マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

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2010年02月11日
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カテゴリ: 映画鑑賞記
  基本的に、
  原作を先に読んでいる作品は、
  映画に限らずドラマでもアニメでも、
  ほとんど観ないのだけれど、

  何か映画を観に行きたかったのと、  
某騎手のブログ でベタ褒めだったことで、



『涼宮ハルヒの消失』(2010年,日本)

  を鑑賞。


  原作を丁寧に丁寧に、
  映像に起こしている作品だった。


  一緒に行った連れは、
  「面白かったけれど、
   別に映画館で観なくても良い作品」
  と評していたが、

  自分としては、
  作画のクオリティや、
  画面の構図がいかにも
  大スクリーン向きという印象だったし、

  物語にしても、
  原作ままとは言え、
  まるで映画用にあつらえたかのような
  エピソードであり、構成で、
  その点でも映画館で見て
  損のない作品だったように思った。  


  ただ昔から、
  いかにも邦画という、
  風景を見せる作品や、
  日常を淡々と描くスケッチの類を
  自分は映画に対してそれ程求めていないし、

  モノローグや、
  ナレーションを多用する作品が
  好きではないので、
  (いくらそれがこの「涼宮ハルヒ」の
   仕様だとはいえ)、

  そんなには、
  ハマることはできなかった。

  そのせいで、
  さすがにクライマックスは
  気持ち的に盛り上がったけれども、

  途中、
  要所要所の本来盛り上がるべき部分も
  その淡々と流れるシーンの中に
  埋没してしまい、
  結構さらっと流して
  見てしまっていた気がする。


  とりあえず、
  面白かったとは思うけれど、
  自分としては
  昨年の『エヴァ』ほどの
  感動は無かったというのが、
  正直なところだった。 


  ちなみに映画内で
  一番気になったのも、
  文芸部の部室にあった
  講談社ノベルスのあの本は、
  一体なんだったのだろうか、
  ということだったりする。
 (長門が読んでいたのが、
 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
  なのはすぐに分かったけれども……)







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最終更新日  2010年02月11日 23時26分10秒
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