照千一隅(保守の精神)

照千一隅(保守の精神)

PR

×

Free Space

「照千一隅(しょうせんいちぐう)」(一隅を守り、千里を照らす)は伝教大師・最澄の言葉。本を読み、考えたことをこのブログに書いて参ります。ご意見、ご感想など御座いましたら是非お寄せください。

Profile

平成ソクラテス

平成ソクラテス

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

まだ登録されていません
2011.03.22
XML
カテゴリ: 時事問題
さて以前から私は,円高対策として2つのことを主張してきた。1つは,円高に弱い自動車や家電といった斜陽産業への依存から,円高に強い産業を育成し構造転換を図るべきだということ,そしてもう1つが,「政府紙幣」の発行である。

「政府紙幣」は赤字国債と違って,国の財政を傷付けることのない「打ち出の小槌(こづち)」である。

《現行法でも明記されている「国(政府)の貨幣発行権」を一定の方式で発動すれば,政府は,ほとんど無尽蔵に潤沢な財源に恵まれることになり,その活用で,国民に負担をかけることなしに,財政の再建,経済の興隆,国威の伸張,等々,の重要国策を,すべて十分に達成・実現しうるようになる》 (丹羽春喜「今こそ,政府貨幣発行権発動を!」:『月刊日本』2008年11月号,p.40)

 大震災が起こり多額の復興資金が必要な今,30兆円とも言われる需給ギャップを埋めてしまう規模の「政府紙幣」を発行すべきである。

「政府紙幣」を発行する際の問題は,景気が刺激されてインフレになったり,貨幣の流通量が増えて貨幣価値が下がり円安になるということであるが,現在為替は円高傾向にあり,経済は慢性的なデフレに悩んでいるのであるから,むしろ「政府紙幣」を発行する絶好のタイミングであると言うべきである。

「政府紙幣」のような新たな紙幣や硬貨を流通させれば,自動販売機やATMが使えなくなるという懸念もある。なにより,新たなお金を造るのにお金も要る。が,実際にお金を造る必要はない。ここが味噌なのである。

《国(政府)が無限に持っている無形金融資産である「貨幣発行特権」のうちから,所定の必要額ぶんを政府が(ある程度はディスカウントしてでも)日銀に売り,其の代金は,日銀から政府の口座に電子信号で振り込むことにする》 (丹羽春喜「『政府紙幣』発行問題の大論争を総括する」:『月刊日本』2009年6月号,p.30)

 円高になるのは,日本の評価が高まるということである。にもかかわらず,円高は日本にとってマイナスであるかのような話が毎回起こる。これは「政府紙幣」の活用という概念がすっぽり抜け落ちていたからである。

 円高になれば,その分「政府紙幣」を発行することが出来,国家財政も潤う。私はこれが円高対策であると思っているのである。(了)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.03.23 02:02:19
コメント(5) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: