B級映画ジャケット美術館

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2019.01.19
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カテゴリ: アクション映画
1386 バットマン/リターンズ


※オモテ面

【スタッフ】
・製  作  デニーズ・ディ・ノヴァ
       ティム・バートン
・監  督  ティム・バートン
・脚  本  ダニエル・ウォーターズ


※ウラ面

【キャスト】
・ブルース・ウェイン/バットマン
          …マイケル・キートン(渡辺裕之)
・セリーナ・カイル/キャットウーマン
        …ミシェル・ファイファー(田島令子)
・オズワルド・コブルポッド/ペンギン
           …ダニー・デビート(樋浦 勉)


※チャプターリスト

【仕  様】
・型  番  DL-15000
・製作年度  1992年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  BATMAN RETURNS
・発 売 元  ワーナー・ホーム・ビデオ
・販  売  ----
・提  供  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  新村一成
・吹替翻訳  新村一成
・吹替監修  ----
・吹替演出  ----
・日本公開  ----
・リリース  1997.
・収  録   127分
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタサイズ
・音  声  1.オリジナル (英語)(5.1chサラウンド)
       2.日本語 (ドルビーサラウンド)
・字  幕  1.日本語字幕
       2.英語字幕
・そ の 他  片面 1層、COLOR、MPEG-2、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD、セル専用
・映像特典  ----


※再生上のご注意

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :ゴッサム・シティーが再び悪の闇に
      包まれたとき、
      あのヒーローが帰って来た!

うーん、バットマン、キャットウーマン、ペンギンがタテ一列に並んだジャケットのオモテ面は、イマイチ。ダークな雰囲気は継承されてはいるが、1作目が鮮烈だっただけに、フツーに戻ってしまったようで、ちょっとガッカリ。タイトルの下にペンギン軍団の画像が切り抜かれて配置されているのも、ビンボーくさい。(溜息)
あれだけ強烈なキャラクタが登場しているのだから、もっと派手で不気味なデザインでも良かったかも知れない。
それは、ウラ面にも現れていて、とりとめのない出来映えになっている。手はこんでいるけど、大胆さに欠けている。これじゃあ、B級映画みたいだ。(いけない、このブログは『B級映画ジャケット美術館』だったっけ……)


※ディスク

【感  想】
「ティム・バートン監督が愛情を寄せるモノ」

ティム・バートン監督によるシリーズ2作品目。怪人ペンギンとキャットウーマンが登場する。T.バートン監督の愛情が溢れる力作である。

ゴッサム・シティで暴れまわるサーカス・ギャング団。市長は街の安全に力を入れると宣言するが、その矢先に子供が誘拐されてしまう。しかし、そこに現れたのが、怪人“ペンギン”。彼は子供を奪い返すと、一躍街のヒーローとなる。しかし、それはギャング団の首領であるペンギンの自作自演だった。
彼は、名家に産まれながら、奇形と残虐さ故に両親から疎まれ、川に捨てられた過去を持つ。下水道で育った彼は、いつの日か地上に出て陽の目を見る日が来ることを夢見ていた。遂に、その日がやって来たのだ。
そんなペンギンを丸め込み、密かに支援するのが、街の名士であるシュレック。彼は電力エネルギーを我がモノとするため、ペンギンを市長にしようと画策する。
……というお話し。

ダニー・デビートが演じるペンギンは、実に強烈だった。ジャック・ニコルソンに負けない怪演ぶり。誰かに認められたくてもがく姿は、おぞましくもブザマで愛おしい。演技とは思えない。 150cmそこそこしかないD.デビートが受けて来たであろう“区別”に対する怒りや哀しみがぶち込まれているような気がする。アカデミーのメイクアップ賞を受賞している。

シュレックの秘書セリーナは、ドジでのろまなカメみたいな女性。(笑) 地味で目立たないが、能力は高い。しかし、それが仇となり、シュレックの陰謀に気づいて謀殺されてしまう。ところが、猫の魔力で彼女は“キャットウーマン”として蘇る。そして、彼女もまた、誰かに愛されたくてもがく。
演じるのは、ミッシェル・ファイファー。カタカタとミシンでコスチュームを作る辺りが可愛らしい。(笑) ムチで叩かれたい♪

バートン監督は、愛情を求める悪役2人をクローズアップする。自己投影なのか、その眼差しは優しく、どこかもどかしげだ。

セリーナのブルース・ウェインに対する恋心と、キャットウーマンがバットマンに抱く敵対心は、相反する。それがクライマックスで一つになる時、キャットウーマンは「……どうして、そんな」と嘆く。それは、セリーナの台詞だ。バットマンがマスクを取った時、セリーナとキャットウーマンも一つになってしまった。
九つの命を持つキャットウーマンは、命を一つ残して闇に消える。エンディングのシルエットが儚げだ。彼女は、セリーナではなく、キャットウーマンとして生きる道を選んだ、ということだろう。

本作品では、バットマンは狂言回しだ。前作で分身とも言えるジョーカーを倒してしまったから仕方ない。彼は、自らの存在を証明してくれる敵がいないと活きて来ない。ペンギンは、バットマンを相手にしていなかったし、キャットウーマンはセリーナと未分化のキャラクタだった。
だから、3作目でどんな相手が登場するのか楽しみだった。けれど、バートン監督の降板で、ダークファンタジーの世界は、ここで潰えてしまった。

バートン監督の世界を支えたのは、美術監督ばかりではない。ダニー・エルフマンの音楽によるところも大きい。本作品も絶好調だ。ディズニーランドの“ホーンテッド・マンション”と、どう違うんだと問われると返答に窮するが、これがティム・バートン版『バットマン』の音楽であることに間違いはない。おそらく『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』に結実して行く途中で、試作ならではの勢いがある。それが、本作品において良いイメージをもたらしていると思うのだ。

ティム・バートン監督の『バットマン/フォーエバー』を観たかった。(無念)

オススメ!





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Last updated  2019.01.19 05:30:06
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