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2020.12.12
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カテゴリ: デザスター映画
2079 2012


※ジャケット(オモテ面)

【スタッフ】
・監  督  ニック・エヴァハート
・脚  本  ナオミ・L.セルフマン
                「イーブル・ノート」
・製  作  デヴィッド・マイケル・ラット
            「エイリアン VS エイリアン」
               「トランスモーファー」

【キャスト】
・フランク…デイル・ミッドマン(てらそままさき)
    「デッド・フライト」「ディープ・レスキュー」
・スーザン…エイミー・ドレンツ(石塚理恵)
               「ラスト・ソルジャー」
・ロイド…クリフ・デ・ヤング(星野充昭)
         「ラスト・キングス」「ザ・クラフト」


※ジャケット(ウラ面)

【仕  様】
・型  番  SIMR-0001
・製作年度  2008年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  2012: DOOMSDAY
・発  売  株式会社SIMンカパニー
・販  売  株式会社SIMカンパニー
・提  供  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・字幕監修  ----
・制作協力  -----
・日本公開  ----
・リリース  ----
・収  録  本編 89分
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタサイズ
・音  声  1.オリジナル 英語
         (2.0chステレオ・ドルビーDIGITAL)
       2.日本語吹替
         (2.0chステレオ・ドルビーDIGITAL)
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD、レンタル専用
・映像特典  ----


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:世・界・崩・壊
        噴火・竜巻・津波・地震――
        あらゆる災害が地球を襲う
        2012年12月――アルマゲドン降臨
・ウラ面 :あらゆる大災害が襲いかかる!
      人類に未来はあるのか…
      ディザスターパニック決定版!!

まず、オモテ面のイラストが駄目だな。まるで50年前の漫画雑誌の扉絵みたいだ。巻頭特集で、世紀末の大予言を扱ったヤツを読んだっけ。(笑) それくらい古臭い。
ウラ面も似たようなものだな。登場人物の画像が 1枚もない。まぁ、確かに使いたくない気持ちも解るけどね。でも、レンタルであれセルであれ、誰から買って貰ったり、借りて貰わなければいけないのに、こんなにヤル気のないジャケットでは、小中学校の男子でも手に取らないと思うな。


※チャプターリスト

【感  想】
「キリスト教のプロパガンダ映画?」

“2012年”を題材にした作品だが、中味はキリスト教のプロパガンダ映画だった。(-_-)

2012年12月21日まで36時間に迫ったところから物語は始まる。各地で災害が発生し、或る気象研究チームは、地球の自転速度が遅くなっているからだと結論づける。
――それらしく言ってるが、根拠のないシュミレーションに何の意味がある?

考古学者は、マヤの遺跡で発見したキリスト教の十字架を神殿に戻そうと助手を連れてチェチェン・イッツァの遺跡に向かう。
――この助手が別れた妻だなんて唐突に言われても……。(汗)
キリスト教の十字架が発掘される設定からして胡散臭い。「こうやってキリスト教は異教徒を駆逐して来たんだな」と思った。クリスマスやハロウィンを広げた手法と同じだ。小○方さんも舌を巻く情報改竄ぶり。

女性宣教師は、町で会った報道カメラマンの男に協力して貰い、妊婦を神殿に連れて行くことになる。
――町に医者を探しに来た女性宣教師はカメラマンに「 2週間も医者を探しているの」と説明していた。(笑) おいおい、 2週間も小走りに医者を探し回っていたのかい。
然も、村に戻ったら誰もいないし。新手の逆ナンパかと思った。(ああ、ホテルを探していたのかな?)
その上、突然現れたTシャツの男に「女の子が病気なんだ」と言われて、いそいそついて行ってしまう。 2週間も医者を探していたわりには、アッサリと村人のことを忘れるんだな。行ってみれば、病人ではなく妊婦だし……。ヒデー脚本だ。

女性救急隊員も、何故か母親を連れてチェチェン・イッツァの遺跡へ車を走らせる。
――夢やタトゥーといった遺跡と関係がありそうなアイテムを散りばめながら、放りっぱなし。(笑) 拾うつもりは毛頭なさそうだ。
神を信じられない娘と信心深い母親の会話は気色悪い。差別するつもりはないが、信者の“ああ言ったら、こう言う”的な話しっぷりは、ホラー映画よりもコワイ。ルイーズ・フレッチャーでもパイパー・ローリーでもジュリアン・ムーアでも、この恐怖を演出することは出来ないだろう。

女性宣教師の父親(気象学者)も、職務を投げ出し、娘を救うべくチェチェン・イッツァの遺跡へと向かう。
――大雑把な国だとは思っていたが、大災害の真っ只中に遺跡の名前だけで救助に行こうなんて無謀すぎないか? 私なんか待ち合わせに池袋駅構内の“いけふくろう”をピンポイントで指定されて、待ち人と会えなかったことがあるぞ。(笑)

結局、みんながチェチェン・イッツァの遺跡に集まって、妊婦が出産してオシマイ。大災害はおさまったらしい。まったくもって意味不明の物語だった。

映像は丁寧に撮られていたが、演出は二流の腕前で、緊張感もなければ誠実さもない。
意味不明なカットを繋いでいる編集も、やる気があったようには思えない。
CGは最小限。スペクタクル・シーンは皆無。ひたすら神を信じるとか信じないとか話しをしている。

端的に言って、本作品は、キリスト教のプロパガンダ映画である。ホビ族が予言したとする終末すら、主イエス・キリストの名のもとに集まった人たちが鎮めてしまう、と言いたいらしい。
「キリスト教って、こんなに素晴らしい宗教なんだ」
「ありがたい教えを信じない方がおかしい」
「信じないヤツはバカだ」
――そんなことを静かぁに説いているように見える。(笑)
実にしたたかだ。

けれど、上には上がいるもの。そんな作品をB級デザスター映画のようなタイトルをつけ、ジャケットを作り、ちゃっかりと売り出す商魂の逞しさには脱帽する。(笑) 企業の営利活動は、宗教の教義をも利用するのだ。

「信じられるのは美だけだ」と書いたのは立原正秋さんだったか、この歳になって、ようやくその本当の意味がわかりかけたような気がする。

地球の自転が止まってもオススメ致しません!


【 関連(ありそうな)作品 】
『1504 2012 [ブルーレイ]』
『1574 2018』
『0105 2048』





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Last updated  2020.12.12 05:30:06
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