春のおさんぽ道 in Korea & Japan

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May 7, 2007
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先週、突然兄がやってきました。ゴールデンウィークに妹と義弟に会いに行こうと思い立ったらしい。

日本はゴールデンウィークでも韓国は平日。

「夜に一緒にいれたら大丈夫だから、ほっといてくれていいよ~。」

と言うけれど、韓国語の文字を音に変えることすらできない兄・・・。それでも土地勘はあるし、度胸もある。そして何より大の大人。

ということで、空港に迎えに行くことは何とかできたけれど、昼間はワンちゃんもNAMIMIも仕事で一人冒険してもらうことになりましたウィンク

韓国人の皆が「それは不可能だよ~。かわいそう~~!いじめだ~。」と大騒ぎ・・。

いやいや、30過ぎた男の人ですよ。英語も何とか話せるし、バスも地下鉄も乗り方を事細かに教えたし、地下鉄も家の目の前。釜山にでれば、観光地。英語か日本が通じる。ワンちゃんも日本語がわからないけれど、一人で遊んでみたいとNAMIMIの実家から名古屋市内まで行って帰って色々観光してきたし・・。

女二人で、英語の通じないヨーロッパや東南アジアを放浪したNAMIMIには、韓国人がとっても過保護に見える。ニュージーランドでもバックパッカーに一人泊っている韓国人は男の子一人しか会わなかった。バックパッカー天国でとっても便利で安全な国なのに・・。バックパッカーの台所で個人個人食事を作りながら、個人個人が国籍関係なく仲良く話に盛り上がる雰囲気が楽しかったNAMIMIには、ウリナラ韓国で固まって焼酎を飲んでいるグループを「もったいないな~」と思って見ていたのでした。旅行じゃなくて語学留学してもいつでも自国の人といるし。

こういう人は日本人でも多い。だけれど、果敢に現地の人に溶け込もうとする姿勢はもっとあるように感じます。それに加えて感じるのが、日韓で女の子の価値観や行動力がずいぶんと違うということ。社会人になってから、一人留学しに出る日本人の女の子はとても積極的で果敢で意志の強い子が多かった。現地の人の生活に交じり、旅も色んな国の人とバックパッカーとして回っていました。

そんな事で自力でなんとかする冒険に放り出された兄さんですが、さすがNAMIMIのお兄クール!テグから釜山へ出て、友達を空港に迎えに行って、西面やヘウンデを観光して、テグに自力で戻ってきた!しかも、日本人だと高値を吹っかけてきたタクシーを相手にせず、韓国アジュンマ(おばさん)顔負けの値切りで、2万w程する距離を1万1千wで交渉したらしい。途中、予約しておいたKTXを乗り過ごすミスをしたけれど、そんな失敗は次につながる安い勉強料だとワンちゃんもNAMIMIも笑ったのでした。

そして、夕飯時もワンちゃんとなんだかんだと上達してきた英会話で意思疎通OK。二人で夕飯・晩酌を楽しんでましたウィンク

そうやって短期間ながらも韓国旅行をスリリングに楽しんだお兄。

そんなお兄さん。今回、荷物と共にもってきてくれたものがありました。それはこれです・・・待ち望んでましたハート!!

祖母句集

祖母の句集です。

この句集は、祖母だけのものでなくて家族句集みたいなもの。ですので、思い入れがあるもので、出来上がるのをとっても楽しみにしていたのでした。そんな句集・・祖母は出来上がったのを見て泣いたそう。

家族句集というのは、挿画が祖父、編集を母、装幀を兄、一部校正を父が担当しているからです。

描かれている絵は祖父が描いたもの。そして、この会社で編集をしている母が編集担当。Webデザイナーの兄が本のカラーから字体のデザインそして絵の配置デザインをしています。また、父もあとがきの校正を手伝ったりもしています。

家でなんだかんだと打ち合わせするのを一緒に見ていたNAMIMI。お店に並んだ沢山の本・・そしてそれを何気に手に取り読んでいる私達。でもその一つ一つは事細かで綿密な打ち合わせと労力を使った作業でできあがるものなのです。

デザインは少しの空間のずれ・字体の変化・色・紙質でガラっと雰囲気が変わってきます。そして、帯の色と文句とそれを想定した表紙デザインも要求されます。また、句の並びや編集も何度も何度も行い考え抜かれたセンスのもの。そして、校正に印字チェック・・。

一冊の本に仕上がるという魅力は、中に書かれた文章だけではないんですね・・。

祖母句集~表紙~

家族バカですが、改めて「風が吹き抜けそうな字体デザイン。余白のデザイン性。」を見て、兄の仕事に感心。「繊細且つ確かなデッサン力で洗練された絵」を描く祖父に感嘆。こんな一冊の本を作り上げる仕事についている母を憧憬。そして、それを色んな知識から精神面からと支ている父を尊敬するNAMIMIです(日頃は口に出していわないけれど・・)。

そして、祖母のぬくもりとそっと秘められた教養と歳を重ねても消えることのない女らしさを感じる句に微笑みながら、何度も何度も頁をめくっては読んでいるNAMIMIです。

この句集の「序文」より、

 竹生島初日の湖に象嵌す

   「象嵌」は又は「象眼」とも書くが、銅・鉄などの表面に模様を刻みこんでそこへ金・銀などをはめたものの意。そのはめこんだのが地の面と高低なく均しいものを平象嵌、はめこんだ分だけ盛り上がっているのを高象嵌という。さてこの句の場合、初日の射してきた湖にいのちのしづけさをうつしている竹生島を高象嵌と見てとったのである。そのユニークな観じりとり方がこの句の格調をおのづから高めている。 

祖母の句集

私が好きな句は

 聖地にて夫と迎ふる初明かり  (インド)

 たらの芽を揚ぐる厨に朝の風

 幸せの一字をそへて日記果つ

 一口のワインに若やぐ初座敷

 花びらを双手にうけて散花とす

 鐘撞いて紅葉且つ散る寒山寺  (中国蘇州)

 慰めのことば探して琵琶の花

 旅づかれ木苺ひとつふふみけり

 韓の旅夫と語るや長き夜

 亡き父の自慢の一つ小芋掘り

 懐に羊の鈴や春を待つ

 女には女の話題小正月

 聞き入りて夫と寄り添う河鹿笛

 「おやすみやす」亡母の口ぐせねむの花

 金縷梅仲好し姉妹の手まり唄

 青みたる山のこぶしの花ざかり

 小谷山松百幹に時雨来る

沢山挙がってしまいましたぽっ

祖母句集1

我が家のゲストルーム・・叔母が作った陶器の灯篭があります。そして、祖父の描いた仏像と祖母の作った和人形。そしてまた今回、本一冊を飾りました。

遠く離れても私の中に、そして目に見える形として、確かに感じる日本の家族です。





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Last updated  May 15, 2007 09:00:25 AM
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