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ふりかえるほどのことなくふるごよみ 風子
2022.12.27
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えんしゅうのおときくかいうかな 風子 白いカラー(海芋)ほどシンプルで清純な花は他にないこの花のいわれの一つに清純無垢な修道女の襟というのがあるこの花の祈りのイメージとは真逆の戦さの演習の話は控えたいがそうはいかない自衛隊の基地のある我が街では今日も演習のヘリが飛ぶなんだかんだといいつつ頭上のヘリの音は戦さを身近に感じざるを得ないチコちゃんじゃないがぼ~としてはいられないこの歳をして…いやこの歳だからこそ
2022.05.30
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ごんぎょうのあとはしずまるふゆざしき 風子 扁額に無量寿とある冬座敷 風子田舎住まいゆえ昔はなにかとひと寄りがあるため改築の際いくつかの和室を設えた北側の座敷は仏間のようなもので朝夕の勤行と孫らが来たときに使うくらいで今の世 まず使用することがない冬の朝の座敷は冷たい空気が張りつめたようで身も心も引き締まる扁額の「無量寿」は知人の書家に揮毫してもらったもの無量寿とは仏語で限りない命という意味「阿弥陀如来」の意訳だそうだ仏壇があって無量寿の扁額があって阿弥陀さんの部屋のようなものでありがたい話だおお さぶっ!なんて言うてはおれぬ
2021.12.09
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2021.12.06
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ひたひたとあしおとせまるじゅうにがつ 風子 今日からもう十二月あっという間に新年だ別にどうってことはないのに十二月ともなると己が足音にさえ追っかけられているような氣がして急かされる
2021.12.01
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ひたひたとあしおとせまるじゅうにがつ 風子 今日からもう十二月あっという間に新年だ別にどうってことはないのに十二月ともなると己が足音にさえ追っかけられているような氣がして急かされる
2021.12.01
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ひややかやノブをまわせどあかぬドア 風子 予告なしの異変には面食らう人間と同じで年月を経ればなんでもガタが来るあたり前のことなんだけどなぁ
2021.09.25
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ほしものをいそぎとりこむゆだちかな 風子
2021.08.03
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すごもりでみをよせあってかんにいる 風子 昨日は二十四節気のひとつ小寒 暦の上では寒に入ったわけだが寒さもいよいよ本格的コロナ感染拡大も収まる気配なしだし治療中の病院に出かけたり本当に不要不急のこと以外は家に巣ごもりしている以外ないまた寒波が列島を覆うようで大雪のようす大変な歳になりそう
2021.01.06
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かきのみをたわわにのこしふゆにいる 風子我が家や近所の柿の木にはもう実はない種類が違うのか少し離れた山里ではこんな景色も見えたまだしばらくは秋の景色なのにもう 暦の上では立冬だって
2020.11.08
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とうこうのこらにぎわしくがくのはな 風子
2020.06.13
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みずげんかのちのちまでもかたりぐさ 風子田の水を叩いて怒る水喧嘩 石井いさお水喧嘩、水盗人は夏の季語農家ではないので直接の関わりはなかったが潅漑の整備が十分でなかった子供の頃稲作百姓にとって命である田水が不足のときにはルールを破って自分の田に多く水を引こうとして堰を切ったり止めたりするものがいたいわゆる我田引水の由来となる水盗みだがそれを防ごうとする水番との間で争いが度々起きた水喧嘩は先代、先々代まで遡っての激しい口論になってあそこは代々の水盗人やとよく耳にしたのを覚えている都会ぐらしのひとはもとより田舎でも今は水利も整備され農業の構造も大きく変わったからウソのようなはなしでいずれこんな季語も消えるだろうが大変なことが繰り返されてきた米づくりに纏わる労苦の歴史は忘れないでおきたい
