伊豆高原で小さな宿を営むオーナーの地元情報

そのお客様は「理学療法士」という仕事をされていて，とっても人当たりの優しい男性でした。お連れの彼女とは柔道を通じて知り合った仲とか。


仕事の大部分は，患者さんの話や愚痴を聞くこと。


理学療法士という技術を駆使しても，患者さんの症状を完全には治すことはできないし，自分ができることは限られているから，愚痴を聞いてあげることしかできない。


患者さんの愚痴を聞いてあげることで，相手が少しずつリラックスしていくのを感じ取れる。
例えその愚痴の原因となっている問題を解決することができなくてもね。


さらに，患者さんの愚痴を聞くことは，自分自身へのストレスとはならない。

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こんな優しい，思いやりのある人に，自分もなれるかな？

私は，屁理屈を捏ね回して生きているので，問題が解決せずに，放置することを良しと思っていないのです。愚痴を並べることは，愚かなことだとも思うこともあります。愚痴を並べるなら，問題解決する努力をしようと。

でも，私のような考え方は，とても疲れる生き方です。
多くの場合，問題は解決しないのですから。