今回は前回の補足ネタです。
前回、2進数の解説をしましたが、
2進数と10進数とではあまり変換効率が良くありません。
(計算面倒くさかったですよね?)
そこで、2進数と相性の良い数字に、
8 進数 と 16 進数 というものがあります。
8進数は0~7まで数え、8になる時に桁上がりします。
では、16進数は16になる時に桁上がりするのは判るとして、
9の次はどうなるのでしょう?
答えは、 ABCDEF とアルファベットが続きます。
F の次は桁上がりして 10 となります。
因みにアルファベットは大文字でも小文字でも構いません。
なぜ8進数と16進数が2進数と相性が良いかと言うと、
その相互変換がし易いからです。
8進数は2進数を3桁毎に、
16進数は2進数を4桁毎に区切ると、簡単に変換できます。
もうお気づきかもしれませんが、
8進数は一見すると10進数と見間違えます。
なので、実際あまり使われていないのが現状です。
16進数はホームページを作る人やCGに携わる人には
馴染み深いかもしれませんね。
コンピュータの世界では、色はよく16進コードで表されます。
最近一般的な32ビット(True Collar)表示の場合、
それぞれの色に 0~16,777,215 (10進)のコードが
割り振られます。
これを16進数で表すと &h0 ~ &hFFFFFF となります。
「&h」 と言うのは
「これに続く数字は16進数ですよ」
と言う意味の記号です。
因みに、2進数は &b 、8進数は &o の記号を使います。
なぜ16進数を使うかと言うと、
10進数はコンピュータで扱うには不向きで、
2進数は桁数も多くなり人に解り難いので、
その中間的な数値表現方法として、
コンピュータの処理上で2進数変換しやすく、
人間にもある程度直感的に数の規模が解りやすい
ということで、16進数が使われるようになったのです。
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