2020.05.28
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コロナかのまちとはむえんたみずひく 風子いつもの風の小径を下っていくと子供のころどんどと呼んでいた川(農業用水路)がある歴史を遡れば370年も昔旱魃や不作に苦しむ農民を救うために藩命による大工事によって延長13キロに及ぶ灌漑用水路を築いたという記録がある鮒やハエ釣りやうなぎ、ナマズ捕り蛍狩夏には唇が紫色になるほどの水遊びに日暮れるまで過ごした僕らの遊び場のひとつでもあったどんど土地改良で多少様相が変わったとはいえいまも昔の面影を残しており感慨深い今は遊泳禁止になって居るうえにスティホームで子供らの姿はないがどんどは昔と変わらずに今も滔々とながれる4月の20日から始まったどんどの通水だが上流に位置するこの辺の田んぼはこれから取水し代掻きに入る稲作に欠かせない水おてんとさんとともに水ほど大切なものはない
2020.05.17
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ぶらんこにコロナいるかときいてみる 風子当地ではいま新型ウイルスの感染者数45名で落ち着いている模様連休に入り近くの児童公園には親子連れの姿は見られるが遊具の使用自粛措置はまだとられてないとは申せ遊具で遊んでいる様子は窺えない接触感染を気遣ってのことだろうぶらんこといえば志村喬だ黒澤 明の不朽の名作「生きる」「ゴンドラの唄」を歌いながらぶらんこを漕ぐシーン今も思い出すと涙してしまうこの時節揺られることなく粛然としているぶらんこに腰を掛けてみると複雑な気持ちでかなしくなる
2020.05.01
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はるのゆめつづきのはてはおとしあな 風子金のなる木に少しだけ花が咲いた貨幣価値はなくても潤う気持ちにはなる今夜は早く寝ていい夢でもみるかそう思って昨夜は寢に就いたが訳の分からない夢を見続け挙句の果てに落し穴に落ちて眼が覚めたかような夢は凶事の良くない知らせだとかいうそんな占いは信じない私だが心理学的にも不安や警告など深層心理が働く良くない予兆だといわれると昨今心身ともに結構疲れているし不安材料も多いからなでもこの歳まで生き永らえた効用で知恵も度胸もついていて狼狽たえてはいないコロナ危機だって1,2週間がヤマだといわれても世界の様子見ててウソつけと思っていたしこの期に及んで緊急事態宣言を出して 1ヶ月の辛抱だ頑張って下さいとお上が言おうが1年は辛抱しなきゃ収まるものか、と腹をくくってはいるのだけど…ストレスは貯まるよネエとは言ってもお陰様でありがたいことにいくら外出自粛といわれても仕事で出なきゃならんという身ではないし不要な外出をしなきゃおカネも使わなくていいのだからネガティブにならないようになるべく笑って過ごしからだを動かすようにして人様にご迷惑を掛けないようにしましょまた いい夢でも見えるように
2020.04.15
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はなびえのがらすどたたくあめのおと 風子暮らしの買い出し以外に出かけるところがなくなって来て部屋にこもる日が多くなった今日は冷たい雨気も沈むまだ夫婦の会話があるだけ感謝せねばならないが訪れる人もなく電話もないと人とのコミュニケーションの大切さがとてつもなく身にしみてわかる気ままに生きるというのは気遣いは忘れず、かつ余計な気遣いもせずということなんだと勝手に思っているが自由を縛られてはどうしようもないましてや会話の減った日常は辛い窓ガラスを叩く雨音を独りききながら明るい屈託のない日常にはやく戻りたいと願いここは辛抱して不確かな明日に望みをつなげたいと思う
2020.04.12
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おやじらをしのばんとさくらもちかう 風子
2020.03.23
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けんそうのまちにせをむけはるんみず 風子
2020.03.01
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ろうさいもひらくにやさしかがみもち 風子鏡開き 正月にお迎えした年神様に供えた鏡餅 今日はそれを開いてお帰り頂く日だというかつては固くなった鏡餅を小さくするのは大変だった刃物は忌み嫌い割るというのも忌み言葉として避け小槌で叩いて砕いた今どきはパック詰めが出回っていてパックの底を開くだけで小餅がコロコロ出てきて鏡開きも楽になった小豆粥でいただいた
