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2020.08.22
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カテゴリ: 邦画
1967 赤い指


※ジャケット(オモテ面)

【スタッフ】
・原  作  「赤い指」東野圭吾(講談社刊)
・脚  本  櫻井武晴
       牧野圭祐
・音  楽  菅野祐悟
・音楽プロデューサー 志田博英
・主 題 歌  「街物語(まちものがたり)山下達郎
       (ワーナーミュージック・ジャパン)
・演  出  土井裕泰
・企  画  那須田淳
・プロデューサー 伊與田英徳
・製作著作  TBS

【キャスト】
・阿部 寛
・黒木メイサ
・溝端淳平
・杉本哲太
・西田尚美
・富田靖子
・松重 豊
・佐々木すみ江
・田中麗奈
・山崎 努


※ジャケット(ウラ面)

【仕  様】
・型  番  TCED-1084
・製作年度  2011年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・発 売 元  TBS
・販 売 元  TCエンタテインメント株式会社
・ビデオ企画 ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・監  修  ----
・日本公開  TBS系列にて2011年 1月 3日放送
・リリース  2011.03.30
・収  録  本編 123分
・サ イ ズ  16: 9 LB
・音  声  1.日本語 (2.0ch ステレオ)
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD、レンタル専用
・映像特典  ----


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :----

TVシリーズ『新参者』の正月特番なので、ジャケットは、ほぼ同じ印象に仕上がっている。タイトルが『赤い指』なので、随所に赤色が使われているところは、ご愛嬌。ディスクも赤だしね。(笑)
阿部寛さん、黒木メイサさん、溝端淳平さんの背景に、薄っすらと建売住宅の画像が使われている。同じ様式の住宅が並んでいるところに、デザインした方の意図が読み取れる。「どの家庭に起きてもおかしくない事件」だと言いたいのだろう。
ウラ面も、まずまずの出来映え。カッチリしている。個人的な嗜好から言わせて貰うと、こういうジャケットは好きだ。(笑)

【感  想】
「正月には観たくないドラマ」

ドラマ『新参者』の好調を受けて作られた特別番組。加賀恭一郎シリーズの 2作品目になる。正月(2011年)に放送されたと聞いて、「こんな心のない作品を、おめでたいお正月に流すなんて……」と愕然としてしまった。優れた作品でもなし、正直なところ、私には腹立たしくて仕方なかった。(怒)

幼女殺害事件を隠蔽しようとする家族のお話しである。現代のキーワード“引きこもり”や“痴呆症”“家庭内介護”を用いている。けれど、まるで出来の悪い噺家がひねり出した三題噺のように、事件の真相はかなり無理矢理だ。アクロバットと言っていい。最後は“お涙頂戴”でまとめてヒューマニズムを気取っているが、誤魔化されてはいけない。解き明かされた真相は、説得力が皆無である。ドンデン返しをしたいがために辻褄を合わせたようにしか見えなかった。

事件は、郊外の一軒家で起きる。留守中に見つかった幼女の絞殺遺体を巡り、一家の主は犯罪の隠蔽を画策する。犯人は明らかなので、本作品の主軸は、誰に罪を着せるかにある。夫婦が下した結論は、幼稚としか思えないものだった。一応、ミステリーなので詳しくは記さないが、この幼稚さは、社会病質者と同等だ。
子供は11歳くらいまで善悪の区別が曖昧だ。少しづつ倫理観が形成されて大人になって行く。そういう意味では、この夫婦の倫理観は、10歳以下だ。尤も、こういう夫婦だからこそ、倫理観の欠如した子供が育ってしまったのかも知れない。

この家庭の有り様は、すべてママゴトのようで、あっけに取られる。コメディではない、杉本哲太さんと西田尚美さんがマジメに演じている。「でも、それって違うんじゃない?」と思うことしきり。欠陥のある夫婦だ、ストレートに描くと誤解を招くおそれがある。案の定、キャッチコピーは“最愛の人が殺人を犯したら!? 加賀が解く涙の連鎖・家族の絆とは”だ。大間違いでしょ。

原作は読んでいないので大きなことは言えないが、加害者に対してドラマと同じようなアプローチをするならば、とんだ愚作である。
この一家の倫理観に欠けた姿を“狂気”として描いてくれていたなら納得できる。テーマは親子の愛ではない。現代の家庭が内包する反社会的な狂気だ。

『新参者』から遡ること 2年前という設定。お馴染みの登場人物を同じキャストが演じている。加賀刑事の父親との軋轢なども描かれて、ドラマとしては冗漫な出来映えだった。いくら正月の特別番組とはいえ、 2時間オーバーは長すぎでしょ。
加賀刑事の父親役に山崎努さん、看護士役に田中麗奈さんが登場している。

本作品に本当のことがあるとすれば、母親が息子が子供の頃に作った名札を大事に持っていた、ということだけである。後はニセモノだ。
あと味の悪い作品だった。現代社会の問題を興味本位で扱ったようで腹が立つ。オススメ致しません!

(溜息)こういうレビューを書くと自分が悪人になったような気がして、イヤだなぁ。A-_-;


【 東野圭吾原作作品 】
『0783 手紙 [ブルーレイ]』
『0313 容疑者Xの献身』
『0301 真夏の方程式』

【 『新参者』シリーズ 】
『1962 新参者1』
『1963 新参者2』
『1964 新参者3』
『1965 新参者4』
『1966 新参者5』





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Last updated  2020.08.22 05:30:06
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