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書籍の感想です。今回は「オーバーロード14 滅国の魔女」です。オーバーロード14 滅国の魔女 [ 丸山 くがね ]王国滅亡。アニメでもやってましたが、意味が良くわからなかったんですよねー小説を読んで良くわかりました。あのアホ男爵の暴走と飴と鞭作戦ですね。それにしてもラナーが最も邪悪というのは怖いですね。
2024.06.18
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書籍の感想です。今回は「仙文閣の稀書目録」です。仙文閣の稀書目録(1) (角川文庫) [ 三川 みり ]仙文閣なる場所があると言う。その場所、ありとあらゆる本を所蔵しており、時の朝廷の干渉も受けないと言う伝説のような場所。正確な場所を知る者は少なく半ば伝説として語られる聖域。本好きな文杏は仙文閣の話を初めて聞いた時は無邪気にそこに行ったらたくさんの本が読めるとワクワクしたものでした。しかし、老師である柳老師がいわれのない罪で処刑され、彼の書いた本もすべて焚書されそうと認識し、文杏には新たな目標が生まれます。老師の書いた本を仙文閣に預けて、焚書から逃れることです。何とか仙文閣に辿り着いた文杏でしたが、仙文閣の蔵書になっても、永久に残るわけではないと言われ、仙文閣に不信感を抱きます。労使の残した最後の言葉が書かれた本です。預けて無駄に失われるような事があるなら預けるわけにはいきません。文杏は仙文閣の本質を見極めるために、仙文閣に住みこむことにしたのでした。私は「本が永久に残るわけではない」とは紙なのでだんだん傷んでくるとか、権力者が実力で本を奪いに来たらすべてを守れるわけではないとはそういう意味かと思ったのですが、また別の意味でした。本の命はその本の存在を存在すると認知すること。どこにあるか把握しているから適切なタイミングで読めるのであって、場所も分からないのであれば存在しないのも一緒。目録が以下に大事であるかということでした。そして、老師を殺されて、生きる目的を失いつつあった文杏には、本に永遠の命を与えるかのような目録作りという仕事が非常に尊いものであると感じるのでした。本好きにはとても楽しいお話だと思います。続きあっても良い気もしますが、続編は出てないみたいですねー
2024.06.15
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書籍の感想です。今回は「ねんねこ書房謎解き帖 文豪の尋ね人」です。ねんねこ書房謎解き帖 文豪の尋ね人 (実業之日本社文庫) [ 伽古屋圭市 ]舞台は大正時代。関東大震災の翌年のお話です。職を失ったこよりは仕事を求めて神保町を訪れます。復興に向けて、古本業界が活況を呈していると聞いたからです。しかし女手は不要とことごとく断られ、辿り着いたのがねんねこ書房という変わった名前の古書店でした。この店、小僧は募集しているものの、こよりは雇わないというのです。何とか雇ってもらいたいこよりはこの古書店のもう一つの顔、萬相談を解決することとなりました。謎が解決できたら、雇っても良いとのこと。夜な夜な出かける兄を心配した妹からの相談です。その謎のヒントにと店主は「羅生門」を手渡すのでした。「世界の答えはすべて書物の中に書かれている」が店主の考えです。こよりはこうして本を読む歓びを知り、自分には何も取り柄がないと思っていたのに、なかなかの記憶力とまあまあの洞察力があることを知るのでした。なかなか面白かったです。大正時代の雰囲気を多分に感じさせてくれて何かワクワクしますね。本も羅生門を始めとして、谷崎潤一郎の秘密、永井荷風のふらんす物語などあらすじが語られることで読んでみたいなと思わせる書きっぷりでそのへんも楽しかったです。
2024.06.12
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書籍の感想です。今回は「脳科学捜査官 真田夏希1」です。脳科学捜査官 真田夏希(1) (角川文庫) [ 鳴神 響一 ]オープニングは婚活する女性が描かれるのですが確かに警察官って言われたら少しビビりますよねーでも夏希は美人らしいので(具体的な描写はなし)少し勿体ない。なんて思っていたら、爆発事件が発生。夏希は警察官と言っても、特別枠の心理職特別捜査官なので、すぐに現場に行く必要はありません。しかし翌日出社したら、捜査本部に詰めて欲しいと言われます。もちろん、爆発事件の、です。どうやら、直前に犯行予告があったらしい。というわけでプロファイリングを期待されて呼ばれたわけですが、従来の手法を重視する人からの風当たりは強い。しかし夏希は持ち前の観察力と推察力で犯人と連絡をつけ、そして追い詰めていきます。なかなか面白かったです。夏希の周りを取り巻く人々が微妙に有効的なような自分勝手なような。そんなに親切な人なんてそうそういないですよね。だからとてもリアルで良いです。最初は爆発探査犬と組まされるとこも良いよねー犬も夏希も初めての試みでどう扱って良いか分からないから組まされたわけですからね。推察も最初に現れるものはフェイクだったりと二転三転するところも面白かったです。夏希の活躍、また読みたい、と思ったら、かなり冊数出ているんですね。楽しみです。
2024.06.09
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書籍の感想です。今回は「塩見崎理人の謎解き定理 丸い三角について考える仕事をしています」です。塩見崎理人の謎解き定理 丸い三角について考える仕事をしています (宝島社文庫) [ 甲斐田紫乃 ]哲学者の塩見崎理人が学生の持ち込む謎を解き明かしていくお話です。塩見崎理人は哲学でも分析哲学という専門とのことで言語の使われ方を分析し、誤謬を正すことで、問題を問題でない状態にすることがお仕事だそうです。問題だと思うこと、疑問に思うことがそもそも捉え方が間違っていることから発していて、分析し、正しく捉えることで、そもそも問題ではなかったとわかるみたいな感じですかね。まあ、なので、塩見崎先生、言葉の使い方にうるさい。二言目には「その発言には誤謬がある」と揚げ足取りみたいな、屁理屈みたいな反論をしてきます。しかし、謎に対する理解力は相当なようで、消えてしまったレポートはどこに行ったのか、謎に満ちた暗号の意味とか、はい/いいえの質問の答えをズバリ答える猫とか、不思議だなと思うことを解決して、正に謎を謎でなくしてしまうのです。面白かったです。続きあったら読んでみたいな。
2024.06.08
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書籍の感想です。今回は「間借り鮨まさよ」です。間借り鮨まさよ [ 原 宏一 ]いやー、良かったです。読んでて楽しかった。雅代のお鮨食べてみたい。雅代はいろいろなところを旅してお店を間借りしてお鮨を提供しています。雅代のファンは多く、どこに行くと伝えているわけでもないのに、追いかけてくる常連がいるくらい。雅代のお鮨は雅代の技術が確かなこともありますが、お客様をきちんと見ていることがポイントです。相手の好み、体調、生まれなどから、適した物を提供していく。それは天候や素材の状態によって味を整えるなどの工夫にも現れています。そして、それは間借りさせていただけの店主がいかに自分が独りよがりだったか気付くきっかけとなるのでした。スペイン料理屋の今後に悩む店主、地方の洋菓子店の社員の溝を埋めるべく奮闘する若き社長、東京での焼肉屋で夢破れて地元に帰ってきた男など、悩みも様々ですが、雅代の「おもてなし」のこころは本物で、みんなを幸せにしていくのでした。
2024.06.05
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書籍の感想です。今回は「猫を処方いたします。2」です。猫を処方いたします。2 (PHP文芸文庫) [ 石田 祥 ]だいたいの悩みは猫で解決するという不思議な処方箋を出してくるこころのびょういんのお話の2作目。前巻で千歳さんは恐らくネコと思われるわけで、となると、ニケ先生も今回は真実が分かりそうという予感を持ちながら読み進めます。最後の最後まで、つまりどういう仕組みなのよ、という部分の説明はないので、ニケがどういう状態なのか良く分かんないけど、ネコは自由に生きるということなんですかね。そして、ネコはそこにいるだけで悩みに効く。だから、悩んでいる人にネコを処方すると、処方されたネコは何もしないけど、勝手に癒やされたり、勝手に気付いたりして、悩みが小さくなっていくということですね。ベンガルとかすごくかわいいだろうなぁとワクワク。捨て猫の譲渡ネコに微妙に関わっている話でもあるのでやはりNNNの回し者かwそれにしても友弥は自分とそっくりの先生を見て、何か見たことある、えと、誰だっけ・・・ってぼんやりがひどいよねーまあ、ニケが人の姿をしているとか思うはずもないし、性格は自分とかけ離れているからなかなか受け入れられないのだと思うけどね。かわいい、とても素敵なお話でした。
