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秋咲き小菊今日は出勤しなくてよい研究日だったので午前中は9月に亡くなった義姉の喪中はがきの挨拶文印刷とあて名書きをした。かなり絞り込んだつもりだが350枚になってしまった。午後は妻が植木の植え替えを手伝ってくれというので手伝ったが果たして手伝いになっていたのかと恥じている。シュロチクと胡蝶蘭の土を古い土を除いて新しい土に変える作業で新しい土を入れるところでちょっと手伝ったがそれ以外の小物の植え替えは妻一人でせっせとやっていた。わが家の庭には色々な花が季節になると綺麗に咲いているが、呑気な私は自然に咲いているものと思っていた。ところが今日の作業ぶりを見ると植え変えたり草取りをしたり、様々な手入れをしているのだなと思った。重い鉢などを何度も持ったり、土替えをしたりしていた。私も少し手伝ったが直ぐ疲れたり腰が痛くなったりしてリポビタンDを飲んだが何の効果もなかった。彼女は私の何倍も働いており、しばしば腰が痛いと言っているがこれではそうなっても無理ないなと思った。花が咲いていると「おお、その季節になったから綺麗な花が咲いてきたな」と思っていたが、何もしないで自然に咲いたのではなく、それなりに手入れが行われていたからだなと思った。この世で花が咲くとか、何らかの結果が出るのは誰かがそれなりに手入れしているからだなと思った。これはチロリアンランプだが、今年は馬鹿に木が大きくなり花も沢山咲いてるなと思ったら、彼女が万田酵素をかけたのだという。何十年と育ててきたが今まではひっそり咲いていたが今年初めてこんなに大きくなり、花も沢山咲かせたとのことだった。何事にも原因があるのだなということを今日改めて認識した。
2024.11.27
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まだ咲いている、ガーベラ妻が友人から聞いて万田酵素を買ってきていくつかの草花の根元にかけたら季節外れでも大きな花を咲かせた。今80歳の脳出血後の患者さんと75歳の脳梗塞後の患者さんを受け持っている。いずれも意識がなく75歳の患者さんは気管切開して呼吸を行っており、両者とも食べられないので鼻から胃に管を入れて栄養を行っている。意識がないので肺炎などの感染症にかかりやすく、発熱を繰り返しており、いつも気にかかっている患者さんである。家にいる時でも「意識が出てくれればいい。発熱しないでいてくれればいい」と願っている。80歳の患者さんの奥さんは「前の病院にいた時からいつ命が無くなるか分からないと言われているので覚悟しています」とかなり冷静に受け止めておられるが、75歳の患者さんの奥さんはそれまで全く元気だったのに急にこのような状態になってしまって動揺が続いており、少しでも良くなってもらいたいと始終願っており、死ぬかもしれないことなどは念頭になく、発熱や痰が多くなったことなどに一喜一憂している。もしお亡くなりになったりすると大変なショックを受けられると思われる。家族の期待は両者で全く異なるが、医師としては同じように接している。このように重症の患者さん以外に骨折後のリハビリや認知症患者さんのリハビリ等を担当しているが重症の患者さんも軽症の患者さんも同じように接している。朝の回診では私の受け持ち患者さんだけに声をかけるのでなく、他の先生の受け持ち患者さんにも声をかけるようにしている。以上のことは医師として当然のことだが、中には金持ちの患者、貧乏人、重症患者、軽症患者、社会的地位のある人、無知の人などで対応が異なる人がいる。私の中にもそのように差別する気持ちが全くないわけではないが、長年医師として働いてきて、自然に修正が利くようになってきていると思う。しかしいくら患者さんに対する平等の眼が育ってきても、医学的知識が低レベルなら何の役にも立たない。何歳になっても医学の勉強をおろそかにしてはならないと思っている。
2024.11.26
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ツツジとシャクナゲハナミズキ ウズラバタンポポトビズムカデあるところに多くの人や物から好かれている女性がいた。道を歩いていると殆どの小中学生たちが「こんにちわ」と挨拶してくれる。バスを待っていると知恵遅れの子供が笑いかけたり話しかけたりしてくれる。クラブ活動のかたずけ物をしていると仲間の人が近づいてきてどうしても○○さんの側に来てしまうと言われる。ご高齢の近所の人やゆかりのある人から絶えず電話があり、遊びに行きたいと言われる。歯医者さんに行くと初対面でも先生が親しげに色々話しかけてくれる。結婚した家庭では夫の両親から夫の何十倍も好かれていた。その人が行くところ誰からもあの人はいい人だねと言われている。人からだけでなく花々にも好かれているみたいで季節になると植えたり種を播いたこともないような花も咲き出して庭は花園のようになる。市街地に住んでいるのに狸が庭に現れて挨拶に来たこともある。先日はムカデまで寄ってきた。夜中に突然家の中でご対面して仰天したが珍しくひ弱な夫が上図のムカデを何度も踏みつけて退治した。嫌われるのも大変だが好かれるのも大変だと思う。毎日友達との付き合いでおかずを作ってやったり話し相手になってやったりして大忙しをしている。夫に対してはいつも豪華な食事を大量に作り、粗食、小食を望む夫と言い争いをしている。夫は粗食、小食が健康によいと信じており、何より無駄を出さないようにといつも言っているが聞いてもらえずいつも同じことで言い争いをしている。でも多くの人や花たちに好かれるのは人や花に尽くしているからだと思う。夫にも本人は尽くしているのだと言っている。「多ければ残せばいいといつも言っているのに」ともいう。それでもわだかまりはとれず、言うことを聞いてくれないといまいましい気持ちを持っている。周りからみると幸せで羨ましいと言われるが「過ぎたるは猶及ばざるが如し」といつも不満を言っている夫、その不思議な女性の良さがいつか分かる時がくるのであろうか。
