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タイトルの『母の恋愛』はメインではない。父母の離婚によって、母がフルタイムで働かなければならなくなったため、長男の「ちはる」が母親がわりに双子の弟たちの面倒を見たり、家事をすることになる。離婚の原因をつくった父をちはるは恨んでいて、弟たちが父に会いたがる気持ちが理解できない。また、父方の祖父を心配する母の気持ちも理解できない。「家族にはいろいろな形がある」という母の言葉。母が結婚、出産、離婚を通して強くなっていく姿は本当にすごい。それに対して、父のはっきりしない態度はイライラする。父の再婚相手が飲み屋で知り合ったタイ人というところも、ちはるの高校のクラスメートが再婚相手の連れ子というところも、今時かな・・・まっ、いろいろありますははのれんあい(1) [ 窪 美澄 ]
2021.09.29
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もっと早く読んでおけば良かった。中学生までに読んでおきたい本ですね。1970年代、西ドイツの作家の作品。「時間泥棒」がブラック企業や自民党に見えてきた。児童書も侮れません。大崎梢『本バスめぐりん。』の中に毎回『モモ』を借りる女子中学生が描かれていたので、読んでみたくなって、借りてきました。当時の日本は高度成長真っ只中。資本主義社会に時間を奪われ、体も心もすり減らしていることに誰も気がつかなかった。マルクスの「資本論」につながるところがあるかもしれない。モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 [ ミヒャエル・エンデ ]
2021.09.22
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新型コロナ第3波の頃の長野県の病院の話。クルーズ船の患者の受入れから始まった新型コロナの治療。呼吸器内科の専門医師もいないまま治療を始めて1年経った。発熱外来を駐車場に作ったが、車が渋滞するほど患者が来て2時間待ち。コロナ患者だけでなく膀胱炎で発熱している人や虫垂炎で苦しんでいる人も外で待たされる。驚いたのは高齢者はコロナ感染して肺炎になっても投薬や酸素吸入だけの治療で回復しない場合は看取りになり中等症のまま死亡するのです。毎日、陽性者が何人、その内重傷者が何人、死者が何人、と報道されているので、重症の人が死亡するのかと思っていました。ところが、重症者とは高齢者以外で人工心肺装置やエクモを装着してICUに入っている患者さんのこと。だから重症者を受け入れていない病院も大変なんです。現場の医師の作品なのでとてもリアルです。臨床の砦 [ 夏川 草介 ]
2021.09.15
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入院中に何が楽しみかって、三度の食事です。ホスピスで最期を過ごす女性のお話。入所者のリクエストで思い出の「おやつ」を出してくれる。余命を宣告されたらホスピスで過ごすのもいいな。でも、そこに至るまでの苦悩は想像を絶するものだろうな、と思う。最期に美味しいものを食べて死ねたら、しあわせだな。ライオンのおやつ (一般書 212) [ 小川 糸 ]
2021.09.10
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今の若い人は「生きること」をこんなにも真剣に考えているのかな?中年から老年に差し掛かった私なんかは、生きづらくて大変だろうな、と思ってしまうのです。読後感はもやもやっとしてます。夜景座生まれ [ 最果 タヒ ]
2021.09.08
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