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ご報告!販売休止しておりました「鞨鼓セット」の見本が上がってまいりましたのでお知らせいたします!!お問い合わせいただいておりましたお客様方には大変長らくお待たせいたしまして、申し訳ございませんでしたつきましては4月25日より見本品の展示およびご予約を天理本通店にて受け付けさせていただきます。最寄にお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください
2013.04.22
奈良を元気にしよう!tetsudaブログ「日々ほぼ好日」様6月10日付の記事に当社の雅楽演奏者派遣活動の取り組みが紹介されました!詳しくはコチラ↓ http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/0318ade8ada9bfdba4519c32059c67de鉄田様、大変詳しく載せていただきまして、ありがとうございます!こちらのブログは、奈良にとことんこだわった情報を配信しておられるブログです奈良に興味のある方には、特にオススメの記事が満載の内容です!是非一度、ご覧ください
2012.06.12
より便利でオトクに雅房でお買いものしていただくため代金引換での商品お届けの際、クレジット・デビットカードでお支払いいただける「コレクト お届け時カード払い」に、対応いたしました!↑詳しくはコチラ お手持ちのカードでのお支払いですので、金額に合わせてカードポイントが付くほか、 決算方法も一括、分割、リボ払いが選択いただけます。なお、代金引換は30万円分までのお買いもの時にご利用いただけます。 ぜひ、ご利用ください!
2012.04.09
鵜殿の葦(よし)で作ったお箸だそうです。「店舗販売用に」と、知り合いが置いていってくださいましたはじめ「ヨシで作った箸!」と聞いた時は、ストローのような穴あき箸を想像してしまいましたが…葦を粉々にしてプラスチックと混ぜているようです。持ってみると葦製という想像以上にずっしりときます ローマ字で「UDONO」と書かれていますせっかくなので「UDON」食べ用の箸にしよーかと思います鵜殿のヨシ保全活動にも一役買っているこの商品は、一膳税込420円店頭にて取り扱っておりますm(_ _)m
2012.04.05
諸事情により前HPの使用が不可能になり、お客様方には大変ご迷惑をおかけいたしました。当社は株式会社化により新規にHPを立ち上げるに至りました。お客様方には大変ご迷惑をおかけいたしますが、これからも末永く雅房をご愛顧くださいます様、よろしくお願い申し上げます。新URL→www.gabow.co.jp
2012.02.11
装束に使う図柄で、似たような家紋を探そう 二回目です今回も、みなさん一度は見たことある図柄です※この記事は歴史的見地や、由緒ある「いわれ」等は全く調べず、単純に「わぁこれってそっくりぃ」的な空気でアレしたものですので、有識者様によります激しいツッコミ等はお控えください ↑五ツ葉木瓜紋 (織田信長)木瓜紋自体は、さまざまなバリエーションがあるようですが、上記の紋=信長ってぐらい有名な紋です。そのため、上の紋には「織田木瓜」の別名がついてるようですもちろん、この紋は装束でもよく見ますよね呼び方は違いますが... ↑袍 刺繍「かの紋」は、舞楽装束の袍によく入ってる見る機会の多い柄ですほぉらそっくりぃ...ってゆうか、そのものズバリですよね... コレ... 余談ですが、雅房の楽所幕には↓「かの紋(織田木瓜)」が入っています。この幕を、お部屋四方の壁にはりめぐらせればアラ不思議タイムスリップして、信長の陣中に居るような気になれますっ(多分…) あっちなみに楽所幕のお値段は、4間(7.2m)×1間(1.8m)で、76,000円ですっ
2009.12.05
冬です!!(あれぇ?)流行語2009トップテンに「歴女」が入る昨今、Mも只今戦国武将にハマってたりします中でも、家紋のデザインとかは見てて飽きませんねぇというか、雅楽でもよく見る、似たようなマークが多くあるからかもしれませんが…ちょっとおもしろそうだと思ったので、似た文様を集めてみました。※なお、この記事は歴史的見地や、由緒ある「いわれ」等は全く調べず、単純に「わぁこれって似てるぅ」的なノリでアレしたものですので、有識者様によります激しいツッコミ等はお控えください ↑五七桐紋 (豊臣秀吉、足利尊氏 他多数)桐は、鳳凰の止まる木として神聖視されていたらしく、雅楽の装束にも大変多く見られます。代表的なのは↓ ↑鳥甲 桐紋 ↑襲装束 下襲襲装束の半臂や下襲には、フチの生地もふくめて、たあくさんついてます。 (ま、鳥甲の紋は、イカつい形の鬼桐紋ですが…)他にも太平楽太刀の蒔絵についてたり、牟子の柄に指定されてたりとまあ…あ あげたら「きり」がありません… … …… 装束では特に見ることの多い紋です
2009.12.03
前回でも少しご案内しましたが、撥をご紹介します↑こちらが、鞨鼓セット付属の撥です。Mの個人用撥とならべてみると……うーん やはり少々太いですねぇまあ、好みの問題や、慣れの問題もありますし太くて重い!と言いましても、大体の方には許容範囲ではないかと思います 素材は硬度には定評のある「黒壇」を使用していますので、多少鉄枠に撥が当たったぐらいでは折れませんっ!(この辺は太さの恩恵でもあります)さらには、片撥の際も、立てる撥側を「折れるんじゃないかぁぁ…」とドキドキすることなく 思う存分腕の重みをかけれそこそこ重いので「三の鼓の撥わすれた!」等の有事の際も反対向ければ代用可能ですっ!ウソですが… まあ…メチャクチャ言ってますが「これはこれで、慣れてもらえば、アリなんじゃないかな~(゜∇゜)」って感じの出来栄えです
2009.06.08
