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2016.06.05
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0428 三銃士/宿命の対決

『0428 三銃士/宿命の対決』オモテ面

【スタッフ】
・原  作  アレクサンドル・デュマ
・監  督  セルゲイ・ジグノフ
・脚  本  アンドレイ・ジトコフ
       セルゲイ・ジグノフ
・撮  影  イゴール・コジェニコフ
・編  集  ニコラ・トランバシエヴィッツ
       「ダニー・ザ・ドッグ」
・音  楽  アレクセイ・シェリギン
       「アルティメットウェポン」

【キャスト】
・ダルダニアン:ライナル・ムハメトフ(中村だいぞう)
・アトス:ユーリ・チューシン(伊藤信隆)
・ポルトス:アレクセイ・マカロフ(くまかつみ)
・アラミス:パーヴェル・バルシャク(野口真宏)
・ミレディ:エカテリーナ・ヴィルコワ(杉森多恵子)
・枢機卿:ヴァシリー・ラノヴォイ(中野健治)
・アンヌ王妃:マリア・ミロノーワ(友住吉良)
・ルイ13世:フィリップ・ヤンコフスキー(西田貴史)

『0428 三銃士/宿命の対決』ウラ面

【仕  様】
・型  番  AAC-2053R
・製作年度  2013年
・製 作 国  ロシア
・原  題  The Three Musketeers
・収  録  本編 124分
・音  声  1.オリジナル <露 語>
         ドルビーデジタル5.1ch
       2.日本語吹替 2.0ch ステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
       2.日本語デカ字幕
       3.吹替用字幕
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタサイズ
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本国内向、レンタル専用
・発  売  アクセスエー
・販 売 元  アクセスエー
・販売協力  アメイジングD.C.
・映像収録  オリジナルトレーラー

【ジャケット】
・オモテ面:不朽の名作が最新VFXで豪華に蘇る
        一人は皆のために
        皆は一人のために
・ウラ面 :王妃の胸飾りを奪還せよ――
      三銃士と若きダルタニアンの大活劇!
        総製作費15億円の圧倒的スケール
        剣士たちの戦いを描く、
        アクション史劇の決定版!
      アレクサンドル・デュマの歴史小説
      「三銃士」の実写映画化!

オモテ面は、中央にダルタニアン。その周囲に三銃士と、ミレディなどの主要登場人物が描かれている。なかなかの出来映えだが、ちょっと泥くさい。ロシア製だからだろうか。(笑)
ウラ面の上方には、ダルタニアンと三銃士が並んだ画像が使われている。“三銃士”である限り、この構図は欠かせないだろう。中央に帯状に5枚の画像が並んでいる。ま、こんなモンだろうなぁ。ちょっとダサイけど……。(笑)

【感  想】
「不倫と児童書」

アレクサンドル・デュマの小説を原作にしたロシア製TVドラマ。全10回のドラマを 2時間にまとめているので、展開が速いこと速いこと。(汗)
さっくりと観ることが出来るのは良いが、あまり情緒がない。“飛躍”も多々見受けられるし、機械的に進んでしまう。その辺が物足りなさの理由かも知れない。

確かに衣装やロケに費用をかけているし、出演者も多い。二隻の帆船が行き交うシーンには感激した。
でも、その割りには、鑑賞後に充実感がない。何故だろう? それが残念でならない。やっぱり、ケチらないで前後編 4時間くらいかけてくれた方が良かったような気がする。(最近の邦画みたいにムダに二部作ってのも、頭がイタいが……)

そもそも、『ダルタニアン物語』は、全11巻。一年に渡って放映出来るくらいの分量だ。言ってみれば、大河ドラマ。一般に『三銃士』として親しまれているのは、序盤の部分でしかない。(ウケウリ)
TVドラマ化するのであれば、原作を全て映像化して欲しかった。ロシアなら、それくらい大きな取り組みが出来るはずだ。

有名なお話しなので、ストーリーについては、割愛。田舎貴族の息子ダルタニアンがパリに上京して来て“三銃士”と出会う。そして、王妃とバッキンガム公の不倫、ダイヤの胸飾りを巡る事件に巻き込まれる。ここまでが前半。
そう、ポール・W.S.アンダーソン監督の『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』で描かれた部分を1時間程度で走り抜けてしまうのだ。(笑)

後半は、英仏の戦争とダルタニアンやミレディ、王妃の恋愛の結末が描かれる。最後は王宮を舞台にした陰謀が暴かれて、殊勲をたてたダルタニアンが隊長に命じられて幕をおろす。
リチャード・レスター監督の二部作『三銃士』『四銃士』で描いたところを2時間で駆け抜ける。

何と言うか、児童図書を読んでいるような感じ。(笑) ジュール・ベルヌの『地底探検』とかスティーブンソンの『宝島』とか、同じ作品でも小学校低学年向けの児童書になるとビックリするくらい端折られている。大胆に削られてあらすじよりも短い。(笑)
さしずめ、本作品なんかも、子供にお話しを伝えるには、丁度いいかも知れない。(ちゃんと本が読める大人には退屈ってことね)

そのわりには、みんな不倫ばっか。(笑) 王妃とバッキンガム公、ダルタニアンとコンスタンス、ミレディと間男……。どう考えても、子供向けじゃないな。
それにしても、肉欲に走る時代だったんだなぁ。


……いい時代だ。(笑)


最初は字幕で観ていたが、途中で「??」と思うところがあり、吹き替えに切り替えた。
そうしたら、これがまた違和感たっぷり。シロートみたいな声優さんが声をアテている。声優さんのキャスティングと演出にも“難あり”だ。
小さい会社さんのようだから、吹き替えを入れてリリースされただけでも善しとしなければいけないかも知れない。

何となく泥臭くて垢抜けない感じはいただけないが、そこそこ剣劇もあって厭きさせない仕上がりになっている。

ダイジェスト版と割り切って、ざっくりとストーリーを知りたい方には最適な1本かも知れない。
そんな方にオススメ!





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Last updated  2016.06.05 08:41:10
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