2024.04.21
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ポインセチアカレンダーに赤丸が付いていて祝日になっているが何の祝日なのか分からなかったが、近づいて読んでみて初めて勤労感謝の日と分かった。近年勤労といえば働かせすぎが問題になり、働き方改革などで時間短縮や休憩時間の延長など、勤労を悪者にみる風潮が強く、勤労は大切だ、勤労に感謝しようという掛け声は小さくなっている。しかし勤労は人類にとって極めて重要なことなので当祝日の意義について解説させて頂く。元はと言えば収穫祭である宮廷行事、新嘗祭が11月23日に行われていたのを引き継いで1948年に働くことやその成果を尊重して個々の労働が社会全体を支えていることに感謝の気持ちを共有しようということで勤労感謝の日が制定されたとのことである。勤労には様々な形がある。生活のために給料をもらうための労働、主婦の炊事選択等の家事労働、米や野菜、果物、水産、畜産物などの生産のための作業、給料とは関係ない自治会活動やボランテア活動、など様々である。何のために働くかは個々人の考えで違っている。金を稼ぐために働くという人もいれば、人様に喜んでもらうために美味しい果物や野菜を作っているという人もいる。金を稼ぐための労働でもそこで造りだす製品によって人々を喜ばせたり、満たさせたりしている。自覚している、いないに関わらず、働くことは全て社会に何らかの影響を及ぼしている。殆どの労働は社会に貢献しているが、中には小林製薬の紅麹のように、腎臓病を引き起こすというマイナス結果を引き起こすこともある。製品を作る場合は常に、使用者を念頭において、その人達に害を及ぼさず健康で幸せになって頂きたいを念頭に仕事をしていく必要があると思う。仕事には大勢で力を合わせてする仕事と、自分一人でしなければならない仕事があるが、共同作業の一員である場合でも終局的には自分の責任で仕事をすることになる。個人の仕事への取り組みの姿勢で製品が良くも悪くもなる。勤労感謝の日を契機に、各人それぞれの仕事に対する気持ちを点検し、ミスを起こさないで利用者に喜んでもらえるようにとの新たな決意の日としてもらいたいと思う。
2024.11.23
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神戸市中央区のJR東海道線元町駅で26日朝、通勤通学ラッシュを直撃した新快速電車の人身事故は42歳男性会社員が先頭電車の窓ガラスを破って車内に飛び込んできた事故である。自殺と思われる。原因は分からない。病気を苦にしたのかもしれないし仕事とか自分のやりたいことが思うようにいかないで見境がなくなって走ってくる列車の前に立ったのだと思う。この事故で大勢の人が負傷し、通勤の妨げになった。その後のかたずけも大変である。電車事故では自分が死ぬだけでなく大勢の人に迷惑をかける。どうにも追い詰められて死ぬしかないと思ったのだと思うがせめて他人に迷惑かけないでその目的を果たしてもらいたい。自殺する前に誰かにその悩みを話すことによって救われる命は多い。一人で悩まないで誰かに相談することが列車に飛び込むより先である。今はこんなに苦しいが一晩寝ると気分が変わっていることがある。美味しいものを食べて寝ることをお勧めしたい。それでもどうしてもということになっても列車飛び込みだけは止めてもらいたい。どれだけ人に迷惑かけるか分からないし自分の体も見られないように壊されてしまうからだ。
2021.02.28
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I've finished reading "The Ultimate Study Method to Make the Brain Serious"now. Most of the cells in the brain are decreasing with age, but there is apart that creates new cells in an exceptional way, which is the part of thehippocampus as large as the little finger on the bottom of the brain.Although the cell are born newly, peoples feel that their memory becomesworse when they get older, because they cannot use mechanical memory forwhich they must use much energy, as like when they were young. However, the