前回ご紹介させていただいた「オリジナル鞨鼓」ですが多くのお問い合わせをいただき、ありがとうございますとりわけ多く質問いただいたものを中心に、こまごまとした所までブログ内でご紹介できればと思っています。1:鼓面フイルム… ではなくて牛皮を使用しています。この鼓面の革にも諸説あるようでして、「雄牛のものがよい」とか「背側、腹側を分けて用いる」やら「雄牛のものと雌牛のものを使い…」はては「実は羊の皮」と明記されるものまであるようですま、今回は一般的に多く用いられる牛革で、左右同じに張っています。左右の音の高低は、紐の締めで調節いただくほうが無難かと思いまして…この革、それっぽい音はするのですが、少し厚みがありまして反発力が結構あります。そのため、通常の鞨鼓の撥(細くて軽いもの)では撥がはじかれて太刀打ちできませんですので付属の撥は、少し太い目で重い目に作っております。こちらを使っていただくと、反発力の強い鼓面が逆に幸いして、打った後の「コンコロロ」(なんていうんでしたっけ?あの撥転がすヤツ…)が容易に、それっぽく打てます。 余談ですが、「太平楽、鞨鼓」の「必殺! 左右5連打!!(ごめんなさい名前忘れました)」も、この鞨鼓なら結構簡単に打てます。「反発力強い目」 による恩恵ですかねぇ
2009.06.04
春です こちら奈良では桜がものの見事に、 満面で、満開で、もう~、真っ盛りです(≧∇≦)折角ですので、私Mが個人的にお勧めする、奈良の桜絶景スポットをご紹介します!(興味無いとかいわないの~)↑佐保川河川敷地元では結構有名なのですが、佐保川河川敷の桜です。この桜、川の両岸に並んで咲いているのですが、驚くべきは歩けど歩けど、どこまでも続く、その桜並木です!市の中心部から、数キロ先までひたすら桜並木が続きます。(さすがに並木の終わりまで歩いたことありません…)↑奥に見える若草山夜は市の中心部はライトアップされますが、Mのお勧めはやはり晴天のお昼間!花びらがはらはら散って、それを川の水が運んで、水面は真っピンク…と、「なんかこんな川で舟楽できたらさぞ優雅で楽しいだろうな~」なんて考えながら歩くのがお勧めです! まっ、実際 舟楽やるには、水深浅すぎて無理でしょうがネ…
2009.04.08
工場の奥に大切にしまわれていた人形です。ついつい撮ってしまいました… どうですかあ?つっこみどころ満載のこの写真!! 皆様も、一度間違い探しのつもりで御覧ください きっと新しい発見がある!! … …はずです
2009.03.21
はいっ!3月です!ぼちぼち皆様方も春の演奏会のご予定等雅楽を演奏するのが待ち遠しい時期になってきましたね(≧∇≦)こちら雅房の工場のほうでは大事件が……パソコンがぶっ壊れました!ええ… 工場のです…ある日突然…パソコンの画面に緑のスジスジが横方向にダーッてでまして…すべてのボタン操作をうけつけず、電源ボタン5秒押しの強制終了をしてその後もう一度立ち上げたのですが、画面が真っ暗になってフリーズして、それっきり… 旅立たれました(;∇;)/~~ま、まあだからと言って、2月丸々ブログを飛ばしたことへのいいわけにしよーと考えてるわけではありませんがあ、(゜∇゜)パソコン壊れたこともす、すこーしは影響してるんですよーということを言いたいわけでして…ささんがつはがんばって ブログ書いてきます…あ、ちなみにパソコンは2週間ほどで元気になってもどってきました♪
2009.03.02
遅くなりました!太平楽の肩喰のご紹介ですうぅ(嬉涙)基本的には帯喰と同じ素材、色付けですが、何より肩喰は見た目が肝心!細部のディテールまで(勿論着付けたら見えない顎下にまで!) 徹底的にこだわって作りましたっっp(´⌒`q)特に上顎やら巻毛のラインったらもう~(≧∇≦)天理本通店舗では、随時展示させていただいていますので お気軽にお立ち寄り下さいませm(_ _)m
2009.01.31
ハイッ!来ました~! 太平楽装束第二弾ですっ!(b^ー°)今回は『帯喰』が出気上がってきましたよ~まあ 何はともあれ 画像をご覧くださ~い♪どうですかあ?(^O^)いい感じじゃないスかあ?テンション上がって思わず写真とりまくっちゃいました(^_^)v面相、形は画像の通りですが『帯喰』は使用用途も考慮して 今回は耐久性に特にこだわりましたっ!何といっても帯喰の上から紐できつ~く締める部位ですから まずは耐久性を第一に、ついで軽量化もお~ という考えの末行き着いた木材を使用しています!見た目と実用性を兼ね備えた、いい出来に仕上がったんじゃないかと思います!1月25日から27日の間、天理本通店で展示させてもらいますので、 興味をお持ちの方はぜひお立ち寄りください!明日は肩喰をご紹介します!
2009.01.23
受験シーズンまっ盛りです(≧ヘ≦) 思えばMも数年前の今頃は、はちまきシメて頑張ったものです♪この時期"から"といいますか、この時期"だけ"でしたがネ...(結果は言わずもがなっス...)やはり日々のたゆまぬ努力が何より大切と、実感しましたねぇ...受験生をお持ちの親子様方は毎日気が気ではないかと思いますそこで!そんな皆様に雅房が自信をもってオススメする受験必勝グッズ!是非お役立て下さい!パンパカパーン!発表します!(^O^)『老懸(おいかけ)』そう!舞楽の冠の横にくっついてるあのピロピロです!(^o^)//"""パチパチ"""これを頭頂部から顎下まで、内側に捻りながらしっかり結んだら準備完了!適度な締め付けと不快感が眠気をブロ~ック! 「前しか見ちゃダメ♪」と言わんばかりのあの形が装着者の集中力を倍増させます!素材は高級馬毛を漆でガッチガチに固めた本物思考!肌触りがたまりませんっ!!お値段は、な!なんと驚きの1万円ポッキリ!(@_@)! これでお子様は合格まで脇目もふらずにまっしぐら!大変お買得ですぅ!!あの... 次は真面目に 書きます...から... ブログ...