2020.01.11
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まちのひはまだねむりたるさむきあさ 風子電車通勤で仕事に行くときは大抵一番電車だった暗くて寒い朝 駅まで10分ほど必死で自転車を走らせた駅前の自転車預かりのおばちゃんはいつも店の前で私を待っているようにして自転車を引きってくれいってらっしゃい!と声をかけてくれ駅舎に駆け込むのを見送ってくれたものだ仕事も 先の見えない毎日にも悩む日もあったし夢なんておよそ抱ける日々ではなかったけど電車に飛び込むと 車内は早やほぼ満席で同じように懸命に生きている人達が多くいると思い前向きに頑張らねば思ったものだった何十年も前のはなし今じゃ こんな時刻に自転車で走るなんてとても無理や
2019.12.17
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ふつかめがうまいふたりのおでんなべ 風子冷え込んでくる夕餉はおでん鍋がいい特に煮込んで二日目が美味しいいっぱいやりながらの鍋は心まで温もる
2019.12.03
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カレンダーめくればきゆるじゅういちがつ 風子
2019.11.30
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やむともをみまうきんろうかんしゃのひ 風子
2019.11.24
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さんぱつもひさしくゆかずふゆのはえ 風子昨日に比べ今日はやや暖かい街路樹の剪定があちこちで行われている来年に向けてさっぱり刈り取られ清々しいべつに羨ましくもないがもうすでに散髪屋の手を煩わすほどでもなくなって久しい禿頭の老いぼれはじっと枝先を見上げているのみだ
2019.11.21
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ゆくあきにさよならしてもごじゅうかた 風子昨夏から年を越して一年秋を送ってもまだ肩の痛みがとれぬ五十肩だと医師はいうが別の医師は別に治療中の頚椎の病いの所為だという一方はせっせと肩を動かせという一方は寿命が来たら治まるとにべもない
2019.11.10
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しゅうこうをおえしわだちにてんのみず 風子秋耕とは刈入れの済んだ田を耕し明くる年に備える作業だが牛馬に変わって機械によるこの頃のことこんな微笑ましい轍の跡も見られいい塩梅の雨が恵みの雨の様相をみせている近ごろはこのあたりでは裏作もあまりみられず一帯が寂寞とした風景になるただいま地域の文化協会の文化祭の最中で実行責任者の一人として連日会場に詰めているためコメントへの返信などご無礼していますご容赦願います
2019.11.03
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けさもまたりょうてにはなやあきみょうが 風子茗荷の花のことを秋茗荷という毎日のように沢山とれるトッピングにする程度では消費できないので梅酢漬けや甘酢漬けで貯蔵することに…ところで 子供の頃茗荷をたべるとバカになるとよく言われたあまり好きでなかったから好都合であったでも、この話は真っ赤なウソだそうだいまさらどうでもいい話だがそもそもはお釈迦様のにまつわる話釈迦の弟子で物忘れのひどい男がいて自分の名前すら忘れるのでお釈迦様は木の名札=茗荷を首に下げさせたがそのことさえ忘れるほどであったというその弟子が亡くなってのち墓から生えて来た草を茗荷と名付けられたことから茗荷を食うとバカになると言われるような言い伝えが生まれたのだだそうな子供の頃茗荷は好きでなかったのでちょうど都合がよかったのだが近頃茗荷には頭にいい成分があることが判明集中力や記憶がよくなる?前頭葉の働きに効果があるのだという今更どうでもいい話だがいい香りの旬の恵みには感謝する日々である
2019.10.06
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2019.09.27
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ゆあがりの」ねまぎにそえしあきうちわ 風子
2019.09.14
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