July 31, 2004
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今日は、すごい雨だった。

ヮタシは海へ行くことができなくて、

部屋の窓から海を眺めていた。

降り続く雨が

海と陸との境をかき消してる。

なんだかヮタシまで海の中にいるような気分だった。

台風がきてる。

朝おかあさんがいってたっけ。

・・・・・・

今日はあのヒト、きてるのかなぁ。

こんな雨に日にいるわけないか。

でも、もしかしたら。

ヮタシは傘を持って走って海へ行った。

風が強いし、波は荒れてるし、

危ないから海へ言っちゃ駄目よ

といってたおかあさんの言葉を思い出した。

これで波にさらわれて死んじゃったりしたら

あのヒトの所為だからね。ヮタシは心の中で思った。

こんな雨の日に海にくる人なんでいない。

あのヒトがいる保証は何もなかった。

でも、いるような気がした。


雨にさえぎられる視界の中で

ヮタシは彼を見つけた。

彼は私の存在に気づかない。

いつだってそう。

でも、ヮタシはいつもあなたのコトを見てた。

知ってる。

そっと彼の頭上に傘を差し出す。

驚いたように振り向いたあのヒト。

ヮタシは彼に向かって微笑んだ。

「風邪ひくよ」

彼は微笑み返す。

けれど何も言わなかった。

雨にぬれたからだ。

でも確かに知れとは違う雫を、ヮタシは見つけた。

泣いているの?

あえて声にはださなかった。

おかあさんに怒られるだろうな。

ヮタシは彼に無理やり傘を押し付けると、

走ってうちに帰った。









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Last updated  July 31, 2004 02:46:34 PM
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