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トイモイ

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2020.08.05

BOOMBAYAH　ASAHIKAWA　イヨマンテの夜　go for a pee

(2)

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アサヒカワノホテルニチェクインして、とりあえず、酒を飲む。それが日課だ。しかし、旭川は、正直初めてだ。
札幌から石狩号という特急が１時間に一本出てて旭川に向かうということは、中学生の時に知っていたが、今はどうなっているのか知らない、知らないが、飯を食いに行かないといけない、旅行に行くと、いつも昼飯は抜きだ。昼飯を食う時間がないのである。何故ないのか、詰め込んでいるほど、行き急いでいるのである、一人旅行では、食事の優先度が低いのである。
それでぶらぶらしていると、山頭火という店の前を通った。詩人山頭火は、まあ、ちょっと読んだ、一番好きな詩は「まっすぐな道でさみしい」である。意味が深い、まあ、即物的に北海道はまっすぐな道が多いが、人生がまっすぐな道ならそれに越したことはないがおもんないやろってか。俺のような人畜無害の人間は順風満帆な寂しい道をまっしぐらなのである。そして、あ、死んだ、なのである。
まあ、そんなことはいいとして、通りがかった瞬間、家族が出てきて、「おいしかったねー」と言ったので、お、そっか、じゃあ入るかと入ったのであった。ラーメンはまあ、人によるが、麺が難しすぎる。ムチャクチャウマイ汁は何度も飲んだし、ここの汁も最高級に美味く飲み干す。残念ながら、一度も最高死んでもいいわッテ麺に会ったことがない。多分、麺とは私と合わないのかもしれない。それなりに、美味いのですけど。死んでもいいわっていう汁は時々会うけど。いや、一休のように、死にとうない。

私の塩ラーメンがきたときに、隣のカップルが遠慮がちに言った。私たち、オーダー来ないんですけどと。驚いた多分ブラジル人女性店員がスミマセンの嵐で、あのー餃子も食べることできますかと聞いて、餃子がサービスで出てきた。カップルの男性はぼーっとしていて、そのうちでてくるかと思てたみたいだが、女性は自分が塩ラーメン頼んでいたから、こりゃ忘れているなと気が付いたのであろう。そんなに怒ってなかったけど。大人やなあと思ったわ。
会計は、そのカップルと同時で、レジですみません、今回はお代いりません、また来てくださいと推定ブラジル人女性がいったのだが、いやいや、おいしかったし払いますよ、と払う払わないでちょともめて妥協案で何故か頼んでないサービスで出てきた餃子代３２０円で手打ち。いい光景だなあ、カップルの女の子が好きになり、ブラジル人推定される女性が好きになった。日本以外でなかなか、払いますよ、払わなくていいですよ、みたいなことで、揉めないからねえ。そうでもないか、知らんけど。それで、俺の番になって塩ラーメン８５０円です。なにい、定価じゃん、そりゃそうか。