2024.06.03
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書籍の感想です。今回は「冥土ごはん 洋食店 幽明軒」です。冥土ごはん 洋食店 幽明軒【電子書籍】[ 伽古屋圭市 ]人生最期に訪れる幽冥(かくりよ)と顕世(うつしよ)を繋ぐ洋食店、ということですが、訪れる幽霊は亡くなってからそこそこ月日が経っているので、最期というより、亡くなった方の心残り、残った方の想いなどが、願いとなり、洋食店に訪れるという感じです。幽明軒は日中は普通に生きている方を相手に洋食を提供している人気店で、明日の食費もなく、今後のアテもなく困り果てていた悠人をアルバイトとして雇ってくれます。感謝の気持ちで頑張って働いていると、閉店直前に幽霊のご来店。ビビる悠人ですが、シェフの久原は当然のように料理を提供します。そしてお客様の想いを聞き、それに寄り添うのもこの店の役割なのだと話すのです。巨漢シェフなのに優しそうな面差しに自分の人生、そして死んでしまった経緯、さらには気になっていることを話します。シェフはそれを深い考察でこうだったのではないかと解き明かしていくのです。無論、もう相手も亡くなっている場合もあり、本当にそれが真実かはわかりません。しかし整合性の取れている話はお客様を満足させ、お腹も満足させ、幸せな足取りでお店を出ていくのでした。ラストのお話は悠人にもか関わる話でした。偶然のようですが、「来店した人と関わりのある幽霊がくることが多い」そうなので、悠人に関わりのある方が来たのも、偶然ではなかったのでしょう。不運続きの悠人でしたが、この幽明軒を起点に素敵な人生を歩んでいけると良いですね。そしていつかスプーンを次の人に託すのでしょうね。
2024.06.01
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書籍の感想です。今回は「転移先は薬師が少ない世界でした1」です。転移先は薬師が少ない世界でした(1) (レジーナ文庫) [ 饕餮 ]タイトル通りですねー神様の手違いで転移させられた鈴原優衣は神様の薦めで薬師になることにする。圧倒的な魔力量から質の高いポーションをバンバン作れてしまう。貴族の戦士に気に入られ、ついに自分のお店を手に入れました。次巻からはお店経営の話なのかな。それにしても異世界転生系はだいたい食べ物の話になるよね。まあ、美味しくものは等しく最強ですからね。
2024.05.29
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書籍の感想です。今回は「魔術はささやく」です。【中古】 魔術はささやく 新潮文庫/宮部みゆき【著】子供の頃に観たテレビドラマのオープニングで記憶に残っているものがあります。それは一人暮らしの部屋で男が眠らされいるうちにガス栓が外され、部屋はガスが充満した状態になります。目を覚ました男は何かに導かれるようにタバコを手にします。そしてライターに火を点けて・・・というシーンです。その後はまったく覚えていないのですが、今回、この小説を読んで、もしかしたらこの小説のドラマだったのかなー、なんて納得してます。ドラマ化されてはいるのですが、この小説で同じようにガス爆発で亡くなった記者がいた、というだけなので、真相は藪の中ですが。さて、小説では3名の女性が次々と亡くなります。最初は飛び降り自殺。次は電車への飛び込み。そして3人目は道路に無謀と思えるように飛び込んで来て、車にはねられ、亡くなります。いずれも事件性はないように思われますが、何か裏がありそう。しかも日下守の養父がその女性をはねてしまったタクシーのドライバーだったのです。養父は信号は青で歩行者が無理やり飛び出してきたと主張しますが、証拠がないため、状況は極めて不利です。そのせいで守は学校で嫌がらせを受けます。またか・・・守は同じことの繰り返しにうんざりします。というのも、守の父親は市役所の公金を横領して女に貢いだ上に行方知れずになっていたからです。小学生、中学校と無視されたり、中傷されたりと大変な時期を過ごした守でしたが、母親の死を期に伯母である東京の家に引っ越したのです。ですが、他人の過去を暴いて言いふらして喜ぶ輩というのはどこにでもいます。そんな奴らにとって守は格好のネタであり、今回の事件も真相がどこかではなく、とにかく責めることができれば良かったのでしょう。守は養父を助けたい一心で亡くなった女性のことを調べ始めます。そして3人にある共通の過去があることを知ります。その過去を知る記者と守は会うのですが、その後記者はガス爆発で亡くなります。いよいよ、何かあると確信した守。そしてついに魔術師が姿を現します。明かされる真実。そしてそれは父親の失踪にも関わりがあることが分かり、守はある選択を強いられるのでした。面白かったです。いろいろな要素がいろいろ絡んできます。アルバイト先でもある事件が起きるのですが、これはこれで大事件なのですが、小説の中ではこういうことも起こり得るという傍証に過ぎなかったりして、贅沢な話ですねー
2024.05.27
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書籍の感想です。今回は「三河雑兵心得6 鉄砲大将仁義」です。三河雑兵心得(6) 鉄砲大将仁義 (双葉文庫) [ 井原忠政 ]ついに鉄砲大将ですよ。茂兵衛、凄い昇進です。戦国時代において鉄砲はかなり貴重でした。遠距離から攻撃できる能力は相当なものです。弓も思った以上に強いのですが、欠点は熟練するにはかなりの日数が必要です。そのため、弓を揃えても、射手が揃えられないのです。鉄砲は数さえ揃えられれば、育成は弓ほど時間はかかりません。ただし鉄砲そのものが貴重な上、乱戦に弱い。兵士が生き残っても、鉄砲が汚損すれはそれだけでかなりの損害です。そんな貴重な鉄砲を50丁も預けられたのが茂兵衛です。運用には細心の注意が必要ですが、信頼関係ができていて、確かな成果を上げていきます。長年の宿敵、武田家を滅亡させますが、この頃から親方である家康が嫌なヤツになってきているのを感じます。昔は田舎侍だったのに、信長の側で揉まれている内に畑を焼いたり、兵糧攻めの上、降伏を許さず、攻め滅ぼすなど、非道とも思える作戦を取るようになりました。家康と直接話す機会も増えてしまい、茂兵衛の苦悩は増えていきます。茂兵衛は義のためには死ねないし、部下を死なす命令も出せない。しかし、友のため、家族のためであれば、命を預けて戦うことができます。この辺は生粋の武士でないからかもしれませんが、むしろそのことで部下からの信頼は厚いわけで難しいところです。さて、ラスト、本能寺の変、発生です。何とか平八郎と合流できた茂兵衛。果たした家康を三河まで連れ帰ることができるのでしょうか。次巻が気になります〜
2024.05.24
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書籍の感想です。今回は「クロワッサン学習塾」です。クロワッサン学習塾 (文春文庫) [ 伽古屋 圭市 ]教員を辞めて、父親の経営するパン屋で働くことになった三吾のお話です。教員は辞めさせられたとかではなく、画一的な指導にやり甲斐を感じなくなったというのが、大きそうです。少なくとも表面上はそう読めます。ただ、教員をやっていた時にはいた奥様がパン屋に戻ってきた際にはいないのは何か理由があるんですかね。地元に戻ると言った事で愛想をつかされたのか、逆に奥様と何かあって、そのショックもあり、教員を辞め地元に戻ることにしたのか。その辺は語られていません。お話はパン屋として頑張る三吾とお店に来る子どもたちがメインになります。子どもたちは母親が忙しすぎて構ってもらえず、万引き騒動を起こしてしまった子や冒険をしたくて山に行き、怪我をしてしまったり、識字障害の疑いのある子だったりと様々。三吾はもう教師ではないですが、教師でないからこそ一人ひとりに向き合って、丁寧に相手することを選びます。それは自分の息子に対してもです。とても優しいお話です。でも夢だけ見ているだけじゃないので、とても考えさせられます。なぜ勉強するのか、学校の勉強は何の役に立つのか。上辺だけの綺麗事は言えますが、三吾は真摯に答えているところが好感が持てます。
2024.05.22
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書籍の感想です。今回は「メイデーア転生物語 5 扉の向こうの魔法使い 下」です。メイデーア転生物語 5 扉の向こうの魔法使い(下) (富士見L文庫) [ 友麻碧 ]うーむ、これはあと1巻でどうやって終わるのかな。10人の大魔導師の謎、マキアが紅の魔女の生まれ変わりである意味、そして、カノンがマキアを前世で殺した理由などが次々と明らかになります。そして、ネロの正体も、レピスの正体も。ガーネット9班の全員が重要人物というおまけ付き。ネロとフレイの今後とかも気になりますね。だいぶ明らかになったのですが、分からないこともまた多くて、とても1巻じゃ無理だよねーカノンを呪縛から解き放つ事が目的だとすると世界を滅亡でもさせるのかしら??