2009.01.17
HPやチラシやらでご案内させていただいてから早数ヶ月、『いつ出来んの?』とのお声もチラホラ聞こえる『太平楽装束』ですが…ついにっ!(ようやく?) 一部の商品が出来上がって来ましたっっp(´⌒`q)『魚袋』写真では解りづらいかも知れませんが、マスターの告知通り 塗料には本物志向の顔料(岩絵の具)を使用しておりますので、かなり雰囲気よく出来上がっています取り分け特筆点はなんといっても軽さです!!!装飾性はともかくとして、舞うには,ただただ邪魔で重い以外の何物でも無かった魚袋を新素材を使用し、耐久性を確保しながらも可能な限り軽量化することに成功しました!(^o^)//"""パチパチ"""未だ他のパーツの出来上がりには少し時間が掛かりそうですが、準備出来次第随時お伝えしてまいりますo(^-^)o
2009.01.10
本年も皆様の益々のご健勝を心よりお祈り申し上げます。また、雅房も変わらぬご愛顧を頂けます様工場スタッフ一同、よろしくお願い申しあげます。さて、トップページでもご案内させて頂きました通り、本年の新春特別セールは右方の名曲、納曽利とあいなりました~(^O^)(^o^)//"""""""(^O^)どうですかぁ?皆様の予想は当たりましたかぁ?…ってか 抜頭と全然関係ないやん…との皆様のツッコミ、よ~く解りますです。反省してますゴメンナサイm(_ _)mま、まあ別にじぇんじぇん関係なくはないんですけどね…若宮おん祭では抜頭(左)の番舞として納曽利を舞われますし(もっとも曲名は落蹲になりますが…)両方とも右舞で裲襠装束で走舞ですしぃ…あ~下手な言い訳はさておき、人気ある曲であることは間違いないはずです!!この機会をお見逃しなく!是非貴団体様のレパートリーに加えて頂けます様、よろしくお願いしますm(_ _)m
2009.01.07
お正月です!雅房では来年も新春特別セールを予定しております!! 詳しくは来年元日以降のHPをご確認下さいませいや~思えばこの数ヶ月、セール商品の調整に右往左往…粉骨砕身…苦労しましたf^_^; しかあし!!このセールをご期待下さっているお客様の為ご納得頂ける価格と商品を準備出来たと社長及び社員一同自負しております(T^T)!お客様皆様方には、年に数回の舞楽装束お買得機会です!是非この機会をお見逃しの無いようよろしくお願いいたしますm(_ _)mえ?商品は何かですって? 残念ながらそれは来年元日のお楽しみ♪ヒントは…今年はたしか(抜頭)でしたねェ… ということは来年は……!!!……
2008.12.26
皆様年賀状はもうお書きになりましたか?此方では25日のトウカンに向けて作業がすすんでおります雅房では毎年陽マスター&ひろママがデザイン&文面を手がけて下さっています今年は鼠年でしたので 舞楽(林歌)の装束をモチーフに 舞楽図の絵を入れた、大変綺麗な年賀状を作ってくださいましたさて、来年は牛年です。 Mも年賀状に使う何かいい題材はないかとマスター達のお手伝いよろしく雅楽の資料を探します。 装束に牛が入ってるとは言わないまでも舞のいわれなど探せば一曲ぐらいありそうです♪えっとぉ…牛… 牛… 牛…無え~!!!(」゜□゜)」そもそも精錬可憐な雅楽におっとりのほほ~んな牛を題材にした楽などあるはずありません!それでも ここで投げ出してはイケナイと さらに調べます牛… 牛… 牛… 牛…ん~これはどうだ~『鞨鼓』…であったが 近年では鼓面に牛皮が使用される。奏法には…『太鼓(楽太鼓)』…寸の太鼓の胴に鞣した牛皮を鋲で止め打ち…楽器か~い!(」゜□゜)」しかも革部のみか~い!!(」゜□゜)」!!とっ…取り乱してしまいましたが実は舞楽のなかで 牛とつながる舞が 一つだけあるのです!!『打球楽』打球楽…たぎゅうらく…たぎゅう(牛)らくぅぅ…お後がよろしいようでm(_ _)m
2008.12.23
速いもので今年ももう数日で終わりですねェ… 師走の言葉を聞いて思い出すことがあります。 大学時代に大変お世話になりましたS先生のことです。 この先生、師走よろしく歩くのがメチャクチャ早い方でして まるで走っているかの様に歩かれます!? 我々学生(当時)はお供するのに息切らせながら必死で歩き(走り)ますが 追いつかないこともしばしばです。▲ロシア土産のマトリョーシュカですそんな先生のお供でロシアに雅楽演奏旅行にご同行させていただいた時のこと… 忘れもしません 次期も丁度今頃の12月でした。 ロシアの首都モスクワと言えばこの時期当然一面まっちろです(T.T) マイナスん~℃の世界の中 雪に慣れていない大阪出身の私他数名を尻目に 凍結したツルッツルンの路面or数十センチ積もった雪の中を何事も無かったかの様にチョ~速で歩くS先生… 異国の地で先生からはぐれれば正に命の危機と楽器と荷物両手に必死で雪かき分け走る私他数名… 雪積もってんのに!路面凍結してツルッツルンなのに!S先生転ぶこともせずスイスイ先に歩かれる(゜∇゜)なんでこんなに歩くの速ええんだと!加減してよと!全身雪だらけに成りながら思いだしましたええ…忘れてました… S先生、北海道旭川出身で、凍結や雪なんか慣れっこだったってこと Mは師走と言えば、極寒の中汗だくになりながら異国を走りまくったのを思い出します…
2008.12.22
奈良の12月と言えば特に雅楽をする人にとっての一大イベントといえばやはり春日若宮おん祭ではないでしょうか?毎年12月15日から18日にかけて執り行われるこのお祭り中でも見所は17日の舞楽5番、10曲でしょう。学生の頃からおん祭には何度か見に行かせて頂きましたが当時は未だ寒さとの戦いの方が先決で目の前に繰り広げられる独特の世界観美しい装束等には中々ふれにく…というかあまりの寒さに必死でカイロ握りしめてたことしか覚えてませんでした…ごめんなさいm(_ _)mこれではイケナイと今年は防寒装備も完璧に(今流行のウォームビズ装備です)還幸の儀(かんこうのぎ)までは見させて頂こうとの決意を固め、行かせて頂きました。やはり、ぺーぺーのころに観るのと歳を多少なりとも重ねてから観るのとでは感じ方が大分違います!神様に御奉納される舞楽ということで雰囲気というかなんというか空気間?が普段私が目にするものとはまるで違う!中々言葉では表現し難いのですが私の数少ないボキャブラリーの中からあえて捻り出すとすると「厳かに、粛々と、」との言葉が正にピタッと当てはまる感じです。松明に照らされた舞楽と楽に、吸い込まれる様な感覚さえ覚えました…おん祭、また来年も行かせて頂きたいと思います。
2008.12.18
陽マスターから何度かブログ内でご紹介いただきました工場担当のMです。このたび陽マスターにお願いしてブログを載せて頂くことをお許し頂きました。タイトルにGree○○nのアルバム名を持ってくる通りそこそこ若いMですんで大変つなたい文面だとは思いますが日々巻き起こる雅房工場内の悲喜こもごもを余す所なく皆様にお伝え出来ればと思います。 どうかお付き合いの程よろしくお願いいたします。あっ!少なくとも ひろママよりは長く続けれるように頑張りま~~す(笑)
