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お掃除のエジプト人については以前に少し触れました。
ヨルダンにはエジプトやエチオピアからの労働者もたくさん来ています。ヨルダンそのものがリッチな国ではないので、出稼ぎ労働者の稼ぎなんてたかが知れています。朝から晩まで働いて彼らがもらえるのは、1ヶ月150-200JD (3万円前後) といったところでしょうか。家族を置いてきている人もたくさんいます。
彼らがありつける仕事は、ヨルダン人のやりたがらない仕事。いわゆる3Kといったところです。
アンマン市内の掃除も大抵エジプト人の仕事です。こんな風にオレンジのユニフォームを着て、朝から晩まで勤勉に働いています。彼らのおかげで、アンマン市内の道路は比較的きれいに保たれています。
こうしたお掃除のエジプト人を見ると、「こんにちは」「お疲れさま」と声をかけたくなりますが、アラブ人のこと、下手に声をかけると「気があるのかな」と誤解されてしまいます。なので、声掛けは心の中でだけ。
さて、増加する外国人労働者を懸念する声も出てきています。ヨルダン人の仕事がなくなる! という不安からです。でもこうした外国人労働者がいなくなると、誰が3Kの仕事をするのでしょう。プライドの高いヨルダン人が絶対行わない仕事をしてくれているのですから。
ここ数年の急激な物価上昇のあおりをまともに受けているのは、こうした出稼ぎ労働者かもしれません。お給料は上がらず、生活費だけうなぎのぼり。「働けど、働けど、わが暮らし楽にならざり。じっと手を見る」という石川啄木の世界がヨルダンにも。
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