全3件 (3件中 1-3件目)
1

1994年発売のスーパーファミコンソフト伊藤果六段の将棋道場は詰将棋のクオリティーの高さで定評があるが、将棋対局についてはまともな戦法を指してこないためか、あまり突っ込んだ研究がされていない。今回紹介する対局例も、コンピューターが先手を指した時に飛車先の歩を突き3三角に2六飛と浮き飛車に構えるいわゆる「浮き浮き飛車」という戦法できた。先手:伊藤果の将棋道場上級後手:私▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲2六飛 △2二飛 (第1図)第1図この浮き飛車に対しては△3二飛、△8四歩、△4四角などが有力なのだが、今最善と見られているのが△2二飛でこれに対し▲3六飛と浮き浮き飛車の典型的なパターンに持ち込もうとすると▲3六飛 △2四歩 ▲3四飛 △2五歩 ▲7八金 △2六歩▲2八歩 △2七歩成 ▲同 歩 △同飛成 (参考図1)参考図1となり、2筋から攻められ、先手苦戦は免れない。1図より▲4八銀 △4四歩 ▲7八銀 △6二玉 ▲6六飛 △5二金左▲6八玉 △7二玉 ▲6五飛 △8二玉 ▲7五飛 △7二銀▲5八金右 △4二銀 ▲7六歩 △4三銀 ▲5五角 △5四歩▲4六角 (図2)したがって1図以下▲4八銀と通常の居飛車対振り飛車の形に持っていくのは致し方ない。先手は飛車のやり場に苦労しだす。図2図2から本譜では△9四歩 としたが、ここは△4五歩とした方が明快だったようだ。以下▲同飛△9九角成で後手がはっきりと優勢となる。→第44回本譜に戻り△9四歩以下は ▲1六歩 △1四歩 ▲3六歩 △4二角▲6五飛 △5三金 ▲8五飛 △6四金 ▲9六歩 △7四金▲8六飛 △4五歩 ▲3七角 △2四歩 ▲同 歩 △同 飛▲2六歩 △2二飛 ▲7七銀 △3二飛 ▲6六銀 △3五歩▲7五歩 △6四金 ▲3五歩 △3六歩 ▲2八角 △3五飛▲3八歩 △2七歩 ▲1七角 △1五歩 ▲7八金 △1六歩▲3九角 △3二飛 ▲7七玉 △3四銀 ▲3七歩 △同歩成▲同 銀 △3六歩 ▲同 銀 △3五歩 ▲2七銀 △3六歩▲1六香 △同 香 ▲同 銀 △1五香 ▲2七銀 △1九香成▲4四香 △3三角 ▲4八角 △4四角 ▲6八玉 △2九成香▲3六銀 △4六歩 ▲同 歩 △3五銀 ▲同 銀 △同 飛▲4五銀 △5三角 ▲3六歩 △1五飛 ▲7七金 △1九飛成▲3七角 △2八成香 ▲7八玉 △6九銀 ▲6八玉 △5八銀成▲同 玉 △3八金 ▲5九角 △4九龍 ▲6八玉 △8四香▲4四銀打 △8六香 ▲同 金 △5八飛 ▲7七玉 △5九龍▲8五金 △6八飛成 ▲7六玉 △7九龍寄 ▲7七香 △8四桂▲同 金 △同 歩 ▲8五桂 △同 歩 ▲5三銀成 △8四桂▲8五玉 △8三銀 ▲9三角 △同 桂 ▲8六玉 △8五金まで132手で私の勝ちとなった。終盤はきわどいところもあったが辛くも寄せ切れた。参考までにこの形はソフトのオープニング画像でも出てくる指し方で、この時は▲2六飛には△3二銀としている。
2021.05.22
コメント(0)

スーパーファミコンの将棋ソフト「伊藤果六段の将棋道場」は伊藤果八段(ソフト発売当時は六段)作成の365問の詰将棋が好評で、タイムトライアルを試みる人も少なくない。とはいえ、肝心の将棋対局に関しては将棋ウォーズ4級の私が苦手の後手で挑んで今のところ伊藤果の将棋道場の5勝3敗といい勝負なのである。他のスーパーファミコンソフトだと一番下のレベルくらいの棋力がこのソフトの上級に当たるわけである。プレイ動画でも2枚落ち(ソフトが下手)で挑んでいる例が多いようだ。