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2011年12月05日
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カテゴリ: コンサート・観劇
葉加瀬太郎さんのドイツでの初コンサート を聴きに行って来ました。

お名前はもちろんずっと前から知っていましたが、これまではバラエティ番組等に出演しているところを数回見たことがあるくらいで、彼の演奏を生で聴いたことがありませんでした。
また、テレビでは葉加瀬さん自作の曲の演奏しか耳にした事がありませんでした。

でも、数年前にロンドンに移住され、最近は 『自分の原点に帰る』ということでクラシックの演奏に力を入れている そうで、彼がどんな風にクラシックの曲を演奏するのか聴いてみたかったのです。
また、3月の大震災後、精力的にチャリティコンサートを開催されているようでしたので、彼の人となりにも多少興味がありました。

本公演のチケットは公演1週間ほど前には既に売り切れだったようです。
会場の9割か、もしかしたらそれ以上は日本人で埋め尽くされていました。
デュッセルドルフにはまだ8000人もの日本人が住んでいるのですから、誰でも名前を知っている日本人音楽家がコンサートをするとなれば、そりゃあチケットの売れ行きもいいでしょう。
じっと座っていられないくらい小さな子供連れの方も私の席のすぐ近くにいて、演奏中に物音を立て続けるので、それにはちょっと閉口しましたが。

こちらでは通常、平日のコンサートの開演時間は8時であることが多いのですが、今回は7時半、しかもオケのコンサートではないということで、早く帰宅できるだろうともくろんでいました。
が、後で この読みが大甘 だったことを思い知らされる羽目に…。
この公演は ドイツ日本修好150周年記念イベントの一環 だったようで、しかもスポンサーの銀行が東日本大震災のためのチャリティーも行ってくれたため、開演前にたっぷり色々な方々のご挨拶があったのでした。
それも、日独両方の言語(つまり全て2度ずつ)で行われたため、実際の開演時間は8時過ぎだったというわけです。

公演は休憩を挟んで2部構成でしたが、プログラムも想像していたのとは少々違い、クラシックオンリーではありませんでした。
クラシックの演目と葉加瀬氏が作曲した曲が半々くらいか、自作の曲の方が多いくらいだったでしょうか。
クラシックの演目を目当てにしていた私にとってはちょっと拍子抜けでしたし、彼の演奏自体も総じて自作の曲の方が良かった気がしました。
クライスラーの「プレリュードとアレグロ」の演奏はものすごく素晴らしかったですが。

アンコールではNHKドラマ『てっぱん』の主題歌だったという「ひまわり」という曲を演奏してくれました。
演奏前に彼がなぜその曲を選んだか話してくれたのですが、震災後の1週間、日本では普通のテレビ番組が一切放送されず、この連続ドラマも打ち切られていたそうです。
そして再開されたドラマを見た東北地方の沢山の人が「震災前に毎日聞いていた曲をまた聴くことが出来て、元気が出ました」という手紙をくれたそうです。
私はそのドラマを見ていなかったので曲も知らなかったのですが、彼の演奏を聴いていたら涙が溢れてきました。

私も以前は会社と家の往復の単調な毎日に辟易し、時には愚痴をこぼし、明日も明後日もその後もずっとこの何の変哲もない日常が続いていくことを疑わずに過ごしていました。
ところが今年3月に祖国が未曾有の震災に見舞われ、 確かなものなど何もない ということ、 たった1つの出来事が人生を一変してしまうことがある のだということを身をもって知りました。
そして、 何の変哲のない日常を送れるという事がどれほど貴重なこと であるのかも。

その後、いつ何があっても後悔しないよう、1日1日を大切に生きようと決心し、思ったことはちゃんと相手に伝え、やりたいことは実現に向けて努力してきたつもりでした。
でも、震災から半年も過ぎるとそれすらも忘れ、いつの間にかまた些細なことに不満やストレスを感じるようになっていたのです。
葉加瀬氏の話を聞いて、そしてその後の彼の演奏を聴いて、あのときの自分の心境を思い出すことができました。
このコンサートを聴きに来て、本当に良かったと思いました。

アンコールの2曲目は葉加瀬氏が大好きだという「O Holy Night」でした。
神聖な気持ちになるクリスマスキャロルを聴きながら、世界中の人が楽しいクリスマスを迎えられるように祈りました。
そして2012年はなるべく自然災害の少ない年となり、東北地方の人たちが今年より1日も多く笑顔で過ごせるよう、切に切に願っています。





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最終更新日  2011年12月09日 02時10分32秒
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