association memories that associate and memorize things is saidthat if you accumulate various knowledge and relate and remember it evengetting older, you cannot lose to young people. Hippocampus can be grown by way of study and lifestyle. What kind oflifestyle is good is to always make hungry time between meals without eatingdull. Be sure to eat breakfast, and recommend brown rice, five grain rice,and rye bread etc., they do not raise the blood glucose value suddenly . Itis better to keep blood sugar level for a long time.. Because sleep removes brain waste, it is necessary to ensure sleeping timefor 7 - 8 hours. And it is possible to cultivate the hippocampus directly bywalking and jogging to a degree that breath slightly bounces at exercise andif you have a habit of doing it for about 30 minutes every day, you willmake you not only smarter but also you can prevent and treat the dementiaand the depression.The above is a way to raise hippocampus, but stress will destroy it at thecontrary and cause it to atrophy. The way to protect the hippocampus fromthe stress is to have a dream. Having a dream and studying for it is thesilver bullet for relieving stress. The content of the dream is forinstance, to travel through Japan, to become able to play some song onguitar, to become able to understand foreign movies without subtitles, etc.Anything is fine and the hippocampus does not shrink if you strive towardthat goal. A dream is not a youth's privilege. Let the old man have a dream,too.
2017.08.08
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千葉県野田市の10歳の少女が41歳の父親に殺された。しつけだという暴力で少女は身も心も痛めつけられてついには帰らぬ人になってしまった。少女が実際にいじめられている実情を書いたアンケートを父親に渡してしまったことが父親の怒りを増幅させて死に結び付いたと報道されている。ストーカー殺人でも警察が犯人に警告したのをきっかけに「警察に言ったのか!」と逆上して殺されることが多い。今度の事件の場合犯人は父親だが娘が学校に自分の暴力内容を提出したことが分かった段階でいじめはさらにエスカレートしたことが想像され、不安と恐怖の中にいた彼女の心中を思うと苦しくなる。ストーカー事件の場合の警察官、今度の事件の学校の先生、何はともあれ被害者を守ることが最重要課題のはずだ。犯人に注意すれば犯人はおとなしくストーカー行為や子供への暴力をやめると思ったら大間違いだ。犯人に注意喚起(警告)することは絶対してはならない。注意でなく身柄を拘束すべきだったのだ。
2019.02.01
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小学校4年生の男の子が再婚して10か月目くらいの義理の父親(32才)に殺されたらしい。「実の父親ではないくせに」と言われて腹を立てて殺してしまったとも供述しているようだ。母親(42才)は5年位前に離婚しその少年の兄は父方で引き取られ、その少年は母と子で暮らしていたがつい最近再婚して3人で暮らすようになったのだと思う。色々な触れ合いを通じて父子の絆が徐々に築かれていく矢先の事件だったと思うが、痛ましい事件だ。最近離婚件数が急激に増えており子供連れでの再婚も増えている。まま父による虐待や殺人がニュースになることが多い。途中から家族に加わった場合、慣れるまでに一定の期間が必要だと思われるが早く慣れたいという焦りもあったのかもしれない。再婚の場合男女二人が愛し合って結婚するのだと思うがその時子供は邪魔と思ってしまう義父がいるのだと思う。子供がいる人と再婚する場合はその人だけと結婚するのでなくその人と子供合わせて結婚するのだということをよく肝に銘じて結婚してもらいたいと思う。