2024.05.20
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書籍の感想です。今回は「偽書信長伝 秋葉原の野望 巻の下」です。【中古】 偽書信長伝 秋葉原の野望 下 / 榊 涼介, 盛本 康成 / KADOKAWA [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】下巻です。まったく正史とは関係ない方向に話は進んでいきます。信長は天下統一一歩手前までも行かないし、京を目指さないから、本能寺の変も起きません。前巻で小田原城を手に入れた秋葉原信長は関東統一に意欲を示します(もう全然違う)武田四谷は2度の敗戦を糧に政治的、戦力的勝利を目指すいっぱしの指導者になっていきます。南姫謙信は女性であることがついに秋葉原にバレ、その上で協力関係を結ぶことを誓う。戦場では信長、謙信連合が押していても、兵站を押さえられたりして、撤退する羽目になったりとこの辺はなかなか面白いですね。でも、でも、秋葉原のとんでもない個人技の武力がすべてを吹き飛ばしちゃいます(笑)四谷からしたら、こんだけ万全にお膳立てしたのに、と納得いかないところかと思いますけどねー茶水は基本的にモブなわけで、勘助や太田康らに比べれば活躍の場は少ないのですが、小市民なりに頑張りました。でも、天下統一は無理ね。まあまあ面白かったです。歴史IF小説ではなく、歴史SLG小説という定義はなかなかに良かったです。
2024.05.19
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書籍の感想です。今回は「偽書信長伝 秋葉原の野望 巻の上」です。【中古】 偽書信長伝 秋葉原の野望 巻の上 / 榊 涼介, 盛本 康成 / KADOKAWA [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】ははは。ずっと昔、コンプティークというゲーム雑誌がありました。当時は雑誌が売れていた時代で、ログイン、ベーマガ、コンプティークなどの雑誌があったのですが、コンプティークは一番はっちゃけてる印象の雑誌で、ゲームのリプレイとかもオモシロオカシク書かれていました。その雰囲気そのままな感じで書かれた作品のようですね。秋葉原さん、四谷さん、茶水さんが信長の野望でそれぞれ、信長、信玄、家康を担当してゲームしている感じです。ゲームだし、タイトルも「偽書」とある通り、史実のことなどお構いなし。信長はガンガン関東に攻め入ります(笑)戦国時代の暴風雨となった秋葉原信長の運命は?下巻も楽しみです。
2024.05.16
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書籍の感想です。今回は「深夜0時の司書見習い」です。深夜0時の司書見習い(1) (メディアワークス文庫) [ 近江 泉美 ]私の好きが詰まっているあらすじです。本、図書館、迷宮。良いですねぇ(笑)高校生の美原アンはお父さんのテキトーなアイデアで北海道の私設図書館を営む家でホームステイをすることになります。その図書館は図書屋敷と呼ばれていますが、深夜になると、図書迷宮が姿を見せます。図書屋敷と図書迷宮は表裏一体。一方が寂れるともう一方も寂れてきます。図書迷宮の廃れ振りを見たアンは図書屋敷の利用者を増やして、復興を手伝うことになります。図書迷宮は想像力が力の源です。読者が読んで想像したシーンが具現化され、反対に誰にも読まれないと透けていき、やがて本自体が化石になっていきます。司書(と司書見習い)は逆に自身の想像したものを具現化できます。なので、想像力豊かな司書は何でもできるわけで無敵な存在と言えます。しかし、想像することは良いことだけではありません。「どうせ失敗する」とか「自分にはできない」とか思うことってありますよね?そんな心の奥底の願望(?)も図書迷宮は叶えちゃいます。アンは小学生時代の先生とのやり取り。中学校時代のイジメられていた友だちに関するやり取りで、「やらかした」という思いが強い子です。自己肯定感が低く、無意識に常に「また人と違うことをして笑われたらどうしよう」「いや、きっと失敗するに決まってる」と思ってしまっています。そんなこんなで失敗続きのアンですが、迷宮でもみじという少年に出会い、少しずつ自己肯定感を育みながら、迷宮の危機に立ち向かっていくのでした。まあまあ面白かったです。少し好転してもすぐに良くないこと、悲しいことが起きたりしてなかなかスカッとしないので、少し読みにくいところもありますが、自己肯定感、インターネットという善意と悪意の集合体の話などとても面白かったです。あと、荘子の解説もとても良かったです。分かりやすく書かれており、荘子、一度読んでみたいと思いました。
2024.05.14
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書籍の感想です。今回は「最果ての泥徒」です。最果ての泥徒 [ 高丘 哲次 ]泥徒はゴーレムと読みます。ゴーレムを制作している一族の話です。想像以上にファンタジーで私は好きです。ゴーレムはコアをもとに生成するわけですが、そこにセフィロトツリーが関わってきます。セフィロトツリーは生命の樹とも言われて、魔法の根幹をなす世界のすべてを表すとも言われている絵です。この本では人間が人間たりうる要素がセフィロトでその10個あるセフィラのうちのいくつかを組み込んだものがゴーレムということです。10個のうち解明できているのは6つで残りの4つは使い途すらわからず、コアに秘文を刻むですがどんな秘文を刻めば良いか分からないのです。舞台は第一次世界大戦前あたりでIFと現実が混ざりながら話は進んでいきます。主人公のマヤは父親を殺され、さらに奥義とも言える秘文を盗まれ、そこから逃げた3人の弟子たちを探し求めるのでした。弟子の一人が持ち出した知識により日本軍にゴーレム兵器が配備され、その結果203高地の攻略に成功し、日露戦争に勝つ要因になったという非常に現実と虚構のバランスが良く、楽しめました。ゴーレムはどんどん悪い方に使われていきます。それは弟子の一人が誘導していることもあるのですが、ロシア革命にも悪用され、世界が悪い方に向かって行ってしまうのです。弟子の一人が考えた「ゴーレムがセフィラをすべて備えていない存在と言うなら、人間が持つセフィラを何個か破壊してしまえば、何でも言うことを聞くゴーレム人間を生み出せる」という理論は怖いですねー結局マヤは最後までゴーレムを戦争の道具に使うことはなく、自ら銃を持つこともありませんでした。マヤは幸せだったのかな。ただひとりのゴーレム、スタルィがいたことで彼女は十分幸せだったのかもしれませんが。
2024.05.11
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書籍の感想です。今回は「本好きの下剋上 第五部 女神の化身4」です。本好きの下剋上第五部「女神の化身4」(5-4) [ 香月美夜 ]いろいろありましたが、ブリュンヒルデがカッケーですね。マインちゃんの側近として、側仕えとして非常に有能であることは分かっていましたが、アウブの第二夫人となることを独断で提案する行動力が凄い。カコイイです。マインちゃんの側近が減ってしまうというマイナスはあるものの、ライゼガングの手綱を握り、大人しくさせるためには最善と言える選択でした。独断でアウブに提案したのも、もしアウブが拒否したい場合は年若い娘の戯言として片付けられるようにという配慮です。ほんと視野が広くて有能です。反対にやばいのはヴィルフリートね。側近の甘言に振り回されてしまっている印象です。本質的にはヴィルフリートはヴェローニカの孫なわけで、ヴェローニカの仕打ちを考えればライゼガングが簡単に許すはずもないのですが、ライゼガングの貴族からの支持を得られなくて落ち込み、さらにその失敗をマインちゃんの根回し不足などという始末。おべんちゃら側近がヴィルフリートを甘やかすからヴィルフリートはますます悪い方向に進んでいる気がします。一度こうなっちゃうとマインちゃんもアウブも信用できなくなっちゃいそうで、戻せないのではと不安になります。マインちゃんがアウブになるしかないのかなあ。でも、マインちゃんは本を読むために仕方なく仕事をしているだけだから、激務なアウブなんてやりたくないでしょうけどねーヴィルフリートの側近を整理して、目を覚まさせることはできるのでしょうか?
