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2019.01.05
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自民党の保守系大物議員 平沢勝栄議員が「LGBTばかりになったら国は亡ぶ」発言でつくづく思うのは、こういうことを言っても何の疑問も持たない政治家が国の大きなかじ取りをしている危険性です。
 性的少数者、特に同性婚に関してはいまだにこの国は婚姻は当事者の合意のみによって認められる自由を歌っているにもかかわらず、性差に関しては認めないという大きな矛盾を解消していません。

 たまにあるのは「お互い好きなら結婚式など勝手にすればいい。ただ、法律とかシステムとして認められないだけ」と言っている人がいますが、これが結婚=式を挙げ一緒に暮らすだけ という想像力しかない人。

 実際は男女夫婦にのみ与えられている公共サービス(たとえば夫が保険料を払うだけで家族が皆、医療保険に入ったことにできる、会社での地方転勤で家族寮を使える、年金は夫が払うだけで専業主婦の女性側にも支払われる、男女夫婦であれば入居できるマンションが同性同士だと認められない、など、さまざまな面で不利な状況になります。

 以前、LGBTは生産性がない発言で猛抗議をうけ、雑誌廃刊にまで追い込むきっかけになった杉田水脈議員もそうですが、どうしてこの手の人たちが同性婚をみとめないか?それは根本的に彼ら、彼女らを「(自分の考える)国家の役に立つかどうか」でしか判断していない。そうでなければ子供を産まないから駄目だとか、LGBTばかりになったら国が亡ぶ、などという根拠不明、単に当事者を傷つけるだけの愚かな発言はできない。

 先に同性婚を認めた国々で国家衰退が行われているか?そんなことはない。人口減少はもっと別の問題です。それに同性愛者は有史上、世界中に存在しますが、それが原因で国が滅んだなどということは一例もありません。

 国家を語る政治家がこんな単純なこともわからず・・・いや、自分の支持層に向けた発言なのでしょうが、こういう言葉が差別や偏見を助長し、「こういうことを言ってもいいんだ」とヘイトを加速させる。
 また、この国では漫画やアニメ、バラエティー番組などではいまだに性的少数者をネタキャラとして笑いものにしても許される存在として描いていることに何の疑問も抱かれない。確率的には左利きの人間、血液型ABの人と変わらない程度の割合で存在するといわれています。

 内輪の寄り合いの発言だから見逃せ、なんてことはできない。





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最終更新日  2019.01.06 09:43:34
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