いつまでも暑い日が続きますね。暑い日の日中は外出せずに自宅に居たほうが良いですね。
さて、今回ご紹介するのは、浅田次郎が書いた「一刀斎夢録(いっとうさいゆめろく)」という小説です。

上下2巻に分かれていて、各々400ページ以上もあるので、なかなかの大作だと思います。
なお、この本のタイトルの「一刀斎夢録」ですが、そのうち「一刀斎」に注目してください。これを逆さまにすると「さいとう一」、つまり「斎藤一」となります。
斎藤一とは、新撰組ファンであれば、良くご存じの新撰組三番隊隊長の斎藤一です。新撰組といえば、近藤勇、土方歳三それに沖田総司の三人があまりにも有名ですが、そのほかにも凄い人がいます。
少し前になりますが、NHKの大河ドラマでスマップの香取真吾くんが主演の新撰組を放送していたので、その放送をご覧になられた方は覚えているかもしれませんが、永倉新八、原田左之介、藤堂平助、山南敬助らに加えて斎藤一もそれなりに有名になったと思います。
この小説「一刀斎夢録」では、明治から大正まで生きた新撰組の生き残りである斎藤一が、明治政府の梶原中尉(この人は架空の人物ですが・・)に昔のことを話して聞かせるという形式で物語が進みます。
ちなみに新撰組の主だったメンバーで明治・大正まで生き延びたのは、永倉新八と斎藤一の二人です。永倉は郷里である北海道の松前に帰ったのですが、もともと江戸の生まれであった斎藤は、東京で警察官になって生きていきます。
実際に警察官となった斎藤一は西郷隆盛が起こした西南戦争に政府軍の一員として参加するなど数奇な運命をたどります。
この本では、斎藤一が梶原中尉に話をするという展開で進んでいくのですが、新撰組が京都で羽振りが良かった時代や鳥羽伏見の戦い、江戸から会津への敗走などなど・・・
さらには、他の新撰組の隊士から聞いたということで、土方歳三が少年兵の市村鉄之助に自分の写真を託して生まれ故郷の多摩地区の日野に遣わす場面など、印象的な記述が続きます。
ちなみに少しだけ物語の中身をご紹介すると、この本では、坂本龍馬を暗殺したのは斎藤一ということになっており、また、西南戦争は、西郷隆盛と大久保利通が企んだものであったということになっています。
会社帰りの電車の中で読みましたが、とても面白くあっという間に読んでしまったという気がしています。
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