2024.05.05
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書籍の感想です。今回は「古着屋・黒猫亭のつれづれ着物事件帖」です。【中古】古着屋・黒猫亭のつれづれ着物事件帖 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)事件帖、とあるので、店主が謎解きが得意でガンガン事件を解決していくみたいな話かと思って読み始めたのですが、ちょっとした事件(騒動?)か起こるくらいで謎解き要素は弱いです。その分、着物愛に溢れた内容になっていて、着物良いかも、と思えるくらいの良い内容です。主人公の波子は家と仕事を一度に失ったナシナシアラサーで、自分に自信なんてまったくなかったのですが、たまたま入った古着屋で、普段着の着物と出会い、その魅力にハマっていきます。オフィシャルな場であればしきたりに沿った着こなしを重視するところですが、普段着なので、バランスさえ取れていればオッケーと古着屋の店主マリィに言われ、どんどん挑戦していく様が楽しいです。謎は些細なものなのですが、ラスト1ページで明かされた真実には「なるほど!」とびっくりです。いやー、なるほどという感じでした。面白かったです。
2024.05.02
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書籍の感想です。今回は「メイデーア転生物語4 扉の向こうの魔法使い 中」です。メイデーア転生物語 4 扉の向こうの魔法使い(中) (富士見L文庫) [ 友麻碧 ]無事(?)終業式を迎えたので、今回はほんわか終わるのかと思っていたら、その最中に帝国の侵攻があり、大騒ぎ。帝国は大規模な空間魔法を研究していたとのことで転移門を展開して、大量に魔物を送り込んできました。しかしそれでも様子見だと言うのだから、困ったものです。転移門が実戦でどれほど有用かいろいろ試している感じみたいですね。今回は各メンバの秘密がいくつか明らかになります。レピスはトワイライト一族の生き残りで何か凄い秘宝を隠し持っているらしい。ネロは帝国に関係あるらしい。皇帝の血を引く者だったりするのかしら?ユリシスは白の賢者としての面目躍如といったところ。優しい顔している人が実は残忍なことを平然とやったりするのは怖いですねー今回は散々に暴れられちゃったけど、次巻は本気出すみたいです。頑張れ、マキア、トール。そして、アイリ。
2024.04.30
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書籍の感想です。今回は「葬儀屋にしまつ民俗異聞 鬼のとむらい」です。葬儀屋にしまつ民俗異聞 鬼のとむらい (集英社オレンジ文庫) [ 夕鷺 かのう ]代々葬儀屋を営んでいる似矢家。その息子である似矢西待は死んだ兄がなぜか視えるようになってしまう。そこまで葬儀屋業に情熱はないものの、兄の代わりに家業を守っていこうと「特殊葬儀屋」という仕事を始める。その名の通り普通の葬儀屋ではできないような特殊な事案に出向いて解決するというものでした。なかなか面白かったです。葬儀の話というより民俗学の話ですね。地域に根付いていた弔い方がヒントになっていて、にしまつはあんまり詳しくないので、ふわふわ付き纏う(?)兄からのアドバイスを受けながら解決していきます。東北では黒塚の話、九州では隠れキリシタンの話、そして暝婚の話と多彩です。しかもその伝承そのものではなく、さらに深く話しを展開させているのがすごいところ。隠れキリシタンの話で言えば、単なる隠れていたで終わらず、見つかって改宗した人を「転び」というそうですが、その転んだ人々の辛い生活を何とか生き抜くためにやっていたこと、それが今回の葬儀の相談に繋がっでくるというのは凄いですねー各地の民俗逸話も恐ろしくもあり、なかなか興味深いものでした。
2024.04.29
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書籍の感想です。今回は「レペゼン母」です。レペゼン母 [ 宇野 碧 ]本の紹介に書かれていた「60代のおばあちゃんがラップバトルに参加」というのに惹かれて読んでみたのですが、面白かったです。実際にはもっと深くて、母としての在り方、子どもとの向き合い方を描いています。母明子がラップに惹かれたのは、出ていったバカ息子の奥さんが好きだったから。全然理解できなかったのに、事故に遭った後、急に今まで好きだった音楽が嫌いになり、ラップが心地良いと感じるようになります。そのうち、聞くだけではなく、自分でも歌う(?)ようになります。奥さんである紗羅が出場したラップバトルで紗羅の体調不良でピンチヒッターとして参加したバトルで勝利。特別枠で本戦出場の権利を得ます。出ることを躊躇う明子でしたが、音信不通だった息子が本戦に勝ち上がって来たことを知り、息子との対戦を願って出場を決意するのでした。いろいろあって息子とのバトルは何とか叶います。そして知るのです。息子が何を望んでいたかを。自分がどうでも良いと切り捨て、仕事を、近所付き合いを、と優先していた中で、息子がだんだん内に籠もっていったことに気付かなかったことに気付くのでした。良かれと思ってやったことがお節介だったり、本音で話せば気付けることも、まったくわからないのです。普通に話すのは照れてしまいますが、ラップバトルで本音を、自分の本気をぶつけなければ勝てないわけで母親の本音、息子の本音をぶつけ合うのでした。ラップだからこその本音、という感じでとても良かったです。
2024.04.24
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書籍の感想です。今回は「メイデーア転生物語3 扉の向こうの魔法使い 上」です。メイデーア転生物語 3 扉の向こうの魔法使い(上) (富士見L文庫) [ 友麻碧 ]いろいろ明らかになる巻でした。やはりユーリ先生は白の転生で、マキアは赤の転生のようです。トールも黒の転生です。転生を「帰還」と言っていますが、帰還しているのはこの3人だけではありません。フレジール皇国の女王藤姫、さらにはその将軍カノン、ヴァベル教国の司教も帰還者らしい。帰還者は全部で10人いるみたいです。まだマキアとトールは自分が大魔導師の帰還者であることを思い出していないようですが、いつ思い出すかが、ポイントになりそうですね。ユーリ先生によると「前世の記憶を思い出す」ことで大きな力を持ち、世界の安定に寄与する存在らしいです。マキアとトールは前世が地球での生活なので、2つ前(?)の記憶を取り戻さないといけないので時間が掛かっているのかもですね。トールなんて、地球での記憶も戻ってないし。ある程度は分かってきたのですが、帝国が侵略を繰り返す理由も分からないし、帰還者の一人であるカノンがマキアの命を狙う理由も分かりません。この辺はおいおいなのかなー学園生活は生活魔法道具コンテストが課題として出され、生活が便利になる魔法道具を考える姿が描かれます。魔法は使えないけど、魔法道具で生活が豊かになるとしたら、国全体に生活レベルが上がって良さそうですね。楽しそうなコンテストでした。最後にアイリは大丈夫かな。一葉に複雑な想いを寄せる彼女が今後どんな行動を取るのか、ちょっと心配ですね。
2024.04.22
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書籍の感想です。今回は「思い出のとき修理します4 永久時計を胸に」です。思い出のとき修理します(4) 永久時計を胸に (集英社文庫) [ 谷瑞恵 ]秀司も明里も過去の思い出を乗り越え、未来に進む力を手に入れたのが、前巻でした。となると、もう障壁はないと思っていたのですが、そういえば秀司は独立時計師になるためにスイスで修行していたんだった。お兄さんの事故があって逃げるように日本に戻って来たわけですが、そのお兄さんとの過去を理解できるものとし、向き合えるようになった今、もう一度修行することも選択肢になっちゃいます。もし秀司かスイスに行くことになったら、明里はついて行く?別れる?それとも・・・今の関係が心地よいと思っていても、ずっとそのままではいられないのです。ひっそりと佇む商店街ですら赤ちゃんが生まれて賑やかになったり、久々に新しい店舗が開業したりとかするのです。私には少し寂しい結論に思えましたが、二人が納得しているなら良かったかな〜あ、太一は普通に人間だったみたいです。うーん、最後まで掴みどころのない人です(笑)
2024.04.20
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書籍の感想です。今回は「思い出のとき修理します3 空からの時報」です。思い出のとき修理します(3) 空からの時報 (集英社文庫) [ 谷瑞恵 ]不思議な看板が掲げられた時計屋にまつわるお話の3巻です。1巻、2巻は少し不思議要素もあったのですが、今回はほとんどなく、秀司との関係を進めたいような、でも今のままでも満足のような、という明里の思いとともに進行していきます。明里の両親は明里がごく小さい頃に離婚しており、再婚の父親とその娘がいる実家は落ち着けない場所でそこに秀司を紹介することに躊躇いを感じます。さらには死んだと言われていた父親が実は生きていた、しかも警察に厄介になったことがある迷惑者だと叔母から聞かされ、自分でも受け止めきれない明里は秀司にも話すことができず、苦悩します。しかし、義父がこっそりと秀司のお店を訪れ、久々に再会して、自分が愛されていることを知ります。そして、実父の再婚相手の連れ子という男が現れ、警察沙汰という話の真実を語ります。実父が「自分は死んだということにしておいてくれ」というのも、明里を切り捨てるためではなく、明里に迷惑がかからないためだったのでしょう。不思議なことは起きませんでしたが、色々な出会いを奇跡だと言うのなら、奇跡的な出会いから明里の思い出は修理できたのだと思います。次巻が最終巻らしいですが、秀司とケッコンできるのかな。あと、不思議と言えば太一ですね。彼は一部の人にしか見えていないように思えちゃうんですよね。神様の御使い?それとももう亡くなっている?この辺も次巻で明らかになるのかなー
