foot001
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
毎年この季節に注目される「全国高校サッカー選手権」の地方大会の出場校数が、ここ何年も、減ってきていて寂しい。 もちろん「高校サッカー」は「高校生のサッカーの全て」とはとてもいえない。 サッカー界では、サッカーをする高校生が、「高校のサッカー部」に属さず、或いは興味を持たず、Jリーグクラブのユースや、有力地方クラブのユース、企業クラブのユースなどに属して、プロサッカー選手を目指したり、サッカーを楽しんだりしている。それが、日本サッカーの日本の他のスポーツと大きく違う点でもある。 主な原因は少子化だが、高校スポーツ大会として最大の甲子園野球の場合は、部員の人数は減っても、全体の出場校数は減っていないようだ。これは生徒数が減って存続が危ぶまれる田舎の高校でもなんとか部員をそろえて、野球大会にだけは出場しているためらしい。地方の地域にとって夏の甲子園大会の県予選に地元の高校が出場し、一応全国大会に向けての権利がある試合が行われることは意地になっても出場しつづける意義があるようだ。 ところが、サッカーの場合は静岡や埼玉などのサッカー所と呼ばれる地方以外は、最初に述べた理由で、「地域に押されて意地でも大会に出場」などという状況にはなっていない。 近くに都市がある市町村では特に、サッカー少年はバスや親の送り迎えによって、サッカークラブに属して汗を流しているようだ。有力でハイレベルなサッカークラブに属したいという選手の要望は理解できるが、「文化としての大会」という点では、サッカーはまだまだ日本国内に置いて後進なのではないか。 私としては、天皇杯の県予選が夏に行われるとか、高校生ユース年代だけの大会があらたな枠組みとして、地方において、もっと県民誰もが注目できるようなレギュレーション・大会制度、枠組みに作り変えられるべきではないかと思う。 単純に、全国高校サッカー選手権大会にクラブユースも出場させるなどということではなく、時期や、リーグ戦との枠組みの兼ね合い、地域の健康センターとの定期的な合同練習を行うことの義務化など、「地域文化としても広がりを重視した、ユース年代のサッカー大会」というものを考えるべきではないだろうか。
2010年01月04日
コメント(2)