2007年05月30日
カテゴリ： 徒然
筑摩書房 森有正全集第5巻 木々は光を浴びて 「暗く広い流れ」ｐ69 クラーク会館のオルガンのことについて書いてある。ボンのクライス社製。彼は「実に美しい乾いた音がする。」と表現。
1970年か71年の夏、ここのオルガンでBWV599「来たれ、異教徒の救い主よ」を録音していて、他のいくつかの曲と講演などを含んだレコードが出ている。その題名が「思索の源泉としての音楽」
さて、クラ館の部屋に寄宿しながら、読書、思索、構内や植物園の散歩、そしてオルガン。北星学園のそれも演奏したと書いてある。あの乾いた光の中で規則正しく日々を送る姿。
支笏湖から札幌への道中をフォンテンブローの森と評した感覚。バッハを感じる感性はその切り口にあるのかも知れない。
もう数年早く、しかも文学部に入学していたら、その夏の空のもと、その後ろ姿を見ることができたのかも知れない。こんなことを考えながら、朝のこの時間、BWV1008、9を聴く。
1970年か71年の夏、ここのオルガンでBWV599「来たれ、異教徒の救い主よ」を録音していて、他のいくつかの曲と講演などを含んだレコードが出ている。その題名が「思索の源泉としての音楽」
さて、クラ館の部屋に寄宿しながら、読書、思索、構内や植物園の散歩、そしてオルガン。北星学園のそれも演奏したと書いてある。あの乾いた光の中で規則正しく日々を送る姿。
支笏湖から札幌への道中をフォンテンブローの森と評した感覚。バッハを感じる感性はその切り口にあるのかも知れない。
もう数年早く、しかも文学部に入学していたら、その夏の空のもと、その後ろ姿を見ることができたのかも知れない。こんなことを考えながら、朝のこの時間、BWV1008、9を聴く。
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