2024.04.18
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書籍の感想です。今回は「横浜・山手図書館の書籍修復師は謎を読む」です。【中古】 横浜・山手図書館の書籍修復師は謎を読む 宝島社文庫/宮ヶ瀬水(著者)本が、特に物語が大好きな読也は山手図書館でアルバイトすることになります。そこには書籍修復師の波々壁に出会います。彼は本の補修だけでなく、本に囚われてしまった人を救い出すことも仕事としているそうです。戸惑いつつも、彼の手伝いをすることになった読也。果たして・・・みたいなお話です。囚われている人を特定して、さらにその本の名前を特定するのですが、お話と全く同じ行動を取っているわけではなく、「特定の要素」に影響を受けているという感じなので、推理するには薄い気がしました。実は読也は物語が大好きなのですが、内容を覚えられないという体質(?)に悩んでいました。本が好きだから本に関係する職に就きたいのに内容が覚えられないのでは・・・と思っていたので、書籍修復師という仕事は天啓とも言えるものでした。なのでそれを目指していくというラストは良いラストなのですが、彼も何か本に囚われていて本の内容が覚えられないのではと思っていたのですが、それは違うみたいでした。
2024.04.13
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書籍の感想です。今回は「薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理」です。薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ 塔山 郁 ]毒島さんが活躍するシリーズです。今回は爽太の活躍も大きかったように思います。1話はデトックスを売りにした宿に泊まったときの話。何か不思議な感じがするスタッフとやけに爽太の一行を気にする五月女という宿泊客の男。結局、チェックアウトまで事件らしい事件は起きなかったのですが、帰る時に渡された植物の種が何やらワケアリのようで・・・薬局の社長にそんな前職があるとはびっくりですねー2話はいつも元気な馬場さんが元気なくなってしまった話。鬱や躁、双極性障害、さらには二重人格など素人には違いが分かりにくいところもありますが、症状は似ていてもそもそも原因から違う場合もあるというのは全く知らなかったです。宿泊客にも同じような疑いがある方がいてその方の話は進んでいったのですが、馬場さんはどうなっちゃったのかな?3話は1話の続きという感じでその宿のスタッフが巻き起こす騒動です。話通じない人は通じないし、悪意がある人からの嫌がらせに対抗するのは並大抵ではありません。そんな爽太を救ったのはピーマン抜きのナポリタンです(笑)爽太、頑張れ。
2024.04.11
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書籍の感想です。今回は「本好きの下剋上 第五部 女神の化身3」です。本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身3 [ 香月美夜 ]前回意に沿わないディッター勝負をふっかけられたものの、何とか勝つことができたエーレンフェスト。マインちゃんがレスティラウトの嫁になることを回避できてめでたしめでたし、と言いたいところですが、勝負は中央の騎士が乱入してきたことでハンネローレが陣を自ら出てしまったことで決まったものです。なので、事後処理も大変です。そもそもなぜ中央の騎士がディッターに乱入してきたのか?薬物の疑いがあり、ひいてはゲルギオーネの関与が疑われます。そしてダンケルフェルガーが負けた場合、ハンネローレがエーレンフェストに嫁入りすることになっていたため、事態はさらにややこしくなります。ディッターに詳しくないマインたちは後から嫁入りは断れば良いと思っていましたが、契約書まで交わしたダンケルフェルガーは急に条件を変えようとするエーレンフェストに戸惑います。短編の方で語られるのですが、レスティラウトからの報告は自分の都合の良いように書かれており、お互いの希望するものを賭けて戦う神聖なもののように見えますが、実際にはマインたちはディッターなどやりたくないし、嫁も欲しくありません。止めるべき存在である寮監のルーフェンがディッター大好きというところも問題なんでしょうね。さて、後半に表彰式の様子が描かれます。マインちゃんは最優秀を取りながら2年連続で欠席していたので、念願の表彰式であり、読者としても待ち望んでいたわけですが・・・ちょっと冗長な印象です。もし毎年これが描かれていたら、嫌かも。後はヴィルフリートとマインちゃんの対立を煽る存在が各所にいるのが厄介なところです。何度も言われると真実であるかのように思ってしまうところが恐ろしいところです。マインちゃんは本の事しか頭になく、領主になんてなりたくない(忙しいの嫌い)のはヴィルフリートが一番知っているはずなのに。最後にディートリンデは雑魚キャラだと思っていたのですが、突然話題の中心になってびっくりです。世間を騒がせるだけ騒がせて、その間に裏で工作する時間を作ろうとしているのかな。フェルディナンドとの仲もかなり危うい。これはフェルディナンドとマインちゃんがくっつくことになるのかしら?
2024.04.09
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書籍の感想です。今回は「仕事は2番」です。仕事は2番 [単行本(ソフトカバー)] こざわ たまこ【中古】事務機器を取り扱う会社のお仕事小説です。連作短篇集になっていて、1話は総務部の管理職になった優紀がメインですが、部下とゴタゴタが起きて辞めることになってしまいます。部下は休職したため一度に二人も戦力を失うことになります。2話はその上司の課長がメインになります。1話のときは単なる面倒なおじさんというイメージでしたが、過去を紐解いていくとなかなか味があります。3話は優紀の同期の話、4話は課長の元部下で今は営業部のエースと目される人ですが、ほぼアル中で嫌いだった父親に似てきて、奥さんとの関係も最悪です。5話は優紀が会社を辞める一因になった部下の話で優紀からすれば自分勝手な主張を繰り返しているだけに思えますが、彼女がそんな主張をするほどショックを受けた理由が明らかになります。ラストは1話でチラッと出てくる清掃員のおじいさんの最後の勤務に関する話です。回り回って優紀が出てきたのは救いなのかな。でもみんな「仕事は2番」ではなかった気がします。みんな、彼ら彼女らの価値観ではありますが、全力で取り組んでいるように思いました。だからこそ、ぶつかったり悩んだりするわけですけどね。途中で、ママさんの話が出てきます。産休入る前は「電話は3コールまで」とか「勤務開始には余裕を持って出勤」とか言っていた人が赤ちゃんがいることで土曜日出勤もしないし、定時ぎりぎりの電話に出ようとしないし、始業時間ぎりぎりに滑り込んでくるのは周りからするとストレス溜まるよなあと悩みます。「お互い様だから」と言われても、子どももおらず結婚する予定もない人からしたら、納得は難しいのかも。ただ別の先輩ママの「子育てって善意の積み重ねでどうにか成り立っているんだから」というのはちょっと納得できた。善意をかき集めて成り立つものなのだから、周りの人が少しずつ善意を提供するしかないのです。そういうものなんだって思えた。
2024.04.05
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書籍の感想です。今回は「十年屋6 見習いのお時間です」です。十年屋6 見習いのお時間です [ 廣嶋 玲子 ]今回はカラシの出番多めです。可愛くて有能な執事ネコのカラシ。そのカラシに見習いの弟子ができました。見つけ屋のミンネから使い魔として才能を持つネコを修行させて欲しいと依頼されたのです。ミンネが心から仕えたいと思える主人に出会うまでの間なのでずっとではありません。束の間の師匠となったカラシと見習いネコ、ミツのお話です。もちろん、いつもの十年魔法に関するお話も入っていてその話とミツの話が絡んできます。修行を始めたばかりのミツは失敗ばかり。しかも自分の不注意だったり、言われたことを忘れてミスしやすいやり方でやってしまったり。今回、キッチンを大変な状態にしてしまったミツは勝手口の外で泣いていました。 そこに同じようにお姉ちゃんの大切な人形を汚してしまったリンはそんなミツを見て、自分と同じだ、こんな可愛いネコを慰めて自分の家に連れて帰ろうと思います。しかしミツは自分の失敗を心から反省し、さらにカラシも割れた食器でミツが怪我していないかは心配するものの、ミツを怒鳴りつけたり、呆れたりしません。ミツとカラシは仲良く掃除に向かうのでした。それを見て、もともとはお姉ちゃんの人形を預けようと思っていたリンは胸を打たれます。今までやらかして泣いていたのは早く許してもらうため。あくまでも自分のためです。真摯に向き合ってない自分が信用されるわけもないのです。リンは人形を預けることなく、戻るのでした。リンが自分のやった悪いことを心から反省できる子になると良いですね。そんなこんなあって、使い魔として成長したミツ。可愛いミツはみんなの大人気。多くの魔法使いから希望が出ますが、ミツが選んだ魔法使いは・・・
2024.04.03
