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2020.12.13
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カテゴリ: デザスター映画
2080 2022


※ジャケット(オモテ面)

【スタッフ】
・監  督  トラノン・シーチュア
・制作総指揮 ニサ・タンシリソムリート

【キャスト】
・フー…ビサーン・シーマ○コン
・シンディ…シリンダー・ジェンセン
・トライポップ首相…バーヌデート・ワタナスチャート
・シアム博士…スチャオ・ボンウィライ


※ジャケット(ウラ面)

【仕  様】
・型  番  FFEDR-00371
・製作年度  2009年
・製 作 国  タイ
・原  題  2022: TSUNAMI
・発  売  株式会社ファインフィルムズ
・販  売  株式会社ファインフィルムズ
・提  供  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・字幕監修  ----
・制作協力  -----
・日本公開  ----
・リリース  ----
・収  録  本編 90分
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタサイズ
・音  声  1.オリジナル タイ語 (2.0chステレオ)
       2.日本語吹替 (2.0chステレオ)
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD、レンタル専用
・映像特典  ----


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:世・界・水・没
        海底火山の爆発
        マグニチュード9.3の大地震
        大津波
          その時、世界は終焉する――。
・ウラ面 :審判の時が来た・・・・・
        [海底火山]の爆発
        世界最大規模の[地震]
        そして、過去に体験の無い[大津波]!

ジャケットのオモテ面は、なかなか迫力のあるイラスト。津波に飲み込まれる都市が描かれている。上の方には、地震で崩壊する都市か。表現がコミック風だが、悪くない。津波の飲み込まれるエベレストが描かれたローランド・エメリッヒ監督の『2012』のジャケットに較べたら、これくらいの誇張はたいしたことはない。それに、本作品の方が、動きがある。
ウラ面だって、迫力ある画像が満載。これなら「期待できるかも!」と思わせる仕上がりだ。
うん、いいジャケットだ。(でも、相変わらず、この手の作品は、登場人物の画像は二の次だな)

【感  想】
「2020+2=2004+18」

てっきり荒唐無稽なB級デザスターTVMかと思っていた。タイトルがタイトルだし……。(笑)
けれど、出来不出来は別にして、かなりマジメに作られた作品だった。メッセージ性も高い。仏教国らしく、環境破壊をせずに真摯に生きましょう、と訴える。そこは評価したい。良心的な映画だ。

――2004年、スマトラ島沖の海底地震によって発生した津波で甚大な被害をこうむったタイ。
それから18年、タイは二度と同じ被害を出すまいと地震の予知に力を入れて来た。けれど、警戒するあまり誤報が相次ぎ、観測を支持して来た首相は、政治的な立場すら危うくなっていた。
しかし、タイ近海の海底では不穏な動きが観測される。新たな海底火山が発見され、博士は巨大な地震の前兆であると判断する。
……というお話し。

で、海底地震が発生して、再びタイを巨大な津波が襲うことになる。

ただ、科学的な説得力のある描写は皆無で、脚本家に知識がなく、リサーチをしなかったことも明白。そこは怠慢だと言わざるを得ない。
何しろ、ドラム缶のような海底基地で博士は機械に向かって叫ぶ。
「教えてくれ! 巨大地震は来るのか!」
おいおいって感じ。不謹慎だけど笑ってしまった。(笑)
確かにモニターを眺めているだけでは絵にならないし、必死だってことを伝えるための演出だってことも承知している。でも、あの演出と演技はないでしょ。お国柄かなぁ。

それに、いわゆる“グランドホテル”形式の作品だが、結末に向けて収束はしない。出しっ放し。
めまいを起こす青年はどうしたんだ? 白イルカは? リゾート開発に反対していたおじいちゃんとイレズミ兄ちゃんはどうなったんだ? 首相の政敵の末路は?
つまるところ、90分におさめるには物語を広げ過ぎたのではなかろうか。クライマックスはスペクタクル・シーンと決まっているし、脇役のエピソードまでクローズする余裕なんかあるはずないのだ。

もしかしたら、もっと長い脚本をカットしたのかも知れない。ツッコミどころが満載なのも、それなら頷ける。(笑) 明らかにカットやシーンが足りない。「どうやって海底基地に行ったんだよ!」とか「救助ヘリにそんなに児童が乗るかよ!」とか、カットを足せば違和感がなくなるパートもかなりある。

タイの映画づくりや産業の現状は知らないが、本作品を観る限り、それほど予算は潤沢ではなさそうだし、コンピュータ技術もまだまだ発展途上だ。役者の演技も一本調子だし、カメラも照明も勉強の余地アリ。これがタイの大作映画の水準だとしたら、かなり遅れている。
けれど、トニー・ジャーの『マッハ!』シリーズを観ると、2作目、3作目と急激にスキルを上げている。あのスキルで本作品を撮ったら、心に残る一本になっただろう。人材不足が一番深刻かも知れない。

そう思うのは、本作品が、非常に真面目に取り組んだ作品で、熱意が伝わって来るからだ。特筆すべきことは、運命を受け入れるとか諦めるとか、そんな考えが微塵も伺えないこと。
被災直後に助けを求める人たちを前に首相が演説をぶつナンセンスさはおいておいて、地球を大切にし、共に生きよう、という気持ちだけは、真摯に受け止めたい。

オススメ!
――致しませんけどね。(苦笑)

ちなみに吹き替え版で観ると、冒頭にナレーションが流れる。何故か、「2004年の災害から17年後のお話し」と言っている。?  1年足りないじゃん!(笑)


【 関連(ありそうな)作品 】
『1504 2012 [ブルーレイ]』
『2079 2012』
『1574 2018』
『0105 2048』

【 タイの映画、或いはタイを舞台にした作品 】
『1738 ゲーム・オブ・クラウン』
『1362 トレジャースカウト/封印されし魔境の聖剣』
『1797 アタック・ナンバーハーフ [デラックス版]』
『1788 フォロイング』
『0121 ラスト・アナコンダ』
『0636 マッハ!エンジェル』
『0008 ラプター』





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Last updated  2020.12.13 05:30:06
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