アレ、ときどき遥人　鼓動を鳴らせ。

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2007.02.19

『ブロークン・フラワーズ』’０５・米

テーマ：レンタル映画(818)

カテゴリ：映画　フ

あらすじ

ドン・ジョンストン（ビル・マーレイ）は
中年となった現在も勝手気ままな独身生活を送る日々。
そんなドンに恋人のシェリーも
愛想を尽かして出ていった。
そこへ、“別れて２０年、あなたの息子は
もうすぐ１９歳になります”
と書かれた差出人不明のピンクの手紙

が届く。
それを聞いた親友のウィンストン（ジェフリー・ライト）
はお節介にも、ドンが当時付き合っていた女性たちを
訪ねて回る旅を段取りしてしまう。
気乗りのしないドンだったが、息子探しの旅へと向う・・・

感想
カンヌ映画祭で、審査員特別グランプリに輝いた
ジム・ジャームッシュ

監督作品。

ビル・マーレイが、年老いたドンファンを演じている。
ルックスでは、そんな風には微塵も感じさせないが
所々で、それらしい雰囲気を醸し出してはいた。
味わいのある俳優ですよね～

彼が、昔の恋人を訪ね回るロードムービーで
その決して出番の多くない元カノ役を
シャロン・ストーン、ジェシカ・ラング
ティルダ・スウィントンら豪華女優が演じてる所が
見所の一つと言える
ジュリー・デルピーやクロエ・セヴィニーも
チョイ役で出ている。
でも、この作品で最も印象に残った女優は
アレクシス・ジーナだったけど
主人公ドンの友人を演じたジェフリー・ライトも
いい味だしてた

特に劇的な展開の無いユル～い物語に
消化不良の結末だし、誰にでもお薦めは出来ないが
何だかよく分からない魅力のある作品やった。
エチオピアの音楽

も良かったし。

『ブロークン・フラワーズ』公式サイト〈英語）

ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞって下さい↓

『隠された記憶』に似てるなと思った。
過去の出来事の清算に悩まされる主人公
猜疑心を持って見ると、全てが疑わしく映り
謎解きに期待すると見事に裏切られて
釈然としない終わり方。
カンヌは、こういうのが好きなんやね～。
でも、こっちはユーモラスなタッチで
印象は全く違うかったけどね。

手掛かりが、ピンクとタイプライターだけで
息子探しをする主人公だったが、どこ行っても
ピンク、ピンクってのは笑えたな（＾◇＾）

途中でめげそうになるが、最初のローラ親子で
良い思いをしたから、最後まで続けられたのだろう。
観てる方も、最後まで期待して観れたのは
スッポンポン娘のおかげやね（笑）

今だに女性は大好きそうな元プレイボーイだけど
その口説きのテクニックは、最後まで披露せず。
年齢を考えて、自粛してるのか？
年を取り、その力は失われてしまったか？

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