2008.12.16
陽マスターです。当Webショップ開設以来楽琵琶のさらに上位器というのはないのですか?というお問い合わせを時々頂戴していました。大変お待たせしましたが、近く新登場する楽琵琶DXを一足早くお披露目です。表面です。裏面の槽は深いあめ色を湛えています。ハードケースは別売りです(ソフトケースは付属品)知己を得ている雅楽団体の先生方の指導を受けながら時間をかけてよりご満足のいくを追求し続けてまいりました。ショップホームページ登場をお楽しみに。
2008.10.28
ある雅楽団体様からのお問い合わせの中で蘭稜王正絹唐織装束セットの面を早く見たいとのご要望がございました。ちょうどお面の最終仕上げ品が届いた日に!なんと勘がよいのでしょうと思いながらとりあえず写真を撮ってメール添付でお送りしました。木彫り、動眼、金箔押しの雰囲気が伝わればいいのですが。正面動眼部裏面そのご返信です。「陵王のお面の写真ありがとうございました。 通常のお面だと高価でなかなか手が出せませんので、雅房さんでお面のレパートリーが増えると嬉しく思います。」まもなくホームページ上でもご覧いただけるよう制作中です。他のお面も次々に登場の予定です。お楽しみに。
2008.10.25
ご無沙汰の陽マスターです。最近雅房Webショップのトップページにいろいろバナーが追加されています。いちばん大きい反響をいただいているのがスケルトン篳篥です。9色もあって好みの色が選べるのが楽しいということも、もちろんあるでしょうけれどもいろいろな色をまとめてお買い求めいただくケースが目立ちます。満遍なくいろんな色をご注文いただいているのです。きっと、練習に来られる生徒さんにとって他の人のと紛らわしくないという実用性が大きいのかも知れませんね。そして、太平楽装束。雅楽専門誌の折込でこのチラシをご覧になった方もいらっしゃることでしょう。木村社長にとっては長年の夢へのチャレンジです。「ぜひお作りなさい」の声に励まされ、各方面の意見を聞きながらここまでリーズナブルで、ここまで本格派はない!と燃えています。新春には一揃い完成の予定です。興味のある方には制作進行状況もお知らせしています。同時進行のビッグニュースが他にもありますのでブログの更新も頑張っていきたいと思っているところです。
2008.10.24
女性の伶人の方から女性用楽服について海松色の直垂にはちょっと抵抗があるのですがみなさんどうされていますか?烏帽子はどんなものを合わせておられるでしょう?というご質問がありました。オリジナルな楽服への志向は実は女性に限らないのですが雅房にはそういったご相談が花盛りの感があります。もちろん、ちゃんと対応していますよ。狩衣を楽服にされる方のご注文が最近多いです。狩衣の生地で直垂をお作りすることも今では珍しくありません春の色の組み合わせか、秋色の組み合わせ色の好みもさまざまです。烏帽子は正絹立烏帽子の人気は相変わらず高いですが雅楽団体様によりで高烏帽子と決めておられるところもあるようです。その一方では、海松色の楽服を颯爽と着こなしておられる女性の方が多くいらっしゃいます。思わず心の中で「かっこいい!」と拍手してしまいます。男女混成のグループでは半分近くを女性の方が占めておられることが、いただくサイズ一覧などからもわかります。男女同じものを着る音楽グループというのも考えてみると世界的にも珍しいのではないでしょうか。飾り紐で結構おしゃれな雰囲気もかもし出しています。袖先の露紐をつけることも出来ます。優れたユニバーサルデザインとしての直垂の地位は不動といえるでしょう。
2008.09.02
以前メールのやり取りを当ブログで紹介させていただいたN様から初めて白の狩衣を着けて(神楽笛の)演奏しましたと嬉しいメールです。衣装を付けるとちょっと気分が大きくなったような感じがして緊張よりも、なんだかありがた感の方が強かったそうですよ。北京オリンピックの水泳の水着も北島選手のコメントを聞いていても多分メンタルな部分の方が大きいような気がしているのですが着けるものによって気分が全然違うというのは分かる気がします。いつもは着物で演奏されていたのを初めて狩衣と烏帽子姿を披露されたようです。祝時と弔時どちらの機会もある演奏環境とのことですがどちらかといえば弔時の演奏機会のほうが多いそうで布衣のような目立たない装束の必要性も感じておられるようです。
2008.08.14
申し訳ないなと思いながら送料のご案内を一部改訂させていただきました。差袴と烏帽子の特別価格品にこのコーナーの商品は特別価格のため申し訳ございませんが、クロネコ便の最低限の送料を全国一律で頂戴いたします。とご案内しています。が、これまでは「但し他の商品と同梱の場合送料無料」としていました。この但し書きを外させていただきました。原材料の高騰で吸収しきれないと、工場のほうから悲鳴が大きくなってきたためです。陽マスターも、ひろママも通販が大好きです。送料には敏感です。他に何か買ったら送料が無料になるならどうせ要るのだし、これも買っとくかという消費者心理、よくわかります。なので、当店の商品、よほど採算割り込みが無い限り送料無料が多いのです。自分達も通販の消費者という目線を失わないように「同じ値打ちのものを送料を含めて比べれば やっぱり雅房だね」といっていただけるよういっそうがんばりたいと思っています。
2008.08.09
昨夜のなら燈火会、いつもながらの幻想的な光の海。静けさの中に華があり、繁栄があるという奈良の夢を象徴しています。10年目のなら燈火会継続は力なりといいます。この10年のうち3年も雅房が参加しているということ自体微々たるものではあるが“継続は力なり”の再生産がなされているのではないかと思えたりして。昨夜のなら燈火会雅房のブース。県庁前燈火の市テント群の一角襲装束人形とノートパソコンのモニターに映し出されている舞楽の映像と雅な音色が目印です。ぶらっと冷やかしてみてください。雅房ブースはは10日日曜日まで出しています。
2008.08.08
雅房の「なら燈火会」出展は今年で3年目。今年は本日8月7日から、木、金、土、日(10日)までの4日間。場所は昨年と同じ県庁前です。▲昨年の出展風景県庁前に物産テントが集まった「燈花の市」があり、そのなかの一つなのだけどおトイレに行きたくなったときにも便利なので位置を書いときましょね。県庁前ど真ん中の信号から奈良公園に入っていくと「燈花の市」のテント群があるのですぐ分かる。トイレは右手すぐのところです。猿沢の池側からだと五十二段の階段を登って奈良公園に入るとすぐ右が国宝の興福寺五重塔。五重塔と東金堂の間の道を東へ東へ真っすぐ行き車道を一つ渡ると「燈花の市」の行灯が見えてくる。入っていくと右手が「燈花の市」、左前方がトイレ。いつもネットでチェックしていただいている雅楽グッズ類を手にとってご覧いただけます。燈火会にお出かけの節は冷やかしてみてくださいませ。
