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庭に出て、眼下に広がる死んだ田圃なんかを眺めながらぼけーっと煙草を吸っていると塀の向こうから一匹のでっかいカマキリがじわりじわりと越境して参りました。そんな楽しい田舎暮らしのまぐろです。こんばんは。カマキリさんとの逢瀬から、数日が流れたある日。愛犬・飴と遊ぶべく最近庭に設けられた、ウッドデッキに出てみると・・カマキリさん再見!!いきなりなのでちょっとびっくり・・。しかし、微かに動揺する僕を尻目にカマキリさんは×の字に交差されたサクにしがみ付いて微動だにしたいません。なにしてんだろう・・。訝しげに思いながらそーっと様子を伺ってみると・・。・・産卵中でした。・・マジですか?カマキリの卵って皆さんどんな感じか御存知ですか?卵たちは「卵のう」という泡の様なものに包まれています。厳寒の冬をこの中で越し春になり暖かくなると、孵化した幼虫達は卵のうを破って外の世界へと旅立っていう仕組みなんですが・・。その卵のうの中には200個に及ぶ卵がギッシリ・・。そして平穏無事に冬を越せたなら200匹にも及ぶ蟷螂の幼虫が卵のうを突き破ってウジャウジャと出てくるわけです。それを知らない子供達がカマキリの卵を「宝物だ!」などとそっと机の引き出しに隠しているうちに時は流れて大惨事!という噂話をよく耳にしますが・・そんな光景見たくない。見たくないってば・・。折角、飴のために作ってやったウッドデッキを蟷螂の幼虫に占拠されてはたまった物ではありません。格なる上はまだ、卵の間に引導を渡しておけば凄惨な光景を目撃せずに済むというもの・・。このママさんカマキリが産卵を終え飛び去った暁に我が徒手空拳を持って根絶やしにしてくれる!!そんな殺意の波動を身に纏いながらじっと産卵シーンを見張っていると・・。・・情が移ってしまいました。だって、ママさんカマキリは産卵後、数時間も卵の上でじっと自分の子供達を守ってるですもの・・。・・出来ない。・・僕には出来ないあります!隊長殿!・・と、言うわけでウチの庭では春になると、カマキリの子供達ががワラワラ孵化する予定です。誰か・・助けて・・。
Sep 28, 2004
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お風呂上り。上半身裸のまま、ソファーに座りバスタオルで髪を拭いてると飴がひょこひょことやって参りました。「なに?遊んで欲しいの?」ちょうどでっかいタオルを、手にしていた僕は飴にそれを、被せてやろうと試みましたが思いっきり腰の引けた戦慄スタイルに陥ってしまったので却下・・。仕方ありません・・取り敢えず。自分で被ってみました。この状態で寝転ぶと、飴は一生懸命、バスタオルの先に鼻先を突っ込んで僕の顔を見ようと必死になりました。しかも、わふわふと嬉しそうな声を上げています。思わぬところで、新しいお遊びの誕生ですね。「ふふふふ・・可愛いものよのぅ。 しかし意地悪な僕は そう簡単にお前の言いなりにならないのだ。」タオルの端をキュッと握りしめ鉄壁の防御。しかし・・この判断が宜しくありませんでした。業を煮やした飴が僕のむき出しの上半身を舞台に跳ね回る・・。跳ね回る・・。体重10キロのウエイトが鋭く尖った爪を持って猛り狂うのですから僕の柔肌は哀れボロ雑巾のように・・。数分の拷問ショーの末「新しいお遊びは、永遠に封印」と固く心に誓ったまぐろでした。
Sep 20, 2004
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叔父に依頼されて会社で使う「全国労働衛生週間」なる物のポスターを描くことになってしまいました。もともと絵なんて描いたことのない叔父が少しだけ齧った事のある僕に突如、話を持ちかけてくるということはこのポスター。会社で強制されたのでしょうか?サラリーマンとしては嫌といえないところでしょうけど・・叔父さん・・ちょっと不憫。僕も、絵を描かなくなってかなりの年月が流れてます。しかも、この所、色々忙しい日々を送っていた事もありあまり乗り気ではありませんでしたが僕が断ると、他に頼る伝もなさそうなので渋々承諾したのが、2週間前の事・・。しかし、乗り気のない絵は描くのに一苦労です。ほら・・。締め切り三日前だと言うのに僕の目の前にあるものは・・。真っ白いイラストボード。追い詰められないと何も出来ないこの気質も拍車をかけております。ギリシャ人ならば国民性ということで、何となく許して貰えそうですが家系図の、何処をどう切り開いても生粋の日本人である僕はただの駄目人間。ああ・・性分は小学生の夏休みに発覚して以来治らない不治の病。しかし、責任を背負ってしまって「出来ませんでした」では大人としての良識に欠けます。