2019.09.20
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白いアメリカ芙蓉:数日前ピンク色のアメリカ芙蓉を紹介したが2-3日前から白い花を咲かせるアメリカ芙蓉が咲き始めた。両方とも数十年前に植えたものだが毎年それぞれの場所で色違いで咲いている。歌舞伎界の花形であり、映画俳優としても華々しく活躍していた猿之助さん一家の心中事件は大きな驚きと悲しみに襲われた。週刊誌に息子猿之助氏(47歳)が若手に対して高圧的態度をとったり一緒に入浴を強制したり男色的行為を強制したりしていた事実が掲載されることになり、ご両親は大変動揺した。特に溺愛してきたお母さんの不安と恐怖は尋常ではなかったと思われる。芸能人は一般人からちやほやされ、評価され、人気を得ていくことが喜びの源泉なのにそれが打ち壊され、その後どうなるか分からない状況に立たたされ、恐怖心でとても生きていけないと思った。お父さんもそれに同調し、ご本人猿之助氏も母親ほどでないにしても週刊誌発売後の自分の立場を想像して一家心中しようと決めた。猿之助氏も亡くなっていればそれで事件は終了していたが、猿之助氏は助かったのでご両親の自殺幇助(ほうじょ)の罪を問われることになった。自殺幇助罪は6か月~7年で状況によって執行猶予も認められる罪で猿之助氏のケースでは刑は6か月で実刑はなく、執行猶予になると思われる。実刑があるかないかよりご両親を失った精神的ダメージは想像を絶すると思われる。いましきりに話題になっているSDID(性同一障害)の悲劇の一例だと思われる。若い世代にはあまりないが、高齢世代ではかなりの偏見と差別意識があり、そのような方々は人知れず大変悩んでおられることと思われる。自分には何の責任もないのに受精後の細胞分裂の時、Y染色体などの分裂の仕方でその方の人生が決まってしまう。若い人たちはそのことをある程度理解して差別なく友好的に暮らしているが、古い考え方の人にはあまり受け入れられていないと思う。生き残った猿之助氏の精神的苦悩は想像を絶すると思う。実刑があるなしにかかわらずそうーとしてあげてもらいたい。そして本人に再出発の気力が戻ってきたなら暖かく迎えてやってもらいたいと思う。
2023.07.21
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郵便局に立てこもっていた男は昨夜10時頃逮捕された。その前に病院発砲事件があったがそこからバイクに乗って逃げたという。さらにその前自分の住んでいるアパートが燃えたがその火の手が上がる前にその男がバイクでそのアパートから出て行ったとのことでこの3つの事件は関連があり、全てその犯人によるものと考えられる。その人物について20年来の付き合いの電気屋さんは常識のある穏やかな人だったとのことだが、今回の行動をみると認知症が進行した結果のように思える。
2023.11.01
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自宅庭で一本の樹に一個実った中玉スイカ5/1に、酸素吸入していて要介護4の義兄が庭の畑の野菜作りのコーチに来てくれて、ジャガイモの種芋と、トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、スイカの苗を植えた。スイカは中玉一本と大玉一本買ってきて植えたが、両方とも一個しか実がつかず、大玉の方は8月に入ってやっと1個実をつけて今成長中である。中玉は6月下旬に実をつけて段々大きくなり、3日前位に収穫したものである。滋賀県から息子家族が来てくれたので彼らと一緒にそのスイカを食べた。口々に皆が「美味しい」と言ってくれて作った甲斐があったと思った。それにしても一個実がなるということは如何に難しいかを身に染みて感じた。茎が伸び、花が咲く時期は一回しかなく、その時、多数の雄花、少数の雌花が咲く。雌花は根本に小さなふくらみがあるので雄花、雌花の区別は一目瞭然である。雄花の花粉を雌花の中心にある柱頭に授粉してやれば受精が成立して花の根元が大きくなってくれるものと思っていたが、それをしてもそのふくらみは大きくならず数日で黒くなって消滅していった。方法が正しくなかったのかもしれない。自然受粉で一個実が成って成長していくにつれ、新芽の成長も止まり、花も咲かなくなった。今回スイカの実が成るまでを観察して一つの植物が実をならせるまでには様々な偶然が重なり、たまたま一個の雌花が受精して成長を始めると他の新芽は成長を止めてしまうことを学んだ。今までは食卓に出てきたスイカを何気なく食べていたが、一個実るようになるまでには並々ならぬことがあったのだなということをしみじみと味わった。本日はお盆の入りでご先祖さんも一緒に食べてくれたかもしれない。
2024.08.13
