だいちゃんと愉快な仲間たち

2017.03.08
XML
テーマ: 家族(144)
カテゴリ: カテゴリ未分類
来週には王子様の卒業式がある。

王子の卒業までは生きていたいというパパの願いはかなわなかった。

3月15日って、なんかの日だったかな・・・・と思っていたら、

去年、母が死んだ日だった・。


ちょうど1年前、突然の母危篤、しかもいる場所は北海道。の知らせがあり、

約20年ぶりに生まれた街にいった。

20年前は、弟に会うためにいったんだけど、もうこの街にくることは
ないだろうと思ってたのに、まさか母がこの街で死ぬなんて思ってもみなかった。

そして20年ぶりに弟に会った。初めて会った20年前とは、ずいぶん、

変わってた。(お互いさまだろうけど・・)


危篤状態の母は、もっと変わり果ててた。

私は結局、この人のことが全然理解できなかったな・・・と、昏睡状態の
母を見ながら思ってた。

40年ぶりに、母の姉なる人に会った。

そこでまた、あんまり聞きたくない話を聞いた。

この最果ての、私が生まれた街は、いつも、私を嫌っているかのように

行くたびに嫌な目にあわされる。。


彼女が一番大事にしている自分のプライドや、過去の栄光が、
私の目にはどうでもいいことに見えている以上、彼女を理解するのは
ムリなんだろうなぁと思ってた。

パパは、母より先に自分が死ぬことを一番心配していたのに、
想像に反して、母はパパが死ぬ半年前に死んだ。

彼女の最期と、パパの最期を思い出すたび、人間にとって大切なのは
どれほど長生きするか、ではないのだと、しみじみ思う。

パパが母と同じ年、64歳で死んだとしたら、あと14年生きたことになるけど、
母のような最期をたどるくらいなら、14年くらい短いほうがいいのかな・・。

彼女は、誰も自分のことを理解してくれないと、周りに失望して
孤独の中で死んでいったんだろうけど、
パパは、私たちがこの世の誰よりパパのことを大事に思っていることを
わかって、神様を見上げて死んだ。

パパのほうが最期は苦しそうで、かわいそうだったけど、
私の腕の中で、安心して死んでいった。

それを思うと、病院で死なせてしまった私の相棒には、本当に
申し訳ない気持ちがずっと続いてるけど・・。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017.03.08 10:56:39


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: