梅林庵

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2018年05月03日

胡瓜の棚を作る

(10)

カテゴリ：野良仕事

平成30年5月3日(木)
　午前6時半起床。曇りのち晴れ。
　今日から4連休です。休日はいつも寝坊の妻ですが、朝早くに床を離れていました。薄化粧をし、6人分の朝ご飯を準備。鮭を焼いてグリーンサラダをこさえました。味噌汁はアオサとアサリの2種類を用意しました。野郎どもが起きてきて
「味噌汁は選べるわ」
この一言を言いたかったのでしょう。シンプルですが心づくしの朝食です。連中、昨晩は午前1時過ぎまで飲んでいたようでした。起きてきて酒の残っているような顔をしていましたが、頑張って食べてくれました。写真はタンノイの部屋に敷いた布団で荷造りをするKくんです。
「もう行くのか？」
byトラ。寂しさを感じるのは人も猫も同じです。

　玄関にて記念写真をパチリ。妻のこんなにうれしそうな顔を見るのは久しぶりです。みんな、また来てちょうだい。一緒に飲もう。

　二日続きの深酒に私もちょっと二日酔い。それでもブロ友nkucchanに負けてはならじ。昨日ブックオフから届いた中の一冊を手に取りました。この連休はグレアム・グリンを幾冊かやっつけようと思います。

　気のつくと雲が切れ、爽やかな北風が吹き始めました。午後2時過ぎ、本を置きました。襤褸に着替えました。よし、胡瓜の棚を作るか。段取りを考えました。支柱に使う女竹とそれを支えるビニールハウスの骨は、数日前に父がやってきて勝手に持って行きました。もう一度手当てしなければなりません。イチゴ栽培をやめたMさんに骨を、向津留の竹林に女竹を、それぞれ誂えに出発。写真は道すがらの一枚です。この空をして帰って行った4人のことを改めて思いました。九州の旅を続ける者、大阪・京都を回る者、もう一人の友人は息子と大分空港から羽田へ。もう着いただろうか。まさか居酒屋に突っ込むようなことはしないだろうな。

　物思いにふけっていては棚ができません。ハウスの骨を積み、女竹を切りました。研いだ鉈の光がいい感じです。

　とって返しました。持ち帰ったハウスの骨は適当の長さに切断しなければなりません。使うのはこれ。鉄の管を忽ちです。

　棚の制作は時間を要すという意味ではとても面倒です。ハウスの骨を土に差し込んで玄翁で叩きます。それを引き抜いて開いた穴に女竹を差し込みます。数本おきにぐらぐらを補強のため、ハウスの骨を添えるよう打ち込んでいきます。女竹とを紐で固定、結んでやると強固になります。続いて横串を通します。縦と横の重なるところをカナエ結びでいちいち固定します。高いところを結んでいると肩がこります。最後は蔓が巻き付くためのネット張り。弛ませてはいけません。風に吹かれて揺れるからです。ピンとなるようこれまたところどころを支柱の縦横に縛ります。あー疲れた。地下足袋を脱いだのは午後8時前。頑張れたのは途中から妻が手伝ってくれたことに加え、ラジオ中継でカープが金満球団を負かしたからです。贔屓球団の逆転劇は活力の源泉です。写真は竣工、完成写真です。