マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

2008年05月22日
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カテゴリ: 2008年04~07月読書
[1] 読書日記


   < エヴァンゲリオンみたい、と子供のような感動を覚えたが、
    馬鹿にされそうだったので黙っておいた。
    息を吸って、吐いてみた。エヴァに乗ってしまったからには行くしかない。


  どうしてもこの部分だけ、自分は今まで何を読んできて、これから後も何を読み続けよう
  としているのだろうと、感じずにはいられないほど浮いている。
  時代の雰囲気に流されたのか、これがこの作者の本質なのか。

山本文緒 「恋愛中毒」(角川文庫)




  を読了。

  「パイナップルの彼方」、「ブルーもしくはブルー」と読んで、しばらく積み本にして
  いた山本文緒の作品であるが、先日飲み会の席で友人の口から「ブルーもしくはブルー」
  の書名が出たことで懐かしく思い、再び読む切っかけとなった。
  買ってはみたものの一度積んでしまうと、どうしても直近に買った本を優先してしまい、
  なかなか読むタイミングの掴めない積み本たち。
  友人の評価はイマイチだったが、積み本癖のある自分にとって、こんな些細な事柄でも、
  十分に読む動機となる。
  ちなみに、積んであった米澤穂信の「さよなら妖精」も、同様な理由が読む切っ掛けにな
  り、最近になって読了。
  刺激をくれる友人の存在はありがたい。

  それはさておき、「恋愛中毒」。
  面白いというよりも、とにかく上手い。
  氏の作品はとにかく、大人の為の真の意味でのファンタジーというか、願望(欲望)充足
  機関。これこそ本当の意味での癒し系(死語か?)では。

  エンターテイメント系小説としても、「恋愛中毒」のタイトルの意味が読書に理解させら
  れる後半は、スリリング。 





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最終更新日  2008年05月23日 01時32分43秒
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