2008.08.07
ちょっとは期待していたのだけど巫女舞・浦安の舞を目の前で観ることができた。この前から準備の様子を何回か書いてきた小学生の古代の染物体験イベントを大神神社の大禮記念館をお借りして開催したのだが参加者60数名の安全祈願を拝殿(重文)で行っていただき祝詞のあと浦安の舞を披露していただいたのだった。神主さんによる歴史講座まであり鎮守の森を初めとする森の木が地球温暖化のなかでいかに貴重な役割を果たしているかを分かりやすく話してくださった。陽マスターとひろママも参加している森と触れ合う市民の会の「鎮守の森を観にいこう会」などの活動への評価もあってのことみたいだった。▲直会(なおらい)のお神酒も一しずくずつ 子どもたちには学業成就祈願の絵馬の授与があった午前中は安全祈願のあと班別の子どもたちと引率スタッフが広い神社の境内を駆け回って樹木オリエンテーリング。二つのポイントで歴史クイズもあり楽しみながら植物と歴史のお勉強。歴史ポイントの一つは大和三山が見晴らせる展望台。眼下の纏向遺跡を見ながら1800年くらい昔の卑弥呼の頃はこのあたりに日本の都があってそれから400年くらいたった1400年前くらいには天の香具山の向こうに見える飛鳥のほうに都が移っていったという話に子どもたちは聞き入っていました。午後からは古代の人がどんな染物をしていたかの体験です。山藍の緑、クチナシの黄色で草木染をしました。▲あらかじめスタッフが採集してきた山藍▲今風の遊び心が感じられる作品も大嘗祭の小忌衣(おみごろも)の模様も古式に習って山藍の緑が用いられているとか。ただ、小忌衣は使った後焼いてしまうのが慣わしなので明治以前のことはよく分からない。もしかすると山藍の根を使った藍かもしれないというところまで文献を調べてくれたスタッフがいてほんと勉強になりました。
2008.08.04
夜になっても熱気が取れない今日この頃日が暮れてから神社へ湧き水を戴きに行きます。三輪山に降った雨が長年かかって地中で水脈を作り溜まった水圧で湧き出しているようで枯れるということがありません。その水脈から湧き出す地中の水音を聞く装置それは水琴窟ボクにはこの水琴窟を録音する技術が無いのでこちらでどんなものかご試聴くださいませ。※ページの一番下にある音符ををクリックすると 水琴窟の音が楽しめます。音を聞くだけで涼しいです。体の中に冷っこい水脈が流れているようです。神秘の音が心の琴線をつまびいてくれます。お近くに水琴窟があればこの時期の散策、おすすめです。写真の水琴窟は奈良・桜井、大神神社の摂社狭井神社にあります。湧き水である御神水(ごこうずい)も拝戴できます。
2008.08.02
昨夜の花火から一夜明けて雨戸を開けると小さなゴーヤの三兄弟が鉄棒しているみたいで面白かった。思い出したのが京都の田舎の小学校の頃鉄棒が出来なくて近所の子供どうしで教えっこしてくれた頃のこと。自転車にのれるようになったのも近所の子供たちのおかげだった。地域に深い絆があったのですね。お昼時、親がいなかったら他の家でそこの子どもたちと一緒に食べさせてくれた。ダイコンの季節なら、どこの家のおかずもダイコンばっかりみんな同じような暮らしをしていた。貧しかったけど、お祭りの晴れの日だけはみんなはしゃいでいた。その日のために着物の洗い張りなんかもしていた。昨日の夕刻の大神神社も浴衣カップルや浴衣地の甚平を着た子供たちで縁日が賑わってた。いいもんですねえ。日本のお祭りはこうでなくっちゃ。陽マスター、ひろママのような少し上の世代も和テイストのものを身に着けてそぞろ歩く遊び心というか心のゆとりをぼちぼち取り戻していい時代なのかも。などとおもいつつも昨夜は、8時に「ドドーン」と花火の大音響が響いてきたのであわててひろママと近所の公園へ。(↑ビールの350ml缶二つ持つのを忘れないのはさすがです)遠くからも車でたくさんの見物客がありそれぞれ見物の穴場に陣取っておられます。車のカップルも浴衣姿が多くなっているなと感じました。花火というのは江戸時代から祭りの華だったと思うけど花火にまつわる日常語のキーワード雅楽からきた日常語の豊富さと比べて、どうしてだろう。「線香花火」「打ち上げ花火」「大仕掛け」何かを形容するとき、あまりいい意味で使われることが少ないことばばかりが浮かびます。ま、又今日からは「ハレの日」と「ケの日」のコントラストをきっちりとつけて、何事も大仕掛けなことばかり考えず打ち上げ花火や線香花火で終わらぬように日々着実に精進するんだよ~花火にはそんな教訓があったりするのかも。
2008.08.01
大和桜井・おんぱら祭り宵宮祭陽マスターとひろママの地元、奈良の桜井では明日、おんぱら祭りの花火があります。ちょっと前までもらう団扇といえば寄付集めと共に配られる「祓」と染め抜いたおんぱらさんの団扇くらいだったのだけど今年はやけに団扇が堪ってますね。道行く人も宣伝にもらった団扇をパタパタやっている人がけっこう多いです。でも、「祓」の団扇にはなんとなく暑さを祓うパワーがありそうな気がします。綱越神社例祭(おんぱら祭)は7月30日・31日・8月1日の三日間にわたって行われます。▲大神神社ホームページより今日30日午後5時から、自衛隊音楽隊の市中パレードがあり引き続いて6時頃、おんぱら広場で「おんぱら音頭踊り」や自衛隊音楽隊の演奏会があります。陽マスターとひろママも自転車でちょっと見てくるつもり。巫女さんの御神楽は31日の午前10時からの例祭で。「神馬(しんめ)」が境内を三周する「神馬曳神事」もあります。また、お祭りの終わりに「茅の輪神事」が行われます。宮司以下全員が茅の輪を3回くぐりながら、古歌を唱えます。31日の午後8時からはいよいよ「おんぱら祭奉納花火大会」県下でも有数の規模であり、付近には大きな建物がないのでどこからでもきれいに見られます。なので、遠近からたくさんの人々が見物に訪れます。
2008.07.30
ますます暑くなってきた奈良では会う人ごとに「夏休みはいつですか?」と聞かれる。Webショップでは皆さんがお休みのときこそ書き入れ時。涼しい商品をい~っぱいご用意してご来店をお待ちしております。涼しい狩衣の在庫はOKなのですが、頭がいたいのは無地有職紋や地模様有職紋の仮衣の生地。狩衣、直垂のご注文、お問い合わせはうなぎのぼりで、とてもありがたいことですが、無地有職紋生地の入荷があまりなくてほんとに申し訳ございません。地紋入り有職紋生地でも、常に確保した倍くらいお申し込みです。▲狩衣で一反▲直垂上下で二反の生地が要ります。常にお申込みの倍以上は仕入れるように心掛けていますが人気の色柄ですと5~6反単位でしか入らないことが多くすぐ売り切れてしまうのです。どなたか、生地の産地で豊富に色柄を持っておられる業者さんをご存じないですかね。ずっと真剣に探しているのです。
