マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

2010年05月01日
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カテゴリ: 映画鑑賞記


  先週末に

『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』
   (2010年,日本)


  を観て来た。
  (公式サイトは コチラ


  原作漫画は
  連載開始時からの
  ファンではあるけれども、

  ドラマは
  1stを数話観ただけで、
  2ndは全く観ずして
  臨んだ鑑賞だったが、

  映画内で行われる
  ゲーム内容がオリジナルで、
  人間関係もほとんどドラマを
  引きずらないモノだったので、   
  観るにあたり、
  さして問題は無かった。


  原作も読んでおり、
  ドラマも全部観ている
  連れの感想は、

  「二時間ドラマで良かった。
   映画で観るほどの価値はない」

  というものだったけれども、

  自分としては、
  これだけ細かくカットを
  割りまくった映像と、

  13回戦行われたゲーム全てに、
  何らかのサプライズ(どんでん返し)を
  仕掛ける脚本の練り込みを思えば、

  これもまた、
  映画ならではの作品では無かったか、
  と一定の評価をしても良いものと
  考える。


  ただ、
  上記の13回戦が、
  過剰な前振り→どんでん返し、
  その単なる繰り返しとも
  言えなくもないので、

  それを愉しめるか否かによって、
  好き嫌い、
  面白い面白くないの評価は、
  人によって
  大きく別れるであろうとは思う。


  ミステリとしては、
  「X」なるプレイヤーは誰か?
  というフーダニットの要素も強く、
  その犯人あぶり出しのロジックが
  楽しめるが、

  観客も参加して犯人捜し、
  という映画ではない。

  でも、
  ( 以下ネタばれにつき一部伏
  同じく 松田翔太・主演の
  ドラマ『名探偵の掟』ばりに、
  出演俳優の顔触れからは

  容易に犯人は絞れるけど。


  まあ、それはさておき、
  とりあえず総括すると、

  この作品よりも
  盛り上がりに欠け、
  退屈極まりない、
  サスペンス映画や
  ギャンブル映画の方が、
  世に多かろうというのが、
  率直な感想。

  上にも書いたように、
  どんでん返しが
  連続する趣向や、
  無意味なカット割りや、
  派手なだけの演出に
  辟易する人も
  いるだろうけども、

  そこはそれとして、
  自分は結構面白く観れた、
  というのがこれまた
  正直なところ。


  でも、
  ドラマの最終話を
  期待して観に行くと、
  ちょっとガッカリしそう。

  ネタばれになるので
  ここでは触れないが、

  ドラマを観ていない自分が
  思うくらいなのだから、
  ドラマを観た人であれば、
  なおさらその感を
  強くするのでは無いだろうか。  

  むしろ番外編くらいの
  位置づけにしておくべき
  だったように思う。 


  ちなみに、
  一応このブログは
  競馬予想ブログでもあるので
  触れておくと、

  この『ライアーゲーム』の
  原作漫画の登場人物名は、
  競馬の騎手から
  付けられていたりする。
  (詳しくは コチラ ) 





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最終更新日  2010年05月01日 07時19分19秒
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