Flatのガンプラ製作日記

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2023.01.01
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「湖宮は黄砂に微睡む 金椛国春秋」です。


湖宮は黄砂に微睡む 金椛国春秋 (角川文庫) [ 篠原 悠希 ]

罪人幇助の罪で、地方に追放になってしまった遊圭。
王都を追放になる、というのは罰になるのだなぁと思っていたのですが、
日本にも江戸払いとかそういう罰がありましたね。
本来であれば中央でぬくぬくしていた者が地方の辛い生活の中で苦労することが
罰なのでしょうが、遊圭は胡娘が付いてきてくれて、薬屋を営みつつ、
遊圭の世話もしてくれるので、お金にも困らないし、辛いというほどでもない。
先輩の嫌がらせなどはあったものの徐々に慣れてきたところで・・・

麗華の居場所に関わる情報を知ってしまいます。
しかも、冷夏と一緒に胡娘の生き別れた旦那が同行しているという。

麗華を助けるため、そして、胡娘を旦那に会わせるため、遊圭はまたしても
砂漠に旅立つのでした。

いやー、1巻を手に取った時はこんなに砂漠行が多いとは思っていませんでした。
しかも、胡娘の生まれや旦那と生き別れたことなどが何度か出てくるのですが、
それは胡娘が遊圭に人一倍の愛情を注ぐ理由というエッセンスの意味しかないと
思っていました。
それはここに繋がってくるとは・・・なかなか感慨深いものがあります。

昔からの子守歌に描かれた謎を読み解き、珍獣である天狗、鷹のホルシード、
胡娘らの助けを借りつつ、伝説と言われる砂漠の中にひっそりと存在する村に
辿り着いたのです。

麗華の無事を確認した遊圭は「みっしょんこんぷりーと!!」という気分で
のんびり帰路についたのですが、そこには大きな罠が待っていたのでした。

さて、遊圭大ピンチなわけですが、明々も心配ですね。
遊圭、明々、言い出さないものの元々両思いだったわけですが、
当初は見つかったら殺されてしまう遊圭は女官に化けていたので無理で、
族滅法が廃止されてからは、貴族に戻った遊圭は明々を正妻に迎えることが
できません。明々のような平民だと妾としてであれば迎えられるのですが、
それが嫌で遊圭は言い出せなかったわけです。
晴れて(?)咎人となり、爵位がはく奪されたことで遊圭は平民となりました。
そこでプロポーズしたわけですが、明々としては散々待たされた挙句、
辺境に流刑になる直前に「ついてきて欲しい」と言われて混乱するのも分かります。
しかし、冷静に自分の気持ちを見つめ直し、気持ちに正直になれば、答えは一つです。

思い切って遊圭の赴任先に押し掛けるのでした。
しかし、遊圭は麗華の探索に向かっており不在。
やきもきしているうちに遊圭から無事を知らせる手紙がきたのです。
ただ、ピンチであることを匂わせる慌ただしい手紙です。

明々が大人しく待っているなんてできるのでしょうか?
ぴょーんと飛び出していってしまわないかちょっと心配です。

それにもしても胡娘の伏線が回収されたのを考えるとルーシャンの親戚の話とか
玄月の想い人(と思われる人)の話とかも今後進展があるのかな?

時間が楽しみです!





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Last updated  2023.01.01 12:23:07
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