2008.07.25
必要は発明の母なり「本日は土用の丑の日」というキャッチコピーも240~250年前に、コピーライターの大先輩でもある平賀源内先生が商売がうまくいかないうなぎ屋さんのために考えてあげたものだという。文学者でもあった源内先生は万葉集にある大伴家持の「土用の丑は鰻」の歌を知っておられたのであろう。陽マスターも子どもの頃発明家になる夢があったので小学校の図書館にあった偉人伝のなかでも平賀源内は大好きだった。取材で香川県に行ったおり平賀源内先生遺品館(香川県さぬき市志度)や生家も訪れたことがあるくらいである。源内先生が子どもの頃登って遊んだという松の巨木も健在だった。当店の木村社長もまた発明工夫が大好きな御仁である。舞楽装束など、本物志向のものをいかにリーズナブルに創り出すかにいつも燃えている。同じように燃えている人が会社にやってくると初対面なのにあっという間に10年の知己のようになってしまう。つい先日も、今から面白い人を連れて行くと連絡が入った。その人は瞬間衣文掛けのような雅楽公演時の楽屋で重宝しそうな優れものを持参されたのだった。長押とか窓枠と床(ゆか)の間に一瞬の操作で留められる突っ張り棒でありしかもたくさん装束を掛ければ掛けるほどてこの原理で丈夫な衣桁(いこう)の役割を果たす。それが写真の三脚を据えるより間単にできてしまうのでみているだけで楽しくなってくる。▲組み立てた状態▲装束を掛けた状態これは、お寺さんのニーズに応えて開発したものだというだけに公演時の楽屋だけでなく、納戸をクローゼットに使えるようにするとか一般家庭の収納道具としても結構使える気がする。これは当店で取り扱ってもいいかもしれないと見たとたん感じた。雅楽界で使うには若干の改良も必要かも知れないが近い将来当Webショップにも登場するかも・・・乞うご期待といったところ。土用の丑のうなぎのようにロングランのヒット商品となるかそれは陽マスターのキャッチコピーにかかっていたりして・・・源内先生にあやかって、我が家でも今日の昼飯はささやかながらうな丼にするとしよう。
2008.07.24
いやー、みなさん暑いですね。奈良だけ盆地だからよけいに暑い?いやいや、年々日本の夏は亜熱帯化しているような・・・もしこんな日に伎楽のお面の被り物をして踊るというようなことがあると大変だろうななどと思いつつつい見入ってしまうサイトがある。ココロを動かす日本の色よみがえった天平の舞踏劇、伎楽(ぎがく)。という特別企画サイト。先日山藍を使った青摺りの体験をしたと話していたらある方から教えていただいたのがこの asahi.com のサイト。2002年に東大寺で行われた大仏開眼一千二百五十年記念法要で盛大に上演された伎楽の、装束の復元についての詳しい話が出ている。このサイトに出ている記念法要時の、東大寺のとても華やかな写真をみてお寺のお祭りごともいいもんだなと思う。そのお祭りごととセットなのが伎楽というわけだ。伎楽のお面は先日いくつか見せていただいたのだが美しい色彩の装束や、小道具類はまだ観たことがない。写真を見ていると面は孫悟空のお話の猪八海の被り物なんかに通じるイメージがあるのかなと思える。装束の染めはちょっとやそっとではない凄いものが紹介されている。子どもたちの夏休み体験学習「古代の草木染にチャレンジ」イベントスタッフの事前体験としてわれわれのの青摺り体験は、山藍(緑)とクチナシ(黄)で行ったが白く残すところは割り箸を糸でくくったりして染め液に浸けるという単純至極なものであった。このサイトで紹介されている復元された古代の染色技術は「多色夾纈(たしょくきょうけち)」という途方もなく手間のかかる古代の染色技術の再現だった。天然染料の液の中につけて染めるのは同じだが模様を彫った厚い板と板の間に染める布をはさみ思いっきりきつく締めて挟みつける夾纈は別名「板締め染め」とも呼ばれるとか。どこに手間がかかるかといえば染液の色毎に、その色に染めない模様には栓をして染液に浸ける。乾かして次の模様に浸けたい色以外はまた栓をするという気の遠くなるような作業を繰り返すのだ。その染料の一つが藍なのである。その藍が古代は山藍だったとする説と色からいえばインディゴの蓼藍であるという説があるようだ。このサイトを紹介してくださった方もいろんな説があるようであなたと意見が違うかもしれないがという注釈付だった。いろいろ調べてみると万葉の頃の染物として藍色は山藍の根を使ったのではないかという研究をされた方もいらっしゃるので興味を持って試してみたのがこれ。山藍の根を日干しにするときれいな藍色の表皮ができた。すり潰して染めたりもしてみたが研究者の方が何十年もかかって積み重ねておられるものを一朝一夕に真似られるものでもない。古代人だって、いろんな草木染の染め方を試して究極の染め方として伎楽装束には「多色夾纈」という技術を結晶させたのだ。「先祖は偉大だなー」こんな思いを小学生に伝える役割を果たせたらま、いいかと思う。しかし、伎楽装束の染め方にまでふれることができて個人的にはいい勉強になったと思っている。
2008.07.23
先日予告しておりました涼しい夏生地の狩衣・直垂を当店ホームページにアップしました。いまや、楽服としてポピュラーになってきた狩衣。いつもたくさんお問い合わせをいただきながら生地の流通が少ないためなかなか思う生地を見つけて差し上げることができなくてもどかしい思いをしておりましたがようやくテトロン紗の有職紋夏生地の在庫が揃い涼しい夏を演出する狩衣・直垂のお仕立てを承ることができるようになりました。差袴(白、浅葱、紫)もあわせて承っております。狩衣と差袴の生地サンプルをお送りして上下の色のコーディネートを確認いただいたり「身長」と「ウェスト・ヒップ寸法」をおうかがいしてセミオーダーメードにてお仕立てしております。お気軽にご相談ください。
2008.07.18
この夏、小学生を対象に古代の染色で使われた山藍による「青摺」を体験してもらうイベントを行う。陽マスターもひろママも、スタッフとして参加するのでこの日曜日スタッフの事前体験に参加した。ひとつの役得だと思うが先日山藍が群生しているある場所に連れてもらったのだった。この山藍による青摺りは皇室の新嘗祭の伝統行事でもあるという。小忌衣(おみごろも:神事に従事するときに羽織る衣。巫女さんが舞うときに着ている白い上着もそのように呼ばれる)の文様は青草の汁をすりつけた「青摺」だと聞く。全然レベルの違う話ではあるが、伎楽の装束などにも青摺りが用いられたとか。非常に興味深い情報をいただいているのだけれど、本日は時間が無いのでこの続きはまたあした。
