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2019.09.16
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自分の設定する「定義」が正解、というのはだれでも持っていて、その枠から外れることを異端と撥ねつけるか、あるいは幅の広い解釈とするかでそのジャンルへの理解の広がりが変わると思ったこと。

【改題】『彼方のアストラ』Amazon低評価レビューが煮しまった自称SFマニアのめんどくさい長文展覧会になっている話

 要は「自分の考えるSF的にこういうところがおかしい、だから低評価」

 であって。ですが、私は彼方のアストラという作品をSFとして見ております。これは自分のSF的価値観は「なんとなく未来科学の世界」を扱ったものがすべてSFにしてしまうからで。ほかにも未来だけじゃなく、マンガ「JIN」のようなタイムスリップモノも、ジャンプで今連載中の「Dr.STONE」も科学を使った物語、ということでSFだし、当然、ドラえもん、エヴァンゲリオン、はたまた現実社会でなくてもゲームの仮想空間を舞台にした作品や、ある日突然、とんでもない化け物が現れるゴジラなんかも全部SFの箱に入ってます。

 で、どの作品も共通しているのは「面白い」こと。面白くて、今の現実社会ではなくて、未来や科学の匂いがする作品はすべてSFの箱に放り込んでしまう。そのぐらいの大らかさ、許容範囲があるのがSFというジャンルじゃないかと。

 なぜ、こういうことを書くかというと、上の元レビューにもあるような「こんなの〇〇じゃない!」という人がそのジャンルを排他的、保守的にすることが多い。これはゲーム業界にもあって。本来エンタメの世界は新しい表現を提供することこそ、皆に驚きや新鮮さ、感動を与えるジャンルのはず。その重要な行為を既存の考えで否定するようでは衰退する。

 逆にそのジャンルが勢いがある時代というのは間口が広く、異端、奇作がゴロゴロある時代。玉石混合
で作品が多いからこそ、傑作とか後の作品に影響を与える、ジャンルの一つのテンプレートになりえる名作が生まれる。

 「彼方のアストラ」という作品は私はSFとして読んでいなかったかもしれない。宇宙に取り残された子供たちの帰還劇、その中での人間模様を楽しんだ作品で、最終的に「ジャンルとして分けるとしたらSFだよね~」という、SFの定義とは「本棚でどこの列に入れるかな~」という、そんなものではないだろうか。





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最終更新日  2019.09.22 08:37:43
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