梅林庵

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2011年11月16日

あれこれ

(6)

カテゴリ：音楽

平成23年11月16日(水)
　午前5時過ぎ起床。晴れ。今年初めて冷えを感じました。
　午前中会議、午後はデスクワーク。
　夕方ラン7km。今日も芝生の上を走りました。座骨神経痛が気になります。用心用心。走り終わって空を見上げたら、星が美しかった。昨日もそうでした。
　帰宅して残飯を土にやすめました。生ゴミは埋めるに限る。風呂に飛び込み、冷や奴とラッキョウを当てに一杯やりました。
　今日の朝日に大江健三郎氏が「前奏曲とフーガニ短調BWV532」のことを書いていました。40年前の夏、国際基督教大学で森有正の稽古演奏を聴いたとありました。「トッカータとフーガニ短調BWV565」と間違いやすいことを書いてありました。確かにそうです。文章は、そのことから離れ、交わした往復書簡の中に福島の原発事故を予言する内容があったことを記し、40年前の哲学者として往時を回想するという流れになります。
　この記事を読んで、ちょっと嬉しくなりました。チョコットだけしか呼んでいませんが、森の全集を持っています。帰国して札幌へ避暑した時分のことなどを書いたあたりはよろしい。
　私は｢思索の源泉としての音楽｣というレコードを持っています。森本哲郎氏の森有正へのインタビューと彼のオルガン演奏が収録されています。彼は早口です。哲学用語がほとばしります。演奏はシンプルです。もったいぶったところはありません。｢来たれ異教徒の救いの主よBWV599」は乾いてなんともいえぬ深みがあります。録音に用いたオルガンは国際基督教大のそれもですが、「クラ館」のものもあります。懐かしいな。
　今日の写真はLEDのヘッドランプです。これを頭にかぶって走るつもりでした。でもバンドが汗を吸って匂いそうなのでやめました。100均で100円のLED懐中電灯を買いました。夜はこれを持っての仕儀です。