梅林庵

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2018年09月01日

草刈り

(12)

カテゴリ：野良仕事

平成30年9月1日(土)
　午前4時起床。曇り時々雨。一時雷鳴。
　朝の内、少し頭が重かったです。未明、本棚から松本清張を手に取りました。短編集です。9編を収めています。

　表題の「或る『小倉日記』伝」は芥川賞受賞作です。その作品はこちらで読んでいました。拙宅本棚のそれです。いつぞや、東京出張の折り、新橋の古本市に出くわし、そこで物色の全集です。

　第1回から第100回、李良江「由煕」までを収録しています。摘まみ読みによいです。
　余談です。受賞者を辿ってみると、小田嶽夫、鶴田知也、半田義之、長谷健、桜田常久、倉光俊夫、石塚喜久三、東野邊薫・・・。私の中ではもう消えてしまっている受賞者の名前があります。もし受賞していなければ文壇の記録からも消えていくかも知れません。芥川龍之介賞、その意味では名を刻むためのモニュメントでもあります。
　余談の余談です。第19回(1944年)の受賞者は八木義徳「劉廣福」です。酔散学部の先輩です。もう一人、羽田と又吉が受賞する前年の第152回(2014年)は「九年前の祈り」の小野正嗣氏です。彼は、私の住む木立の山向こう蒲江出身です。受賞を機に市民栄誉賞を受賞しました。ちなみに佐伯市は平成17年に1市5町3村が合併の新設自治体です。誕生して13年。その間、この賞を受賞は2名です。もう一人は嘉風関です。同時受賞でした。嘉風は名を雅継といいます。小野氏も正嗣です。読みは同じ「まさつぐ」です。
　余談の余談のさらに余談、佐伯市には名誉市民制度もあります。一人が受賞しています。御手洗富士夫氏です。終身雇用と実力主義を掲げ製造業随一の経営者としての評価がある一方、非正規雇用を巡る言動で一時期物議を醸しました。いずれにしても当市にあっては雲上人です。
　閑話休題、昼になりました。朝がゴーヤジュースのみでした。腹が減りました。妻が秋刀魚を焼いてくれました。初物です。

　午後はNHKFMで東京jazzを聴きました。倦いてブルックナーの4番。ウトウトなりました。気がつくと音楽は終わっていました。覚醒。よし、今日はサイクリングも走るのも止めだ。草を刈ろう。合羽を着ました。写真は草刈り機の先に巻くビニールの刃です。ハスクバーナーの製品です。丈夫で長持ちです。

　飛び散る草を避けるため、長靴を履き、前掛けを下げます。あまり格好のいい出で立ちとは言えません。

　雨避けに古い麦わら帽子を被りました。3時間、満タンのタンクが空になり、途中で給油しました。梅林下と父の家廻りに加え、栗の下も切りそろえました。拾えば40～50個はありそうなくらい落ちていました。面倒なので手をつけませんでした。次の写真はマクワウリです。サツマイモの蔓の中に隠れてありました。まだ収穫できるとは。