マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

2009年07月06日
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カテゴリ: 映画鑑賞記
[1] 映画鑑賞記


  家の近くの映画館では、
  ≪メンズデー≫と称する男性鑑賞料金1000円の日がある。
  それが毎週月曜日。

  というわけで、
  その割引制度を利用して、

  ミッキー・ローク主演の、
  久々のダーレン・アロノフスキー監督作品、
  (代表作「π(パイ)」「レクイエム・フォー・ドリーム」)

「レスラー」(2008年,米・仏)

  を鑑賞。
  (公式サイトは コチラ


  ファンからも同業者からも愛されてはいるが、
  年齢的にも老境に差しかかり、
  ステロイドを使用しながらリングに立つ、
  かっての人気プロレスラーの零落した姿と、
  孤独を描いた作品。


  ほとんどの場面が、
  ハンドカメラによる、
  主人公の淡々とした姿を追うような、
  カメラワークや、

  必要最低限に抑えられたBGMの為、
  まるでドキュメント映画を観ているような味わいで、

  主人公の心情や、
  ショービジネスの過酷さが、
  深々と伝わってくる。


  それに平素、
  プロレスに対して興味関心が無かっただけに、

  試合進行の段取りを確認しあう
  レスラーたちの姿や、

  主人公が試合を盛り上げる為に、
  観客の観ていないところで、
  隠し持った剃刀を使って自分の額を傷つけ、
  流血して見せる姿、

  仲間と一緒に、
  ホームセンターで、
  リングで使用する小道具(凶器)を選ぶ姿など、

  プロレスの舞台裏も、
  目に新鮮で興味深かった。


  多分、
  自分は、
  プロレスファンにはならないと思うが、

  そんな段取りがあることを知りながらも、
  試合シーンは面白く、

  プロレスファンや、
  プロレス好きな人という人たちの気持ちを、
  頭でなんとなく理解することができた気はする。 





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最終更新日  2009年07月07日 01時29分20秒
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