東京という国に居る俺

東京という国に居る俺

2006.12.26
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いやぁ、全然時間無いのに小説を書き始めるという・・・笑

多分不定期に更新していくんで、末永く見守ってやってください。 

一話

冬の寒さが、本格的に厳しくなってきた。

学校ではもう半分以上の生徒がマフラーなどの防寒具を使っている。

俺も、この前母さんに買ってもらった緑のマフラーを着けて登下校している。

ひどい寒さとはいえ、首を暖めるだけでだいぶ楽になる。

マフラーを考えた人は偉いな、と思った。

「・・・高橋くん、高橋くん・・・!」

誰かに呼ばれる声で目が覚めた。それはかすかに聞こえる声だった。

「・・・なんだ。斉藤か。」

「なんだとはなによ!今授業中でしょ?寝てないで真面目に受けようよ。」

「・・・うるせーなー」

斉藤恵子。俺の隣の席のうるさい奴だ。

俺の席は一番後ろで、教科によっちゃぁ余裕で寝れるんだ。

だけど斉藤は気持ちよく人が眠ってるところにいつも水を差す。はっきりいって、ほっといてほしい。

「いくら勉強ができるからって、ずっと寝てたら大変な事になるんだからね!」

「わかったよ・・うるせーなぁ」

「なによ!人がせっかく・・・」

「はいはい」

ホントにうるさい奴だ。

こいつが親になって、子どもにガミガミ言う姿は簡単に想像できるな。

・・・まぁ顔は悪くないんだけど、性格がな・・・

放課後、部活に入ってない俺は教室でボーっとしていた。

大体他のやつは部活に入ってて、終礼が終わるとすぐに部活に行くし

帰宅部の連中もそそくさと帰るから、いつも放課後の教室は俺一人だった。

さすがに暇なので、予習でも済ませようとかばんに手を入れようとした瞬間、教室の扉が開いた。

「あ・・・高橋」

見ると、テニス部の小林さくらがそこに立っていた。部活中に抜けてきたらしく、練習着をきていた。

さくらとは中学からの付き合いで、仲もまぁそこそこ良かった。 

ちょっと男勝りな性格だけど、何事にも一生懸命で見ていてすがすがしいやつだ。

「どうしたんだよ、さくら。忘れもんか?」

「さすが高橋。なんでもお見通しだね。 予習のノート忘れちゃってさ。」

「そっか。それないとキツイもんな。」

「ところで、高橋はいつも放課後教室でなにやってるの?」

「ん。まぁいろいろとな。予習したり、ボーっとしたり。暇人だからな。」

「そうなんだ。あんまり寒い教室にいると風邪ひくから、ほどほどにね。じゃぁ。」

そういって、さくらは部活の方へと戻っていった。

しばらく予習をした。

確かにさくらの言うとおり教室は寒く、マフラーをしていてもそれを寒さが突き破ってくるような感じがした。

続きは家でやるか・・・

かばんに教科書の類をいれ、教室の扉を開けようとしたが

俺が扉に触れる前に、扉が開いた。

そこには人が立っていて、ちょうど向き合うような形になった。

目線をあげると、さくらだということがわかった。

さくらはさっきと同じ練習着をきていた。

「どうしたんだよ。また忘れもんか?」

「高橋・・・」

「ん?」

「・・・今日一緒に帰らない?」

その時のさくらの顔は、今まで見た中で一番女の子らしかった。

つづく






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Last updated  2006.12.26 19:44:41
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