2008.07.14
狩衣の生地について、いつも多くの団体様、楽人のみなさまよりお問い合わせをいただきまして、有難うございます。なかなかご希望の生地を見つけて差し上げることができずフラストレーションがたまる状態で申し訳なく思っていました。▲唐花紋紗生地直垂製作例▲上唐花紋紗6色 下菊フセン紋紗6色今回、夏の狩衣・直垂用紗生地を多めに入手しましたので一足お先にご紹介します。夏生地につきましては十分取り揃えておりますので狩衣では初めてお買い物カゴを準備中です。近々アップの予定。プライスも乞うご期待です。
2008.07.11
国際雅楽フェスティバルのスタッフとして走り回っていた06年5月ごろから陽マスターも、ひろママも着ているのが当店で販売している雅楽Tシャツである。イラストと文字が何ともユニークというお客様の声をよく聞く。描いてくれたのは30代前半のイラストレーターMさん。子育て中のママさんでもあるのだが美大の頃の描きたい血が久しぶりに騒ぐテーマだったそうだ。今日も洗濯して干してある蘭稜王Tシャツを眺めながらいったい何回くらい洗濯しただろう? と考えてしまった。週一回丸2年とすれば100回、おそらく70~80回は洗濯しているだろう。ユーザーとして言えることは、それにしては形崩れしていない。丈夫過ぎるくらい丈夫なのだ。そのことに関連して実は先日あるお客様から貴重なご意見をいただきました。首が通りにくいのは伸縮性に問題があるのではないか?いわれてみれば、はじめはそうだったかもしれない。早く古いジーンズのようにいい感じにへたってくれるのを待っているんだけど、それは、まだだいぶ先って感じ。気長に着ていただければ味が出てくるのではと思っています。因みに今ブログを書きながら着ているのがこの安摩Tシャツ。子供用以外は黒しかないのですかというお問合せをいただいたりもしていた。そしてとうとう、この前代官山公演のとき見たけど赤や白のTシャツ、どうしてネットに無いのですか?というお尋ねをいただくにいたった。赤と白のバージョンを一部ご案内することにしました。今準備中ですのでしばしお待ちのほどを。
2008.07.10
雅楽体験とかで何度かこのブログでも話題にしてきた桜井・多武峰談山神社のふもとに清酒談山正宗の西内酒造場がある。NHKのドラマ「ダイヤモンドの恋」の舞台になった旅館といえば、主演浅野温子を見守る旅館の親父宍戸錠の顔とともに覚えておられる方もあるだろう。そこへ、ババ様の頼みで「土用粕」という酒粕を買いにいった。奈良漬用の酒粕として知る人ぞ知る酒粕で取り置いてもらわないとすぐ売切れてしまうそうだ。何でそんなに人気があるの?と思いながら付き合ったのだが現物にふれてみて理由はすぐわかった。こんな酒粕見たこと無いというか触ったこと無いのだった。「ふにゅふにゅ」な感触なのである。例えるならばミルクをたっぷり湛えたお母さんのおっぱい。まだまだ酒が絞れるほど柔らかく水分たっぷり。これだからうまい粕漬けができるのだといっぺんにわかった。粕漬けというのは、酒に弱い人が食べると顔が赤くなると聞く話も、むべなるかなである。桜井は伎楽のふるさとであると、この前書いたがおいしい素材で奈良漬ここにありと全国に知られる大切な裏方をも桜井が担っている気がした。そして陽マスターが感心したのは醸造場当主と奥様、おばあちゃままでが出てきておいしい奈良漬の漬け方を微に入り細にわたってうちのババ様に指南してくださったこと。いまでいう情報公開も昔はこんなフェイス・ツー・フェイスが普通だったのだ。わからなくなったら、いつでも電話していらっしゃい。雅房Webショップでもいま直垂や狩衣の着方をどのように伝えるかという情報公開の一つのテーマをかかえている。ダイヤモンドの恋の館の玄関先でふと浮かんだのがいっそのことWebで映像で観てもらうことができないだろうかということ。ひろママに相談するとユーチューブとかの動画をいつも観てるじゃないああいうのをやるんだと思えば、できなくはないよ。研究してみよっか!ちょっと面白い方向に歩み始めた気がする。
2008.07.09
うちの畑で社長の好きなトマトが穫れたのでひろママと差し入れに行くと土日でパートさんが居ない工場を使って楽所幕の紋入れの下ごしらえの真っ最中。限られた時間内に気が遠くなるほどの量の紋入れをしなければならないのだけどうれしい悲鳴をあげつつ何やら楽しそうです。寺社様や雅楽団体様から楽所幕のご注文があるということは夏秋の公演のために新調される。幕を張って舞台設営をされている様子が目に浮かぶとか。楽所幕のご注文があると社長から必ず聞いて欲しいといわれていることがある。楽所幕は普通上辺にロープを通す使用になっているがそのロープを通す紐通しの環の大きさのこと。最近はロープを通すだけでなくパイプを通す場合があったりする。その場合紐通しの環になった布を大き目にしないと通らない。あるいはマジックテープ等を用いてフレキシブルな長さに調節できる紐通しの環を望まれる場合もあるからだ。演奏者派遣をさせていただいている関係でホテルの広間や公民館の舞台など、いろいろな会場で舞台を設営する。楽所幕をパイプに通して上から吊るしたり壁にピンで留めたりいろいろなんだけどそのときがいちばん楽しいのがよくわかるがゆえになるべくストレスなく設営できるものを、という思いがある。実は今日(7月8日)も奈良新公会堂能楽ホールで国際学会参加の皆様に日本の文化をご紹介する雅楽公演がある。一昨日、楽所幕紋入れの合間を縫ってロビーに襲装束の実寸大人形の飾り付けにも行ってきたはず。
2008.07.08
梅雨がどこかへ消えてしまったような暑い日がつづきますね。蒸れず、長時間被っても痛くならないとの評判がある雅房の手作り御冠のご注文やお問い合わせがこのところ多いです。皆様が特に不安に思われているのはやはり頭周りのサイズをどのように採寸するのかという問題。そこで陽マスターが御冠を作ると仮定して木村社長に教えてもらった採寸の方法を試してみました。このように新聞を細く切ったテープを冠を被る位置で頭周りに巻いてセロテープで留めます。それを外し環のままの状態で平たく机上に置くとちょうど頭周りの1/2のサイズが計れます。陽マスターの場合28.85cmでしたので28.85×2=57.7cmがほぼ正確なお冠を被る位置での頭周りサイズということになります。通常のサイズでいうと1号が58cm、4号56cm、8号52cmなので、陽マスターの場合1号でほぼ大丈夫ですがいっそうシビアにフィットするサイズの御冠を作れるわけです。ご注文いただく場合は計った紙の環をそのまま郵送していただくのが一番よいのですが大変面倒なことでもあるので、上記の方法でお計りいただいて買い物かごの清算ボタンを押してコメントの蘭にmm単位までサイズをお知らせくださるだけでも十分です。雅房の御冠は弾力性のあるポリエステル製なのでそこまで計っていただけば計り方による多少の誤差はあっても大丈夫です。もともと、硬く漆で固められた御冠を長時間着用すると頭が痛いという相談に答えて開発したもの。脱げにくく、蒸れないメッシュ構造など、見えないところでにも長時間着用しても快適な仕様になっています。「うそみたいに頭が痛くならない」と、お客様からうれしいお声もいただいています。写真は舞楽用の巻纓冠ですが、垂纓冠も調製承ります。製作期間は、さまざまな工程を手作りしますのでおよそ一ヶ月頂戴しています