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ナンテン先週変形性膝関節症の手術をしてその後のリハビリ目的で入院してきた女性は91歳だったがハキハキしていてすこぶる元気で老人とはとても思えないたたずまいだった。11月8日NHK放送の「ときをかけるテレビ:きんさんぎんさん100歳のとき」では約30年前放送された100歳になっても元気で活躍していたきんさんぎんさんの生活ぶりの再放送だったが、お二人は双子の姉妹で当時100歳以上の人は珍しく4000人位だったが今は99万人ですぐ10万人になろうとしているとのことだった。日本人は確実に長命化しており、生まれる子供の数は年々減少して子供や若年者が減少して高齢者が急激に増えている超高齢化社会になりつつある。今までは生まれた子供を立派な社会人に育てた後は役目を終えて静かに消えていくのが高齢者の人生と考えられてきたが、現在の年齢別人口構成分布をみると、高齢者や老齢者は次世代にバトンを渡す役目だけでなく、れっきとした社会の一員であり、自分達の生活の質を高めることを考えてもよい世代と位置付けられるのではないかと思えてきた。市の広報では手芸教室、書道教室、合唱クラブ、読書クラブ、英会話、体操クラブなど様々な習い事の誘いをしている。昔は「年寄りの冷や水」と言って、年寄りは若い人がやるようなことをするべきではないと戒めていたが、最近の趨勢は、年寄りでも何でも貪欲に学んで人生をエンジョイしていこうという空気になりつつある。齢をとったら若い人たちに養ってもらうという考え方も改めていく必要があると思った。齢をとることの意味が変わり、老年者の役割も変わってきているなとつくづく思った。
2024.11.12
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カランコエ(7月のピアノ発表会で貰ってきた花がまた咲いていた)琴桜が豊昇龍との一敗対決ではたき込みで豊昇龍を下して14勝1敗で初優勝を飾った。琴桜は第53代横綱の先代琴桜の孫である。5歳くらいの頃からおじいちゃんに手を引かれてあちこち歩いていたおじいちゃん子だったと解説の琴風さんが話していたが、横綱になったおじいちゃんに憧れ、自分もおじいちゃんみたいな横綱になりたいとずっと思ってきたとのことである。優勝すると多くの力士は感極まって涙を流すが、琴桜は泣かないでずっと前を見ていたことに対し、解説の舞の海さんは「この優勝は通過点に過ぎない。このくらいのことで喜んでいないで必ず横綱になる」との決意の表れではないでしょうかと言っていた。琴桜の優勝インタビューでも「先代が喜んでくれていると思うがこれくらいで満足してはいけないと言われていると思う」と言っていた。琴桜が神のように崇めている先代の琴桜はどのような人だったのだろうか。昭和15年(1940年)生まれで私とほぼ同年代で現役時代の先代琴桜はよく知っている。優勝は5回しているが、大関時代はカド番3回、勝率も悪くて大関在位32場所、とても横綱にはなれないだろうと思われていた。ところが2場所連続優勝したら横綱になれるとの規約があり、成績芳しくなかった大関が思いがけなく横綱になり、世間は驚いて「老桜の狂い咲き」と噂した。横綱になったのは32歳でその後あまり活躍できなくて引退して親方になり、65歳定年で辞め、糖尿病と心臓病があり、66歳で生涯を閉じている。琴桜からみると、とてつもなく偉大な先代だが、大関時代および横綱になってからの先代を知っている者から見るとそれ程の力士ではなかったという印象である。琴桜は今27歳、伸び盛りである。次の初場所優勝すれば横綱になれる。今場所みたいな根性ある相撲をとれば強い横綱になり、先代よりはるかに偉大な横綱になるのではないかと思う。先代に憧れて遂にここまできた琴桜、おじいちゃんをはるかにしのいで素晴らしい活躍をしてもらいたいと願っている。
2024.11.24
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三重の友人から数十年前に送ってもらったアブチロン(チロリアンランプ)。山梨でも冬の凍りつく寒さの時以外は常に咲いている。でも数十年前には何度か寒さが厳しい冬があり、枯れて瀕死の状態になったことがあるが、妻がコモで囲って救命してくれた。最近は暖冬で何時でもずっと咲いている印象がある。私はリハビリ病院に勤務する老医者である。毎朝出勤時ガラスドアに写る自分の姿を見ながら登院している。背中が曲がり腰も曲がっている。廊下を歩く時殆どの人に追い抜かれている。老人だから仕方ないのかもしれないが、廊下を見渡すとあちこちで患者さんがセラピストに付き添われながら必死で歩行練習などを行っている。皆さん殆ど私と同じ年齢の方々だが背筋がピンとしている人が多い。私は毎日仕事で廊下や階段を歩いており、スマホでカウントしてみると約5000歩前後歩いている。でも一生懸命訓練を受けている患者さん達と比べると、自分はあまりに自己流で背中を丸めて安易な崩れた歩き方をしていると思った。姿勢が悪いことを自覚していたので、胸を張り、腰を伸ばして歩くことにしようと思った。職場をリハビリの場にしようと思ったが、自宅に帰ってきても同じことだ。職場よりも猫背で歩いていることが多い。家でも胸を張り、腰を伸ばして歩く習慣をつけようと思った。齢をとれば腰が曲がり、猫背になるのは当たり前と言われてきたが、今の時代では高齢になっても背中がピンとしている人が増えてきた。自分もそれを目指して頑張ろうと思う。
2024.10.23
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