プレイ動画の一例:レトロゲームレビュー 詰将棋チャレンジ Komado Game Lab今回紹介するのは後手番で2勝目をあげた対局、このソフトの弱点が見えてくる展開である。先手:伊藤果の将棋道場上級後手:私▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △3二金 ▲4八金 △8五歩といきなり5手目から定跡外してきた。ここでは▲2四歩、▲7六歩、▲7八金(銀)などの手が考えられるが、▲4八金とするのはさすがにこのソフトくらいだろう。この当時のファミコンやスーパーファミコンでは4八(4二)6八(6二)の位置に金を繰り出す例があるが将棋プログラムでは人間では悪形とさける形でも平気で指すことがままある。プロや高段者がこの形を避けるのは銀が動かしにくくなるからだろう。▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2五飛 そして驚きの手その2がこれ、普通は2六に引くものだが、なぜかこの将棋プログラムは5段目に飛車をくるくる動かす筋が好きらしい。△8六歩 そして8六歩としたところで第1図第1図ここで▲8六同歩とすれば、まだ先手が戦えると思うのだが、ここでさらに驚く手順を繰り出すのだ。▲5五飛 △3四歩 ▲5三飛成 △5二金 ▲同 龍 で第2図第2図以下は無理攻めはせず堅く寄せ切った。△同 玉▲8六歩 △同 飛 ▲5八金上 △8七歩 ▲7六金 △8二飛▲8三歩 △同 飛 ▲8四歩 △同 飛 ▲8六歩 △8八歩成▲同 銀 △8二飛 ▲4六歩 △5三歩 ▲3八銀 △2八角▲4五歩 △1九角成 ▲5六歩 △4二銀 ▲1六歩 △1八馬▲6五金 △4五馬 ▲5五金 △3五馬 ▲9六歩 △8七歩▲3六歩 △2四馬 ▲2五歩 △同 馬 ▲3七桂 △3六馬▲4七銀 △3五馬 ▲4五金 △2四馬 ▲4六銀 △8八歩成▲6八金 △8九と ▲9七香 △8六飛 ▲9五歩 △8八飛成▲5八金右 △2九飛 ▲4八玉 △2八飛成 ▲4七玉 △3八銀▲4八玉 △3九龍まで74手で後手の私の勝ちこうしてみると相居飛車系の将棋では中段に飛車を迷走?させ自滅するパターンに持ち込めば勝てるのではと思う。それにしても伊藤果八段の名を冠した将棋ソフトなのになぜか風車戦法はおろか振り飛車に振ってこない。振り飛車を指させる裏技はあるのだろうか。2021.5.18 追記 コンピューターを先手番にすると一定の確率で初手5六歩から中飛車を指すことが判明しました。また早石田も先手の戦法の一つに入っているようです。そしてなんと鬼殺しも確率は低そうですが1回だけ確認できました。
2021.05.08
コメント(0)
任天堂DSの将棋ソフトでは初期に発売されたゲームで、タイトルの「将棋じいさん」がラスボスかと思いきや、2級のキャラクターだった。DSの将棋ゲームらしく、強さよりも級位者でも楽しめるつくりとなっているようだ。チャレンジモードは11級から勝ち上がっていくモード、フリー対局は各キャラクターに11級から初段の棋力を自由に指定して挑戦できる。サクセスのDS将棋ソフトは「世界の将棋」も出ているが、段級設定はほぼ同じと見られる。世界の将棋では8級までは行けたので、このソフトでもそこまでは行けると思う。できれば6級くらいまでは行きたい。将棋対局の他に詰将棋も初級、中級、上級各100問あり、こちらは結構好評のようだ。5.8 追記チャレンジモード10級まで勝ち進みましたが、DS東大将棋系の10級や激指系の12級に比べてもはるかに弱いというか、将棋の形になっていません。本企画では将棋ウォーズ4級の私と互角のレベルになったところで対局棋譜を公開してみようと思います。
2021.05.07
コメント(0)
全3件 (3件中 1-3件目)
1