2008.07.07
オウ、面白いもの見せたろか。例によって木村社長がふらりとご来訪。といっても、いつものように何か手に持っているわけではない。ちょっと手伝ってや。表の車へついていくと、後部座席に大きな段ボール箱が二つ。も、もしかして伎楽の面ですか?そうや、見本に借りてきた。そう、つい最近伎楽の面について問い合わせがあったのだ。間髪を入れず見本を借りてくるあたり木村社長の顔の広さを見直してしまった。古代の日本、百済人味摩之(みまし)が呉国より学んで伝えたとされる伎楽。呉から伝わったので呉楽(ごがく・くれのうたまい)とも。しかも陽マスターとひろママの住む奈良桜井の地で少年を集めて習わしめたという。その場所は「土舞台」として今に伝えられている。聖徳太子の肝いりだという伎楽は無言仮面劇なのだとか。さっそく、仮面の一つを拝見。酔胡王というこの仮面。なんだか怖いようで愛嬌がある。じつに魅力的な造形だ。それもそのはず、裏書を見ると正倉院御物の複製。ということは752年(天平勝宝4)の東大寺大仏開眼供養会に使われ今日に伝えられている170幾つかの伎楽の面の一部ということになる。面をみて、いっぺんに、伎楽というものを一度みてみたくなった。次に観れるのはいつ、どこで?雅楽でもそうだが、予習して公演を観るのと行き当たりばったりではずいぶんちがう。これはひとつ今日観た5つの仮面の関係だけでも自分なりに調べて観る機会に備えようではないか。今後、勉強の成果をときどきアップするつもりなので乞うご期待。
2008.07.03
今朝の読売新聞イベントのページに東儀秀樹さんの演奏姿が出ていてひろママと「相変わらず男前やなあ」と語り合っていた。源氏物語千年紀の記念公演「美しき男たちの音かたり」(9月23日 大阪・梅田芸術劇場)の紹介記事。その東儀秀樹さんの装束を見て以前一度紹介した当店のお客様で笛の奏者N様のメールの次の一文を思い出した。「さて実はホームページには白衣ありましたね 白衣より紅単衣という着物があるようですが 白と赤は色も綺麗だし袴も紫なら色があっていいかも と思いましたがどうでしょうか? 白衣より紅単衣では?」N様には白の狩衣と紫の差袴をお買い求めいただいたのだがこのような東儀秀樹さんの装束もイメージしながらメールをいただいていたのだと納得した次第。実はこれ以前撮影した紅単衣。このように、WEBショップには掲載していない商品も実はいっぱい作っているわけです。何しろ木村社長ときたら撮影する暇もなくお客様にお届けしてしまうことが多いもので・・・。ブログだけでもご紹介できるものは可能な限り写真を撮っておきたいものです。
2008.06.30
ひろママと息抜きの散歩をしていると池の水面には菱がいっぱいにひろがっていました。昔の人はこんな菱からいろんなデザインを思いついたもんだねえ両手の親指と人差し指を開いて合わせれば菱形だもんな縄文土器にも菱形の模様があるみたいよ菱形が入れ子になった着物の模様はよくみるね御冠の後ろにビロンと垂れてるあれにも確か菱形の模様が・・・あれはよくみると菱形が4つ寄って1つになった縦菱纓だななんたって襲装束の下襲に大きな菱形があるじゃない日本には発想豊かな模様が他にもいっぱいあるね。こんな会話があったあと図書館に行ったらこんな本が目に付いた。高田喜佐著『暮らしに生かす江戸の粋』(集英社Be文庫)おやおや、表紙にあるのは青海波じゃないこれは八仙の鯉? 網も八仙?ポチ袋の写真だった。昔の人にとってごく普通の身近なものとして雅楽の柄があった。極めつけはこの本に紹介されている粋の1つ爪楊枝袋の青海波だろうね。雅楽グッズをいろいろ手がけているんだけどなんだか自信がわいてきたような気がますますいろんな雅楽グッズを開発してみるやる気が沸いてきたつかの間の散歩でした。
2008.06.26
木村社長たちが東京の奈良県iスタジオでの雅楽公演で出張中ある雅楽団体のメンバーさん(女性)から、胡蝶の装束のことでお問い合わせがあった。 こちらの胡蝶一式のサイズは子供用なのでしょうか? 大人が着られるサイズはありますか? もし、あるならお値段も教えていただけると幸いです。工場で胡蝶や迦陵頻の装束を仕立てているのをいつも見ているので問題ないと思ったが、一応社長の携帯に電話を入れてみた。「最近は大人の舞人さんも舞うよ。大人のサイズ全然大丈夫、お値段も童舞のままでいいよ」と、即答。お宮さんやお寺さんをはじめとする雅楽会によく出向く木村社長会員数の女性上位などの趨勢にも明るい。以前にも社長から聞いたことがあった。童舞(どうぶ)は、もともと元服前の男の子が舞う舞楽であった。しかし最近は会員構成からいって女の子が舞うのは普通になり成人女性が舞うことも多くなったとか。ググッてみると、なるほど巫女さんが舞う胡蝶もあった。ところで、最近装束の匠木村社長が苦心して開発したものがある。それは胡蝶の軽い羽。ある雅楽団体さんから、子どもや女性が背負いやすい軽い羽が作れないかと相談があった。本当に苦心サンタンの末生み出したのがこの紗生地を使った羽だ。はじめは「どう作ったらいいか」珍しくかなり悩んでいた。でも、ひらめきがあってからは速かった。こういうものを作るのが楽しくて仕方が無いみたいなのですよね。そして、好きこそものの上手だね、といつも思う。お問い合わせのFさま、安心して何でもご相談くださいませ。
2008.06.23
スタッフMくんから写メール第2弾が届きました。笙、篳篥、龍笛、琴、楽琵琶、鞨鼓、太鼓、鉦鼓全部そろったすばらしい音色が宇宙に反射して奈良まで届いてきてますよ。そして舞楽蘭稜王の力強い舞が満員の観客を魅了しているようです。そんな雰囲気がリアルに伝わる写メール、Mくん有難う。
2008.06.21
本日3時からの雅楽グッズ即売スタンバイOK!の写メールが雅房スタッフから到着。原寸大襲装束の人形が目印です。Tシャツが話題の奈良県のキャラクターセント君と並んでたりオッ!昨日当ブログでご紹介したポストカードも無事展示されています。7時からの雅楽演奏会の模様も写メールしてねと頼んであるけど、そんな暇が無かったらごめんね。
2008.06.21
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