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2023.08.14

小笠原編　台風7号を勇気ある撤退と危機管理能力で回避2023.08東京・小笠原諸島

(2)

カテゴリ：カテゴリ未分類

8月8日7時離陸し、羽田に向かう。

ラウンジでは文春砲木原嫁事件第3弾か4弾か忘れたけど、読む。

富士山。

東京モノレール終点浜松駅から歩いて港に向かう。

船は24時間（飛行機便はない。）で、かなり揺れるというので、初めて船酔いの薬を道中で購入。

チケット引き換えのときに、前の人が、いろいろ窓口相談しながら、私は何も聞かれず、3秒で乗船券もらう。
「今、低気圧が小笠原諸島南に来ていますので、ご注意下さい。もしキャンセルされるなら手数料なしで対応致します。」

11時出航。おが丸。996キロ、平均時速41.5キロ。

船にWIFIはなく、東京湾内は電波を拾っていたが、島の近くを通った時に、たまに電波を拾う。

まったく、島が見えなくなり、ひたすらドリンクしている。揺れているのにドリンクしてたら、いきなり21時頃気分が悪くなり、酔い止め薬飲んだら、うわーっ、ムッチャ効く。人生初めて飲んだからか。これって、酒酔いの気分悪いのにも効くの？

出航10時間、懐かしの八丈島、青ヶ島。良く揺れて、できるだけ、手すりを使って歩く。

8月9日11時、父島に入り、港に近づく。

到着し、陸地に降りる。各宿の人たちが迎えに来ていた。

私の泊る宿の人、「他にも来ますから待っててくださいね、満室ですから。」
船は週に2便なので、1度来たら最低3泊しなければならなく、宿で説明があった。
「今日と明日の午前は大丈夫ですがあさってからは暴風になりそうで、窓のシャッターも閉めます、部屋から出ないでくださいね。洗濯機も今日しか使えませんから。12日の船はどうなるか、まだ分かりません。船会社が決めますので。でも、欠航も心しておいてください。」

レンタルバイク屋に行き、3日間借りるってことでしたが、明日以降雨なので、とりあえず1日に擦ればどうですかとアドバイスされ、そうしますと答える。
「12日10時までですが、船が来なかったら、もっと借りてもらっていいですよ。」
「船どうなんですかね。」
「でるかどうか分からないですね。といいますのも、小笠原抜けても、東京までの間に台風があれば、東京から船来れないですから。」
「12日欠航したら13日になるんですか？」
「いいえ、週2便で24時間行き来しているので、欠航したら、次は16日の便になります。」
うわ、最悪6泊になるってこと？
「１5日にまだ本土上陸していない可能性もあり、16日も怪しいですねえ・・・。低気圧は台風7号に変わったようです・・・。」
不安を順調に助長してくれるありがたいアドバイスであった。

バイクを走らせ、丘の上から船が見えた。あ、出航は15時半だからまだ停まっているのか。いやまてよ、何か、島の人全員が12日の船が欠航しそうなことを言っているし、その次のにも乗れなかったら・・・会社員やからなあ、今回は島歩きや、母島行きも諦め、3泊でなく、振り変えてもらいこの便で帰ろう、父島滞在4時間、急いでとりあえず、島1周だ！一緒にチェックインした家族連れ、1週間帰れなくなるかも知れないぞ、それに宿が少なくハイシーズン、民宿なのに1万円以上よ。そもそも台風来たら、単純に部屋に籠っているだけになる・・・まあ、12日に誰も来なかったら、宿は連泊できるし、台風抜けたら、また観光できるであろうが・・・。

15時前に船着き場に戻り船窓口へ。
「今から帰ります」と船便を3日早めてもらうと、「もう2等寝台満席です」「じゃあ、一番安い雑魚寝でよろしくお願いします。」「じゃあ、差額お返しします。」

急いでガソリンを入れると208円、宿屋に戻ると主が出来た。
「原付は飛ばされるので、あの駐車場の奥の林の中においてね」と言われる。
「いや、すみません、来たばかりなのですが、欠航を想定して、仕事があるので、帰ります。」
「えっ本当？そうかい、残念ですねえ、また夏以外に来てくださいよ、どこから来たのでしたか？欠航かどうかは船会社が決めるからねえ。清算してもらえます？ごめんなあうちらも商売やからなあ、それに15日満室がもしかしたら誰も来なかったら、今日の人らの連泊になるけど、あなたの部屋からの収入はなくなるからなあ。シマポ買った？」
「はい、買っています（10,000円分が7,000円で買える東京島サービス。）」
40,000円分を購入しておいたが、それすべて吸い取られる。まあ、1日分だけってわけにいかないよなあ。仕方ないなあ。

バイクを返却。
「あれ明日の12時までですけど。」
「いや、仕事があるので、やっぱ帰ることにしました。」
「そうですか、確実な選択ですね。」

急いでドリンクや食べ物を買おうとしたが、3件ほどスーパー回るが、台風に備えて村民が大挙して押しかけており、こりゃ、品物持って行くと迷惑だし、レジに並んだら結構な時間がかかってしまう、急いで船に乗る。

有名な見送り隊、また来いよ～。行くわ。しかし、多分島の環境を守るためか船は往復7万円ぐらいになっており、24時間とハードルが高い。24時間かけてやってきて、4時間滞在して、また24時間揺られる。

8月10日朝6時半。15時間、良く揺れている。
朝10時、アナウンスが入る。
「11日発小笠原父島行き、1２日発東京行きの船は欠航になりました」と。

出航16時間、懐かしの八丈島、青ヶ島。良く揺れて、できるだけ、手すりを使って歩く。

東京湾に入り波は穏やかになり、羽田空港横を通り、予定より1時間近く遅れて東京竹芝桟橋到着。

8月11日朝、池袋のホテルでニュースを見ている。何と台風が歩くより遅いぐらいでのろのろとしか進んでいない。
8月11日夜、江東区のホテルでニュースを見ると、父島のショップの人とかのインタビュー。映し出された町並みが昨日見た光景と様変わり、暴風雨になっていた。観光客のインタビューも、宿泊日数が倍になり、もう怖くて宿代計算できましぇーん。いや、倍だろ。