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書籍の感想です。今回は「オーバーロード13 聖王国の聖騎士 下」です。オーバーロード13 聖王国の聖騎士 下 [ 丸山 くがね ]聖王国のヤルダバオトはデミウルゴスじゃないんですね。王国の時はデミウルゴスだったはずですが、あまり姿を晒してないので、偽装は特に問題ありません。それでも魔将と呼ばれる存在でレベルは80とかなので普通の人には勝ち目はなく、アインズ様の出番となります。魔将+プレアデスに本気で攻撃することを命じて、戦闘訓練をするアインズ様。負けるはずはないのですが、死亡または瀕死になった体で一時離脱します。その後はネイアとシズの活躍がメインです。ネイアは熱狂的なアインズ様信奉者となってしまい、シズのお気に入りとなります。アインズ様がナザリックに帰る際、ネイアを連れて帰るのかと思ったのですが、そんなことはなく、比較的あっさりして別れでした。と思ったら、デミウルゴスの作戦はこれからが本番なので、ネイアのような信奉者が聖王国にいるのは必要なことなのでしょうね。12巻から13巻で聖王国編が一段落着きましたが、このエピソードはアニメでは全カットだった気がしますが、ちょっと凄惨なシーンが多く、アニメでは厳しかったのでしょうね。人質を盾に進んでくる亜人にどう対抗するか、そこで手を止めてしまえば人質が有効であることを示してしまう。なのでアインズ様の回答は人質ごと亜人を殺す、でした。残酷ではありますが、助けることが難しく、助けようとすることで、さらに多くの犠牲が出る可能性があることを考えると、現実的な回答であるとも言えます。しかしだからと言って、そんな回答を選ぶことは容易ではありません。アインズ様だからできたことかもしれませんがそれをテレビでやるのは描写が難しそうですね。
2024.04.02
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書籍の感想です。今回は「デルフィニア戦記外伝 大鷲の誓い」です。デルフィニア戦記外伝 大鷲の誓い【電子書籍】[ 茅田砂胡 ]デルフィニア戦記の本編はリィが自分の世界に帰って終わりを迎えたわけですが、その外伝となります。最初の数十ページを読んでいる間、本編の後日談だと思って読んでいました。知っている登場人物は出てこないので、誰がどの人の息子なのかなとか想像しながら読んでいたのですが、これは前日譚ですね。バルロとナシアスの出会いと二人の友情がどう育まれていったかという話です。本編ではバルロとナシアスはそれぞれ大きな騎士団を預かる団長で、仲も良いのですが、身分に大きな隔たりがある二人がどうやって言わなくても分かる、言葉で言っている以外の言外の意図を正確に把握できるほとの関係を築けたのか、そんな話です。本編ではナシアスはウォルと一緒にパラストに捕まったとき、敵を欺くためにバルロにデルフィニアを見限ったという手紙を送ります。しかしバルロはそんなことはお見通しで、ナシアスが自由に動けるように散々ナシアスを罵倒した内容の返信を送るのです。それを読んでナシアスは「バルロに意図が伝わった」とむしろ安堵するのでした。そんな関係は単に仲が良いという言葉では表せません。身分などに関係なく、お互いがお互いを思いやり、過ごしてきたからでしょう。少年時代に孤独だったバルロには大公爵という身分を全く忖度することなく良いことは良い、悪いことは悪いと言ってくれるナシアスは本当に得難い存在だったのでしょう。そんな二人のことがよくわかる物語です。
2024.03.30
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書籍の感想です。今回は「イース2 異界からの挑戦」です。【中古】ライトノベル(文庫) イース 異界からの挑戦(2)【中古】afb一応、前巻の「イース」と続きという感じです。前巻がゲームのイース、イース2を題材としているとのことで、今回はイース3からインスパイアして作られたものとのことです。私はイース3は全く知らないので、どこまでベースとしているのか分からないですが。まあ、この小説ではアドルの息子が活躍します。息子は父親と同じ名前です。アドルJrということですね。で、プロローグで爺さんが語るときにアドル父の活躍とアドル息子の活躍が後世ではごっちゃになっちゃったという設定となっているので、ゲームのイース3の主人公はアドル父なのでしょうね。そんなアドル息子が父から受け継いだ魔法の品々とともに異界から来た不思議な存在と戦います。とはいえ、終盤までアドルは誰が、何が敵なのかよく分かっていません。心にあるのは父親の消息に関わる情報を得ること、友となったドギを助けること、村で出逢ったエレナの憂いを取り除くことです。その想いを糧にアドルは前に進んでいきます。アドルはそこまで卓越した剣技があるわけではありませんが、姿を消すペンダントや暗くても見通せるメガネ、一瞬で遠くまで移動できる靴などを上手く使って、知恵と工夫で難局を乗り越えていくところは楽しいですねー一度大失敗して、時間を巻き戻す指輪を使うシーンも面白いところです。あれは魔法なのか、それとも科学なのか・・・基本ファンタジーなのですが、宇宙船らしき物が出てくるので、あの指輪は科学の産物なのかもしれません。ラスト、ラスボスはあっさりと倒されちゃいます。あっさりすぎる気もしますが、ボスのところまでの奮闘する姿を描きたかったのかな。
2024.03.27
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シレン5のプレイ日記です。不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス今回はハンターの池です。初回は29階までと比較的浅いです。ハンターの池はアイテムが落ちておらず、敵を倒した際のドロップのみとなっています。その分ドロップ率も高くなっているのでそこはまだ良いのですが、問題は「池」とあるようにすべての階が池ステージとなっています。なので、合成の壺を割るのも面倒な上、27階以降のギャドン、キラーギャザー、ゲドロ、イヤスギカッパなど水を越えてくる敵が相当厄介です。2回29階で倒されてしまい、その後何度か挑戦してやっとクリアできました。武器 カタナレベル4+4防具 鉄の盾レベル5+8腕輪 保持の腕輪池であることを最大に活かせるのは飛びつきの杖によるワープですね。なので終盤に備えて何本も用意していたのに上手く行く時はあっさり上手く行くもので、一度も飛びつきワープは使わずにクリアできちゃいました。その代わり、場所がえの杖で階段の近くにワープしたりなど、普段はあまり使わない杖が活躍した感じがします。クリア報酬は回復の腕輪でした。
2024.03.27
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書籍の感想です。今回は「上流階級 富久丸百貨店外商部4」です。上流階級 富久丸百貨店外商部(4) [ 高殿 円 ]破天荒な外商、鮫島さんが活躍するシリーズです。この本を読んでいると、ビジネスは理屈だけではないなと改めて感じます。利があっても、結局は相対するのは人だから、情も少なからず大事。情という言葉が違和感あるなら、信用と言っても良いかもしれない。今どきネットで何でも買えます。それこそ、上流階級でお金がいくらでもある方であれば。そんな方に百貨店で買っていただくためにはどうすれば良いのか、鮫島さんのやり方は「信頼を得る」ということなのかなと思います。例えば息子の結婚の相談、子どもの受験の相談、著作権を侵害された芸術家の訴訟の相談、親から独立してスタートアップする女性起業家の相談、こんなのは本来外商の仕事ではないのかもしれません。相談に乗っても物は売れないですからね。でもそれは無形の力となり、お礼に何か買ってくれたり、信用の置けるお友だちを紹介していただいたりなど巡り巡り百貨店の、そして鮫島さんの成果となって戻ってくるのです。そんな頑張っている鮫島さんにも部下が二人付き、さらには合併先から鮫島さんの能力を使い倒そうとする厄介な上司が現れます。慣れないメンターの作業に戸惑う鮫島さん。でも悩みのレベルかが違うなあと感じます。部下との関係性、親密度がどのくらいかを意識した上で「この位のことは今なら聞いても良いかな」などと悩む鮫島さんは流石優秀な営業部員だと感じます。さらに上司は美魔女と恐れられる優秀な女性管理職。鮫島さんに次々と社内の打ち合わせに引っ張り出します。疲労困憊して倒れそうになって、上司の意図がどこにあるか悟るのでした。上司は合併相手からの刺客とも言われており、鮫島さんが失敗すればそれも良し、成功したらその成果は上司のものでもある、というわけでとちらに転んでも美味しいという状況を追い込まれていたのでした。そんな中、鮫島さんか選んだものは・・・面白かったです。ラスト、お客様がお店を貸し切って1億円使って買い物するというスカッとする話もあって爽快感もあります。
2024.03.26
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書籍の感想です。今回は「メイデーア転生物語2 この世界に怖いものなどない救世主」です。メイデーア転生物語 2 この世界に怖いものなどない救世主 (富士見L文庫) [ 友麻碧 ]急に4人目の守護者になってしまったマキア。しかしマキアは悪評高い紅の魔女の末裔です。周囲の目は厳しい。特に厳しいのは守るはずのアイリで彼女はマキアを悪の魔女認定をしていて、いつか裏切ると考えていています。そんな中、青の道化師という精神魔法を得意とする魔術師が現れて、マキアがなぜ急に4人目の守護者に選ばれたのかが明らかになります。何とか撃退したものの国の筆頭魔術師が倒れ、それが北の帝国の仕業だと分かります。アイリは自分の考えに固執し、筆頭魔術師が倒れたのも、マキアが裏で糸を引いていたと主張する始末です。マキアはついに自分が前世で田中愛里の友だちだった小野一華だと打ち明けます。この世界がアイリの想像の産物ではなく、現実のものであり、何でも思い通りになるわけではないことをわかってもらえるのかなあ。それにしても、合間に描かれる魔法の授業は楽しそうです。食べ物に含まれる魔力量を測定して報告するポテトレポートや4つの魔石を集める探索型ミッションなど、授業であり、かつ、魔法使いが学ぶべきことって感じですねー最後に、マキアってやっぱり紅の魔女そのものなのかなあ。となるとあの人が白の賢者なのかなー
2024.03.22
