うことで支え合う、尊重し合いながらお互いをシビアに見抜こうとする眼はなくさず、喧嘩腰になりつつ、呆れつつ、やってきたものだ。
「ポジティブ」というのはそういうことだ。
時代、とは関わりなく、そういった精神、煩瑣を厭わない精神は、実に痛快だった。
で、似非ポジとはできるだけ関わらず生きていきたいもの。
小鳥の餌集め・枝集めのようにこまこまこまこましながら、肝心なときにはすっと背筋を伸ばしてゆければよいと思っている。
こまこまこまこま、がなくなったら、ねぇ。





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最終更新日  2009年06月20日 22時57分41秒
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