うだうだ・・言ってても仕方がないので作業を始める事にしましょう。まずはコンセプトを決めなければなりませんね。【衛生】(身の回りを清潔にして)健康を保ち病気にかからないようにすること。清潔と言えば・・白。給食の割烹着も、病院の壁も皆・・白。ならば、全体の色調は『白』で行かざるをえまい。しかも、ごちゃごちゃした構図を排除してシンプルに仕上げなければならないはず・・。これはもはや宿命。否、義務なのだ。けっして「色を塗るスペースが少ないから楽」だとか「入り組んだ構図を描くのが面倒臭い」とか思っていません。・・思っていないったら!!コンセプトは決まりましたが・・さて・・何をモチーフにしましょうか?うーん。うーん。はっ!悩んでるうちに、一日が過ぎ去っている!!・・仕方がありません。取り敢えずは最低限、ポスターに挿入しなければいけない文字をレタリングしてお茶を濁しましょう。まずは、書体をプリンターで印刷。うぃーん。うぃーん。それを見本にしながら・・レタリング。かきかき。かきかき。はっ!!夢中になって文字を形作ってるうちに締め切り前日になってしまいました。この・・開いたスペースに何を入れればいいのだ~!!う~ん。う~ん。えい!!猫が毛繕いをしてるとこでも描いてやれ~!!出来た~♪・・・。・・・。なんでしょう??この、味も素っ気もないポスターは・・。 こんなものを会社に提出しなければならない叔父がより一層、不憫な気がしてきました・・。
Sep 19, 2004
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何となく楽しい夢に揺り起こされ時計のアラームよりも五分早く目覚めた朝。いつものようにまだ明け切らぬ朝靄の中を、愛犬と一緒に歩を進めます。お元気な老夫婦の散歩と擦れ違って目を細めたり同じく犬を連れた御婦人と挨拶を交わしながら道を譲り合ったりするだけで何だか、嬉しい・・。弾む気持ちで軽く飴とかけっこなんかして帰宅したのは午前六時。少しばかり流れた汗をまだ身体の奥で燻っている寝起きの倦怠感と供に熱いシャワーで流し去ります。朝食は、焼きたてのトーストにオレンジのマーマレード。色彩豊かに盛り付けられたサラダが目に楽しい。コーヒーの香りを一頻り愛でたトコロでふと気付きました。・・なんて穏やかな朝なのだろう。取り分け、特別な出来事が起こるわけでもなくこうして緩やかに流れる時間の中で日々の営みが過ぎ去って行くのってなんとなく、小さな幸せに触れた感じがして悪くないもの・・。ほら・・「何処に行くの?」と洗面所までついてきた飴が足元にじゃれついてきて歯ブラシを咥える僕の顔を見上げています。こういうのも、穏やかで小さな幸せ。そんな風に感慨に耽っていると・・自分の咥えてる歯ブラシの色がいつもと違うことに気付きました。・・親父の歯ブラシだ。吐瀉物を撒き散らせながら、絶望の淵に墜落していく間際に小さな幸せのガラガラと崩れ落ちる姿がはっきりと見えました。どうやら僕には、穏やかな朝なんて一生、訪れないようです。
Sep 13, 2004
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以前、あめにっきでもご紹介しましたが・・。僕が、飴の玩具に・・と2500円と言う大枚をUFOキャッチャーに叩き込んで獲得した電動ウサギさん。スイッチをいれるとこの愛くるしい姿が、ぴょこぴょこと動き出しもきゅもきゅと可愛い鳴き声を響かせて周囲に愛想を振りまきます。最初の頃は、自走するうさぎさんにおっかなびっくりだった飴も他の玩具とは違い、絶え間なく動いてくれるウサギさんが大好きになりました。何処にいても彼女の鳴き声が聞こえると飛んできて尻尾をフリフリする様子はもはや、彼にとって彼女の存在は玩具と言う概念を越え大切なお友達の域にまで、昇華されていたのかも知れません。しかし・・度重なる飴との激しい交流で暴走ウサギさんはすべすべで手触りの良かった毛並みもささくれ立ちいたるところが破れ無残な姿になってしまいました。抜け落ちたピンクの体毛がリビングに取り散らかり、収拾が着かなくなった時点で普通の玩具なら、その役目は終わり。後は廃棄処分となるのですが・・。飴の大事なお友達だった、暴走うさぎさんを無碍に捨ててしまうのは正直、憚られます。飴も望んではないことでしょう。・・と、言うわけで。剥いてみました。き・・気持ち悪い。スイッチを入れるとこの気色の悪い形相がじりじりと迫りもきゅもきゅとこの世の者とは思えぬ慟哭を周囲に撒き散らします。・・・。・・・。すっかり変わり果てたお友達の姿に飴は途方に暮れてしまいましたとさ・・。
Sep 9, 2004
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