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2015.09.17
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カテゴリ: 邦画
0166 ミッドナイトイーグル

『ミッドナイトイーグル』オモテ面

【スタッフ】
・製  作  松本輝起、早河洋、気賀純夫、水野文英、加畑圭造
・企  画  小滝祥平、遠谷信幸、北川淳一、中村邦彦
・エグゼクティブプロデューサー 亀山慶二、秋元一孝、宇野康秀、高野力、佐倉寛二郎
・プロデューサー 梅澤道彦、依田正和、野口照夫、森谷晃育、藤木啓
・原  作  高嶋哲夫(文芸春秋刊)
・脚  本  長谷川康夫、飯田健三郎
・編  集  ウィリアム・アンダーソン
・音  楽  小林武史
・監  督  成島出
・サウンドデザイン クリストファー・アーキンス
・撮  影  山本英夫(J.S.C)
・照  明  小野晃
・録  音  小野寺修
・美  術  及川一
・視覚効果  松本肇
・フォトグラファー 齋藤清貴
・山岳アドバイザー  小西浩文
・企画協力  文芸春秋
・主 題 歌  「はるまいつぶき」BankBand(作詞:桜井和寿、作曲:小林武史)
・製  作  「ミッドナイトイーグル」パートナーズ
       (ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン、松竹、
       ジェネオンエンタテインメント、テレビ朝日、朝日放送、メ〜テレ、
       北海道テレビ、新潟テレビ21、九州朝日放送、IMAGICA、USEN、デスティニー)
・配  給  松竹

【キャスト】
・大沢たかお
・竹内結子
・玉木 宏
・吉田栄作
・袴田吉彦
・大森南朋
・石黒 賢
・藤 竜也

『ミッドナイトイーグル』ウラ面

【仕  様】
・型  番  GNBD-7507
・製作年度  2007年
・製 作 国  日本
・原  題  MIDNIGHT EAGLE
・収  録  約 131分(本編)
・音  声  1.日本語 5.1ch、2.日本語 5.1ch
・字  幕  1.日本語字幕
・映  像  16: 9 LB シネスコサイズ
・そ の 他  片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、セル専用
・発 売 元  ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
・販 売 元  ジェネオン エンタテインメント株式会社
・映像特典  1.特報集
       2.劇場予告編
       3.TVスポット集

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :日本滅亡まであと48時間。
        日本映画史上空前のスケールで贈る山岳サスペンス・アクション超大作!!

オモテ面は、主役級3人のUPと、雪山と軍用ヘリ。ミサイルが発射され、炎が上がっている。これで、舞台は雪山で、ミリタリー系のアクション映画だと判る。なかなか親切なデザインだ。(笑)
ウラ面は、上部に主人公の2人。その下には8枚の画像が並んでいる。どちらも選択した画像が地味なのが、難点だな。もう少しカッコイイとか雰囲気のある場面を選ぶべきだろう。“あれば”の話しだが……。(笑)

【感  想】
「日本版冒険小説の映画化はショボい」

『ホワイトアウト』もそうだったが、日本のアクション映画ってヤツは、どうも『仮面ライダー』にしか見えない。怪人が現れて、さんざん格闘した挙げ句、最後はライダーキック一発でやっつけてしまうという、――あれだ。何でなんだろう?

――まぁ要するにチープだってことだろうな。予算的に厳しいのは分かるが、もう少し何とかならないものか。溜め息が出る。

何よりも、まず銃器の扱いに違和感がある。観客もシロートだが、扱い慣れているかどうかの違いくらいは判る。説得力とでも言うか、その差が臨場感や緊張感の差となって現れる。「どうせ分かりゃしないよ」と、ロクなレクチャもトレーニングもしないで撮影に臨んだように見えて仕方ない。(タレントが隠し芸大会の演目に費やす時間を考えたら、役者はもっとリアルなトレーニングに時間をさくべきだろうな) いまどきの観客はもっと利口で目が肥えていることを製作現場は知らないといけない。

また、画にも奥行きがないし照明にも工夫がない。漫然と撮影しているようにしか見えない。「こういう画が撮りたい」とか「この構図じゃないとダメだ」とか、――そういうこだわりや情熱が一切うかがえない。海外ドラマの『CSI:マイアミ』の方がはるかに凝った絵づくりをしている。

正直なところ、絵づくりにこだわり抜いた黒澤明監督の亡霊が取り憑いているのではないかと思うことがある。“負”の亡霊だ。
「なに気取ってんだよ。クロサワ・アキラじゃあるまいし、どうせ大した作品にならないんだからさ、とっとと撮っちゃえよ」
――なんて声が撮影現場で聞こえて来そうだ。予算の都合もあるのだろうが、生来恥ずかしがりやの日本人は、そういう声に負けて自己表現が未熟なのかも知れない。これはもう持病のようなものだ。北野武監督もインタビュウに答えて、「図々しいから(映画が)撮れた」と言っていたが、その通りだろう。

古い因習を廃し、新たな映像表現にこだわった監督が登場しない限り、日本のアクション映画は『仮面ライダー』の粋を出ないだろう。

時に、墜落したのはステルスらしいが、私には最後までそうは見えなかった。これは予算よりもセンスの問題だな。本来、役者やカメラマンに肉体的な制約を課してでも、それが戦闘爆撃機の残骸であると観客に納得させ得るビジュアルが必要なのだ。それに目をつむって、撮影し易いからとか、役者が大変だからという理由で手を抜くようでは、日本映画に未来はない。

ないないづくしで評価のしようもないのだが、私は何もハリウッド映画のような作品を望んでいるわけでは、ない。香港ノワールが独自の映画スタイルを持っていたように、任侠映画、ヤクザ映画以降、日本のアクション映画の低迷は、ひとえに情熱不足だと私は思っている。映画には、観た人の人生すら変える力がある。作る人たちは、そのことを肝に銘じてほしい。

というわけで、本作は凡庸ですから、ススメません。(キッパリ)





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Last updated  2015.09.17 07:19:55
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