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シレン5のプレイ日記です。不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス一度50階でクリアしたのですが、今度は99階を目指してチャレンジです。で、結果ですが、クリアすることができました。武器 コハルモエモエ+83盾 螺旋風魔の盾レベル5+16このダンジョンはダンジョン内でNPCを仲間にすることができるわけですが、やはりコハルが最高です。一撃で倒すと経験値が上がるという特性とも相性が良いです。コハルに出会えた上に螺旋風魔の盾も手に入ったのがかなりラッキーでした。しかも持っていないカブラギの剣と使い捨て刀もゲットできてウハウハです。まずはこれらの装備を鍛えたいと思います。おコンも回復してくれたり、敵を眠らせたりとなかなか便利なのですが、HPが低くて、すぐに倒されてしまい、安定しません。小次郎太は遠距離攻撃できるのでまあまあ強いですが、HPに関係なく敵に向かって行くのでこちらも安定しません。結局、武器にしておけば死ぬ心配がないコハルが安定します。
2024.03.21
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書籍の感想です。今回は「不思議カフェNEKOMIMI」です。不思議カフェ NEKOMIMI [ 村山 早紀 ]律子は可もなく不可もなく、という感じのまあまあ平和な人生を歩んできました。両親のように世界で活躍することはなかったし、ものすごく幸せというわけではなかったけれど、猫と暮らした時間は楽しかったし、仕事も頑張ったし、近所の人と交わす会話にも幸せを感じていました。そんな律子はある日体調を悪くして亡くなってしまいます。しかし、死の直前、猫の魔人(魔猫?)が現れて、律子を輪廻から外れた存在にすることができると言うのです。そして律子に人を幸せにする魔法が使えるようにしてくれます。律子は空飛ぶ車に乗り、様々な町を巡りながら、人々を見守るのでした。そしてたまたま出会った人、人ではない者に関わらず優しい魔法を掛けてあげるのでした。洪水でお婆ちゃんのお雛様を無くしてしまった女性、子どもの頃に山間の学校で妖怪が友だちだった男性、戦国時代に逃げた先に亡くなり、後に守り神として崇められた姫様とその従者。そんな人々との優しいお話です。お話としては悪くないのですが、ちょっと冗長な印象を受けました。一つ行動するとそれに対する思いとか、関連する話とかがかなりの分量盛り込まれているので、テンポが遅いと感じることがありました。丁寧に描いているとも言えるので、好みもあるかと思いますが。
2024.03.19
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シレン5のプレイ日記です。不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス今回は「至高への挑戦」です。switch版のシレン5だと至高への挑戦という名前ですが、前はファミ通からの挑戦状という名前だったみたいですね。さてこのダンジョンですが、1階から強い敵が出る上に倒しても経験値が入らないという鬼仕様です。なので逃げるしかありません。やりすごしの壺ってあんまりメリット感じずいつもは捨てちゃうのですが、このダンジョンでは頼れるものがこれくらいしかありません。(杖や草も出ますが、数が少ない)しかも食糧がなかなか出ない。餓死しそうです。レベル上がらないので、基本即降りです。厳しいです。初回は10階までなのでクリアできましたが、99階なんてクリアできるのでしょうか。クリア報酬は「新作の壺」というアイテムです。図鑑には登録されないのがちょっと残念ですねー
2024.03.17
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シレン5のプレイ日記です。不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス今回は運命神の裏庭です。一撃で倒すと経験値か多く貰えるという仕様のダンジョンです。矢などで弱らせて一撃で倒すという事だと思っていたのですが、どうやらダンジョン内で仲間が見つかるらしいです(最初から仲間の同行は不可)なので、どの仲間が加わるかは運次第なのですが、今回は序盤でコハルが仲間になってくれたので、コハルを武器にしたことで、ガンガン一撃で倒せるようになってすすめることができました。というわけで50階までをクリア。武器コハルモエモエー+24防具獣の盾レベル6+10炎減少、サビよけ、HP+10クリア報酬は伝神盾日ノ出(超ボロボロの盾の最終形態)2回目からは99階ですが、99階を目指すならコハルをもっと育てないと苦しいですね。
2024.03.17
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シレン5のプレイ日記です。不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス波乱の岩場をクリアしました。武器 朱剛石剣レベル7+13会心、かなしばり、浮遊特効、ドレイン特効、ドラゴン特効、金属特効、植物特効、魔法特効、HP+10盾 イチゼロレベル6+19爆発減少、サビよけ、魔法ダメージ、ダメージ経験、満腹度回復、盗み守り、所持金守り、にぎり守り1回目だから50階までなので、一度安定すると比較的楽でした。装備もマックスまで育てきる前にクリアしちゃったのでサブ装備につけていた印を付けられませんでした。50階前でも楽に敵を倒せるので、育てても良いのですが、47階あたりで突発モンスターハウスに巻き込まれて怖い思いをしました。高飛び草で逃げられたのですが、無理せずクリアを急ぎました。クリア報酬は「称賛に値する盾」でした。使い捨ての板の最終形態なので珍しいと言えば珍しいのですが、もう持ってるのでちょっと残念でした。
2024.03.16
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書籍の感想です。今回は「デルフィニア戦記 第四部 伝説の終焉6」です。デルフィニア戦記(第4部 〔6〕) 伝説の終焉 6 (中公文庫) [ 茅田砂胡 ]本来はこの世界に存在していてはいけないリィ。やはり女性の姿で居続けることはリィとしては本来ではないと感じます。ルウの力を借りれば元の姿に戻ることもできます。しかしそれでは世間が納得しません。ウォルは許すと思いますが、ウォルと同じくらい好ましい「男性」がいて、彼は王に頭を下げないと言ったら、反乱の種にしかなりません。女性で、妃という立場だからこそ、妃殿下として褒めそやされたのです。だから、ルウといられればどこでも良いリィですが、ウォルに迷惑をかけないためには帰るしかなかったのです。ゾラタスの息子を打ち取り、パラストに壊滅的なトラウマを与えて、中央平原から戦火を絶やすことができたのでした。戻ったら、また会える可能性はないに等しい。それを承知で、それでもゼロではない可能性を信じて再会を約束して、リィは旅立つのでした。おしまい。楽しかった♪
2024.03.14
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書籍の感想です。今回は「デルフィニア戦記 第四部 伝説の終焉5」です。デルフィニア戦記(第4部 〔5〕) 伝説の終焉 5 (中公文庫) [ 茅田砂胡 ]王位を捨て、自由戦士となったという体で飛び出してきたウォルですが、目指すはリィが囚われているボナリス城です。随伴するのはリィの異世界での友ルウと人間としての人生を取り戻したシェラの二人のみ。自由戦士ということは自由である同時に不自由でもあるわけで、自由にどこでもいける反面、兵隊を集めることはできません。なので、3人で向かうことになるのですが、3人で城を落とすことなんてできるのでしょうか?当然普通の方法ては無理な訳で、ルウが不死であるという特異体質を発揮し、さらにはリィが本気を出してボナリス城を粉々にしちゃいます。二人が別世界の人々であるという証左をまざまざと見せつけられて形です。さて、二人の活躍でリィの救出に成功したわけですが、それだけで終わらないところがこの小説の良いところです。怒ったゾラタスが大軍を率いて攻めてきます。何度も反則技を使うわけにはいかず、今度は野戦でタンガ軍と戦います。追いついてきたバルロ、ドラ、イヴン、ナシアスらの活躍で、圧倒的小勢ながら互角に戦います。もっともそれはリィの怪異を見た周辺住民が神の怒りを恐れて、デルフィニア軍に協力してくれたことも大きいです。小勢が大軍と戦うなら、地の利を活かすしかありません。そんな時、地元民の知識は非常に大切で、地形を把握して、適切に罠を仕掛けることができたのです。そして、ルウの怪しげな能力も相まって、仕掛けた夜襲は大成功!ついに・・・次の巻が最終巻ですが、リィは残るのか、帰っちゃうのか、気になりますねー
2024.03.13
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シレン5プレイ日記です。不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイスモンスター集会所をクリアしたので、今度は波乱の岩場にチャレンジしています。wikiによるとモンスター集会所の高難易度版とのこと。モンスター集会所はモンスターハウスの階が決まっていたので、対策立てやすいけど、こちらはいつモンスターハウスが発生するかわからないから難易度高いということですかね。一階が大部屋モンスターハウス固定なので、そこを生き延びて装備を揃えることが前提のようです。自分も弱いですが、敵も弱いので、囲まれなければ何とかなります。さて、順調に進んで20階まで来たのですが、モンスターハウスでアイテム使いながら何とかほぼ敵を倒すことに成功。アイテム集めていたのですが、持ちきれなくなり、巻物を読んだら敵加速の巻物で、魔術師とオヤジ戦車を遠距離で加速させてしまうという致命的なミスでした。逃げ切れずダウンです・・・草、巻物共に低層でも危険なアイテムが出ることに気を付けないといけないですねー
2024.03.12
