マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

2009年07月02日
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カテゴリ: 映画鑑賞記
[2] 映画鑑賞記


  昨日、
  映画鑑賞料金が1000円の割引料金となる、
  映画サービスデーだったので、

  「 食客 」と、

「ブッシュ」(2008年,アメリカ)

  を鑑賞。
  (公式サイトは コチラ


  製作当時(あるいはアメリカでの公開当時)は、
  現職だった第43代アメリカ合衆国大統領、
  ジョージ・W・ブッシュの伝記映画。

  イラク戦争の指揮を執る彼の姿と、
  周囲からは父親(第41代アメリカ合衆国大統領)と較べられ、
  家族からは兄弟と較べられコンプレックスにさいなまれる、
  青年期以降の彼の姿が、
  交互に描かれている。


  事前には、
  予告編の印象から、
  もう少しコメディタッチのものを想像し、

  オリバー・ストーン監督作品ということで、
  悪意を前面に押し出した反ブッシュ作品をイメージしていたが、
  (例えばマイケル・ムーア監督の「華氏911」のような)

  意外にも、
  笑いどころはほとんど無く、
  オリバー・ストーン監督のブッシュに対する視線も、
  非常に穏やかだった。
  (あくまで自分が事前に想像していたよりも穏やかという意味で、
   人、特にアメリカ大統領を描く視点としては辛辣とも言える)


  イラク戦争における、
  一つの解釈を示す作品で、

  人にしろ物事にしろ、
  一面的な評価だけが横行する現代社会だからこそ、
  別の評価軸を提出して見せるこの作品は、
  それだけで意味がある気がした。





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最終更新日  2009年07月02日 10時47分07秒
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