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ワインはコルクを抜いて飲んでみなければ,ワインの熟成の状態を見分けることは出来ません。それは,一般の方でもソムリエでも同じです。このため,テイスティングが必要になります。
お客様がテーブルの席でテイスティングする行為は,イギリスのスノッブ達が行っていた儀式をフランス人が取り入れた形式的な振る舞いです。
本来のテイスティングは,ワイン製造者,ビン詰め業者,輸入業者,販売業者,レストラン(料亭)で行われ,ワインの品質や状態を見極めることを目的としています。ということは,レストラン(料亭)でお客様がワインを飲む前の段階で,随時,テイスティングが行われ,チェックされているのです。さらに,今日の料理にはどの地方のワインが使われているかとか,どのワインがどの料理に適しているかとか,お客様の懐具合(金銭感覚)と好みのワインを見極めてアドバイスすることもソムリエの仕事のひとつですね。
ですから,レストラン(料亭)でワインを飲む時には,テーブル席で自分がテイスティングする必要はなく,お店に任せておけば良いのです。
一方,自分でワインを購入して飲む時には,販売業者までの段階でテイスティングされていますが,最終的には自分で飲んで確かめることになります。同じワインを何本か購入し,抜栓する時期を変えて飲むか,あるいは,信頼のおけるワイン商からアドバイスを得て,飲むと良いでしょうね。
ワインを最適な状態で飲むタイミングに出会うことはとても難しいことでしょうね。
今が飲み頃だと信じて飲んでいるかもしれません。もっと良い時期があったかも?
ワインとの出会いも,恋人との出会いも似ています。
出会った時を逃すともう出会えないし,あるいは,もっと良い出会いがあるかもしれないし・・・。
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