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書籍の感想です。今回は「猫を処方いたします。」です。猫を処方いたします。 (PHP文芸文庫) [ 石田 祥 ]ずっと読みたかった本をようやく読むことができました。yuが懸賞に応募して、この本と次作がセットで当たりました♪何たる強運。で、感想ですが、面白かった。その病院(?)に心の不調を訴える患者が赴くと、聞いているのかいないのか、よくわからないけど、猫が処方されるのです。「猫を10日間処方します。飲みきってくださいね」なんて普通に言われます。アニマルセラピーというわけでもなく、猫は自分の思うまま過ごすわけですが、なんとなく気持ちが前向きになったりしちゃうわけです。まさに「猫が良く効いたみたいですねー」という感じです。これはまさにNNNと同じ匂いがします。NNNとはネコネコネットワークという組織で猫による猫のためのネットワークで猫同士で情報共有しながら、その猫に適したお家を見つけていくための組織(?)です。猫自身は自由気ままに過ごしているわけですが、そんな子が人の救いになるのだとしたら、お互いのために有益なことであり、猫のニャアニャア可愛い声に騙されているわけではないのです。NNNからの使者 あなたの猫はどこから? (ハルキ文庫) [ 矢崎存美 ]また、猫を処方された人の救いになったという点では迷犬マジックに通じるところもあります。マジックは迷子で一時的に誰かに飼われて、犬の散歩とかによって生活習慣が変わったり、新たな人との繋がりができたりして、そしてマジックは満足したかのようにまた出ていってしまうのです。そう、今回のお話のように処方期間が終わった猫を返すように。迷犬マジック (双葉文庫) [ 山本甲士 ]別にパクリとかそういう事を言いたい訳ではなく、どのお話も好きということです。言うまでもなく、動物を飼うには覚悟が要るので、犬も猫も凄く好きなのですが、飼ったことはありません。でも、だからこそ、そんな覚悟を乗り越えて、動物を飼う決意をするお話はとても好きです。ちなみに本作はこれだけではなく、ちょっととぼけた医者と澄ました看護師には何やら謎があるようで、話しぶりからするに二人はやはりアレなのでしょうか。ということは2巻ではあの人が救われるのですかねー
2024.03.12
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シレン5の日記です。不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイスモンスター集会所に挑戦してみました。名前から難しそうなイメージを持っていたのですが、wikiによると難易度は低めとのこと。実際、2回目で99階までクリアできました。そうひドラゴンバスター+393方向、会心、ため、サビよけ、混乱、かなしばり、封印、目つぶし、水棲特効、浮遊特効、ドレイン特効、金属特効、植物特効名盾聖隕鉄甲+19炎減少、サビよけ、魔法ダメージ、ダメージ経験、満腹度回復、盗み守り、所持金守り、ついばみ守り、HP+10、にぎり守り、一の位防御気配察知の腕輪攻撃は良いのですが、守りは痛くて大変でした。また畠荒しの上位種は持ち物を雑草で弾き飛ばしてくるんですね。完全に忘れてて、呑気に攻撃しに行って、背中の壺を割られてしまいました。回復を背中の壺に頼っていたので、回復アイテムがなかなか手に入らす大変でした。またゲンナマイズのいる階は即降り、という言葉の意味を理解しました。催眠術にやられて復活草食べちゃった時は泣きそうでした。アビスドラゴンの遠距離炎は厳しいですが、ドラゴンバスターが効果絶大でした。ラスト99階のモンスターハウスですが、モンスターが5体くらいしか出てこないラッキーに恵まれました。これなら、温存しておいたかなしばりのつえで縛りまくってクリアできました。クリア報酬はVIPの腕輪でした。
2024.03.10
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書籍の感想です。今回は「処方箋のないクリニック」です。処方箋のないクリニック [ 仙川 環 ]仙川さんの作品です。タイトルから処方箋がない→薬がない→薬に頼らない治療と思っていたのですが、ちょっと違います。薬がないのはその通りなのですが、総合内科と銘打って、各種相談事をじっくり聞く、というスタイルの科になります。最近の病院は忙しいです。医者も忙しい。それもそのはず、同じ診療報酬貰えるなら、少しでも早く診察を終えて、一人でも多くの患者さんを見たほうが、病院経営からすれば良いわけです。青島総合病院の理事長の柳司は経営手腕が確かで人気の病院に変えたのです。人気になれば患者も増え、さらに有望な医者のスカウトも容易になります。しかし兄の倫太郎は合理化に傾き過ぎていることを危惧します。自分に経営の才能はないから、柳司に任せたい。しかし、じっくり話を聞いてもらいたい患者さんもいるはずで、自分はそういう患者に寄り添いたい。そんな思いで、総合内科というよろず相談所を解説します。そんな倫太郎のお話ですが、倫太郎は普通に優秀な医者で、薬を毛嫌いしているわけてはありません。患者の現状、悩みなどをじっくり聞いて、聞いた上でアドバイスするというわけです。だから、ステロイドで効果がしっかり出ている方には盲目的に毛嫌いするのではなく、正しく使うことを勧めたりします。一緒にに働いているナースのミカちゃんも自由奔放にやっていてとても楽しい職場のようで素敵です。サプリ、DNA鑑定、血圧、民間療法などで悩む方々の相談に乗る姿は素敵ですね。もつと続きが読みたい〜って思いました。
2024.03.09
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書籍の感想です。今回は「作業厨から始まる異世界転生」です。作業厨から始まる異世界転生 レベル上げ? それなら三百年程やりました [ ゆーき ]作業厨という言葉があるのですね。「やり込み」と同義なのかな?やり込みの上位互換って感じか。現世で作業厨と化していた男性が異世界へ転生させられてしまったわけですが、半神という無限の時間が与えられた存在として転生しました。初めはおっかなびっくりでしたが、慣れてきたら魔法も物理攻撃も、そしてクラフト、錬金術と何でも修練を重ねて、数百年の歳月をかけておよそあり得ないレベル、ハイクラスの数々のスキルを得ることとなります。ここまでずっと森の中で誰とも会わずに暮らしてきました。そしていよいよ人の世界へ。人との関わりが苦手な彼は果たしてどんなことを巻き起こすことになるのでしょうか・・・全属性の魔法が最上位まで使え、物理攻撃も達人クラスなので、無敵すぎですね・・・軽く読めるのは良いですが。
2024.03.07
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書籍の感想です。今回は「デルフィニア戦記 第四部 伝説の終焉4」です。デルフィニア戦記(第4部 〔4〕) 伝説の終焉 4 (中公文庫) [ 茅田砂胡 ]好事魔多しとはこの事ですかね。前巻で艦隊戦で圧勝し、戦局を盛り返したデルフィニア。このまま地上戦も好転させていきたいところでしたが、タンガ(実際にはファロット)の策略により、騎士団員1000人が捕虜となり、その人質交換としてリィが捕虜となってしまいます。薬を飲まされ、流石に身動きできないリィにレティシアの手が伸びてきます。そんな中でもシェラは過去を清算し、ついに「人」となることができたのです。さて、リィを救わないといけませんが、タンガから言われることは分かりきっています。タウの割譲です。しかしタウは自治を認めた事で、協力関係を築いているのであり、国王であっても、ウォルが割譲を決めることなどできるわけもありません。しかしリィを救いたいウォル。そんなウォルにとってはむしろ色々なものが足枷です。そんな彼が取った突飛な行動とは・・・なかなか面白いですねーそうこれこれ、ウォルだよねーちなみに前世界の心の友であるルウがきた事で世界は大きく変わっていく事になるのでしょうか。ルウとリィが出会ったとき、二人が本気を出した時、世界は同じ形を保っていられるのでしょうか・・・
2024.03.06
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シレン5の死線の回廊の成功記録です。不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス苦労に苦労を重ねて、やっとクリアしました。どうたぬき+123方向、会心、サビよけ、炎飛ばし、混乱、かなしばり、封印、睡眠、目つぶし、水棲特効、浮遊特効、一つ目特効、ドレイン特効、金属特効、魔法特効、HP+10、LVダウン、HP1、基本値+3、連続攻撃隕鉄の盾+29ハラモチ、避けアップ、サビよけ、催眠無効、魔法ダメージ、盗み守り、所持金守り、ついばみ守り、HP+10、LVダウン、金食い防御、昼強化、一の位防御透視の腕輪盾が29まで育ち、金食い防御、昼強化、一の位防御のおかげで防御がかなり安定しました。また地味ながら攻撃を受けた時にモンスターのレベルを下げてくれる不幸の種の効果も良かったです。攻撃はかまいたちと会心でかなりのダメージを叩き出すためそこで安定したのですが、超不幸の種のHP1と炎飛ばし、連続攻撃は相性が良く、かなり助けられました。攻撃時のレベルダウンは今まで与えていたダメージも初期化されてしまうので、良し悪しですねー90階の迷路でデブーゴンの20固定ダメージはかなりキツイ。ここで何度も背中の壺を使いました。あと、90階台でラビに呼ばれて、バクと握りに囲まれる展開と大変でした。やはり動かずが欲しいところ。一度倒されて復活草で戻って、予防の巻物を読んでから何とか倒しました。クリアはしたのですが、元々のお目当ての螺旋風魔の盾とカブラギの剣は手に入らず。ガラスの剣の6段階目であるオレヤスソードが手に入ったのは良かったですが。もう何回か挑戦してみようと思いますが、まずはクリアした余韻を楽しもうと思います。
2024.03.03
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