音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2007年08月05日
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カテゴリ: 映画


 CGもほぼ完成の域に近づいてきたなと思っていましたが、この映画を見てまだまだ色々な可能性のあることを知りました。とにかくトランスフォーマーの動きがリアルそのもので現実に存在しているような感覚になってしまうほどでした。また、緊張の続く場面が続き、久しぶりに手に汗握る感覚が蘇ってきたようでした。この映画はなかなかの傑作だと思います。

私は玩具については全く無知でしたがWikipediaによると、
『トランスフォーマーとは、株式会社タカラ(現タカラトミー)より発売されている変形ロボット玩具シリーズの総称。もともと国内で販売されていた『ダイアクロン』『ミクロマン』シリーズをアメリカのハスブロ社が他の変形ロボット玩具と一緒に『TRANSFORMERS』として販売したものが米国内で大ヒット、それを日本に逆輸入したものが『トランスフォーマー』シリーズである。』
ということだそうです。

それで、ロボット生命体が正義の「サイバトロン(AUTOBOTS)」と悪の「デストロン(DECEPTICONS)」に分かれて戦っているという背景設定が存在するそうです。
この背景を知っているのと知らないのではストーリーの理解度にえらい違いがでてくると思います。

■あらすじ

 所はカタールの米軍基地。未確認飛行物体が飛来し、通信が麻痺し、基地は全滅してしまう。生き残った兵士は砂漠を逃げるが、トカゲのような金属生命体が突如現れ、兵士を攻撃する。救援を呼び何とか撃退するが、結局地中に逃げ込まれてしまう。

 通信が麻痺した原因を探るため、暗号解読の専門家達を集める。マギー・マドセン(レイチェル・テイラー)は、その謎を解くが、国防長官にはなかなか理解してもらえない。

この通信の障害はキューブというエネルギーの源を探している火星から来たディセプティコンズという悪の軍団がデーターをハッキングするための仕業だった。

アーチボルト・ウィットウィッキーという北極の探検家のメガネにキューブの場所をつきとめるための鍵が隠されているのだ。ネットオークションでウィットウィッキーのメガネが売りに出されていることを知ったディセプティコンズは米国軍のネットワークをハッキングして、誰が売ったかを懸命に探ろうとする。

一方、冴えない高校生サム・ウィットウィッキー(シャイア・ラブーフ)は2000$を貯めて、成績でAを3つとる条件で、親から車を買ってもらうことを約束している。高校の授業の研究発表で、歴史上初めて北極を探検した先祖の遺品をオークションする。ところがみんなの顰蹙を買い、一つも売れない。

授業を終え、車でまっていた父に成績はB-だと告げると、車は買えないという。何が何でも車を買ってもらいたいサムは、先生に掛け合って何とかA-を勝ち取る。

ヒスパニック系の中古車ディーラーに行くと、黒いストライプの入った黄色いカマロを進められる。サムはあまり乗り気ではない。商談が成立せず、価格の安い車を進められる。サムは見るからにボロイ車よりも先ほどのカマロの方がいいので何とか値段を下げてもらって商談成立。

車に乗っていみると、カーラジオが勝手にチューニングを変えて、色々な局の放送を流す。気になったが、そのまま自宅に持っていく。

次の日、車で友達とドライブに行く。そこには、ボーイフレンドと一緒にミカエラ・ベインズ(ミーガン・フォックス)が来ていた。ボーイフレンドと口論になったミカエラは一人で帰ると歩き出す。それを見た、サムは、ミカエラと仲良くなるチャンストばかりに、ミカエラを車に乗せて自宅まで届ける。

 ある日の夜、カマロが誰も乗っていないのに、一人でどこかに行ってしまう。それを見たサムは自転車で追いかける。街でミカエラがそれを目撃し、バイクで追いかける。そこで見たものは、車が変形して巨大なロボットになる姿だった。。。。

■カーチェイスや戦闘場面など息詰まる緊張感が味わえる

 パトカーのバリケードとカマロのバンブルビーの息詰まるカーチェイス、そしてプロトフォーム(金属がむき出しになっている形)での戦いと緊張感が続きます。カーチェイスを見ていたら何故かスピルバーグの「激突」を思い浮かべてしまいました。無人の大型トラックが人間を追いかけるというスピルバーグの出世作です。

これを書いていて、トランスフォーマー(実写版)のwikipediaをチェックしていたら、同じようなことが書いてあり、私と同じ感想を持った方がいて嬉しくなってしました。 

このような真綿で首を絞められるような感覚を覚えた映画は久しぶりでした。

■変形の場面に唖然

何と言ってもトランスフォーム時の映像のリアルさが凄いです。最大で2万箇所以上の部品が一斉に動く(Wikipediaより)そうですから、何とも凄い物です。ここを見るだけでもこの映画を見る価値はあると思います。

■主役は金属生命体

 この映画の主役は人間ではなく金属性生命体のロボットです。その変身するシーンには唖然とします。しかし、サム・ウィットウィッキー(シャイア・ラブーフ)を守ろうとするバンブルビーや、仲間達の行動をみていると、人間くさい雰囲気を感じてしまいます。とくに、オートボッツ(サイバトロン戦士)のリーダーのオプティマス・プライムの人間を思う心には感動しました。また、サムが自宅に帰ってメガネを探すシーンで、両親に見つからないようおろおろする彼らの姿には笑ってしましました。

 それから、データーをハッキングする敵方のフレンジー(CDラジカセに変形する)の意地の悪さもよく現れていたと思います。それから、蘇ったディセプティコンズの支配者メガトロンの邪悪さも凄みがありました。

 俳優の演技ではとくに言うことはありません。ミーガン・フォックスのバストに目がいきますが(笑)、ウィリアム・レノックス大尉役のジョシュ・デュアメルがかっこよかったですね。

 脇を固める役者は個性的な方が多く楽しめました。グレン・ウィリアム役のアンソニー・アンダーソンですが、ハッカーは太っていて、食べ物に目がないという演出家たちの考え方を表しているようなタイプで笑えました。

■アメリカ空軍全面強力

 この映画は米国防総省と空軍が全面協力したそうです。そのため、ステルス戦闘機F22を初め、ヘリコプターMH-53ベイブロウ、チルトローター機V-22オスプレイなど実物がぞろぞろでてきます。この方面の趣味の持ち主であればよだれを垂らして喜びそうな映像がたっぷりと詰まっています。また、実写を重視して、戦闘シーンなどででてくる兵士隊も現役の兵士達を使ったようです。

■筋立てが複雑で、理解するのが難しい

 この映画は筋立てが複雑で、トランスフォーマーに親しんでいる方々にはよく分かると思いますが、知らない方(私)にはなかなか理解できないところもありました。まず、金属生命体が争奪戦を繰り広げるキューブの中身がよく説明されない(その能力の一端はでてきますが)ので、なんでそんな物を探すんだという疑問がわきます。また、サムがその鍵を握っていることを知らないディセプティコンズ(デストロン軍団)がそれを探すのはわかりますが、それを知らない筈のバンブルビーらオートボッツ(サイバトロン戦士)が最初からサムに接触してくることの背景が省かれていて、不自然に思ってしまいます。

また、メガトロンが氷付けにされていることは以前から分かっているはずなのに、何故今頃になって攻撃してくるのかという問題もあります。また、カタールの空軍基地が攻撃されたり、大統領専用機がハッキングされたりするのもデーターを取得するためだったら不用なことで、理屈に合いません。

と言い出すときりがないのですが、腑に落ちないことが数々ありました。

公式サイト







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Last updated  2007年08月05日 12時53分18秒
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