確か2004年だったと思います
俺の家の隣に愛想の良い肥った60歳代半ばくらいのおばさんが癌で亡くなりました
息子さんと二人暮らしでペットに小型犬を飼ってました
息子さんは母親の葬式のあとに行方不明になって
郵便配達で来た郵便局員が
おばさんの家の敷地内に入るとワンちゃんが吠えるし噛みつきにいくし大変でした
俺のおかあがワンちゃん何も食べてないことを知ってるから
菓子パンを与えたこともありました
ワンちゃんそのパンをめちゃめちゃ食らいつくように食べてたそうです
そのうちに保健所の方がワンちゃんを引き取りに来たと思います
その前にワンちゃんがご近所の家を一軒一軒を回り出したのです
この光景は俺の部屋の監視カメラのモニターからはっきり観ました
俺とおかあは「おばさんがワンちゃんになって回ってたんかな」と話してました
おばさんは和歌山の南紀の田舎で生まれて育って
素朴なテンネンのお人好しの方で和歌山市に昭和の末期の分譲住宅を購入して
そのころから住んでました