だいちゃんと愉快な仲間たち

2017.07.18
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ガンで奥さんを失ったがんセンターのお医者さんが出した本をチラ見してみた。

1年がかりで普通に戻れた・・とかいてあった。

よかった・一年もたたないのに、しっかりしろとか言われると、自分が特別
間違ったダメな人間なのかと思ってしまうけど、こんな頭よさそうな、
国立がんセンター名誉総長だった人が1年かかったんだったら、私はもっと
時間をもらってもいいわけだ。

でも、「お母さんなんだから・・・」という、しっかりしなければならない
理由をつけて言ってくる人もいる。。。。

国立がんセンター名誉総長は”お母さん”じゃない。
だから落ち込んでいても認められたのかな・・。お母さんは落ち込んじゃいけないのか・・。
だったら私もお母さんじゃなくてよかったよ。そんな偉い人間になれないもの。

有りがちな日本人的良妻賢母論、母は強し。戦争で夫を取られても、お国のために
一人でも立派に子供を育てる・・みたいな美しい日本文化に洗脳された人たちが、私を追い詰める。

時代錯誤だよね・・。何かに洗脳されてたからできたことだろうし。。。

他の場所もみてみた。

「元気になったね」といわれ、嫌な気分になる人が、私だけではないことがわかった。

よかった。私が特別ひねくれてるわけじゃないんだ・・。


どう返事をしていいのか、わからないんだよね・・正直・・。
元気なはずがないのに、元気とか言われて、なんといったらいいのか。。。


あとは叱咤激励のことば。これほど重たいものはない。

これも、私以外にも、嫌だと思っている人は多いとわかった。

何かいってあげなきゃ・・って思って言うのかもしれないけど、正直、
余計なお世話なんだよね。はげまされたくないし、頑張りたくないし、
妙に強制されているようで、だんだんだんだん息苦しくなってくる。


ちょうど昨年の今頃だったろうか。

教会で、ガン哲学外来の会をひらいてた。

遠隔で聞いてた。(パパはすぐに寝てた)

先生のお話はよかったけど、そのあとの、みなさんのディスカッションみたいのを

聞いて、行かなくて本当によかったと思った。

「自分や家族がガンになったときに慌てないように、いろいろお話を
聞きたくて・・」

という人がいた。

いいなぁ。私もそういうことを言う側でいたかった。(勝ち組?)

この人は、いい前例として私の話を聞きたかったらしく、パパが死んだ
直後に、何かを聞き出そうという気持ちを前面に出して近寄ってきて、ちょっぴりしつこかった人だ。

あふれる出る好奇心に、正直うんざりした。
毎日、暇なんだろうなぁ・・。

私には、自分や家族がガンになったときのために、いろいろ情報を仕入れたい
という人の気持ちが理解できない。

母のように、自分はガン家系だからガンで死ぬとか、何度もいってたのに、
くも膜下出血であっさり死ぬ人もいるし。。。
そうなったら、ガンのための情報収集って無駄では・・?


最近、周りの励ましの言葉が増えてきているような気がして、妙にのどが渇くときがある。







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最終更新日  2017.07.18 14:24:36


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