今が生死

今が生死

2013.01.31
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カテゴリ: 生き方
本日午後からは第25回山梨県農村医学会に参加して、「突然不治の病を告げられた後の対応」という演題で発表してきた。進行胃がんで手術不能と告げられた89歳の男性が6ヶ月後に大往生を遂げられた報告で、最後は1ヶ月ばかり入院したが入院期間を含め一度も痛みなどの訴えもなく本人、家族、医療者側にとって大変ありがたい経過を取った症例を発表した。

特別講演2で、横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長の山本晴義先生の「ストレス一日決算主義のすすめ」という講演を聞く機会を得た。内容は勿論、声や態度も素晴らしく、近年聞いた講演の中で最高だと思った。

内容は一般に週を単位にして生活している人が多いが、一日一日で決算して完結して生きなさいというものであった。その1日に何をして生活したら健康にいいかというと

1)運動:1日15分でいいから汗をかく運動を毎日しなさい。
2)労働:働きがいを毎日感じなさい。勤めている人は勿論家にいる人も夫のため、子供のために働いている意義を感じなさい。
3)睡眠:十分取りなさい。十分と言うのは何時間かは個人差があり、決めることはできないが昼眠くならないなら3時間でも充分足りていると言える。睡眠で重要なのは起きる時間で起きてから一定の時間で眠くなる法則があるので、早く眠りたい人は早く起きる必要がある。早寝、早起きとか何時間眠らなければならないなどという迷信に惑わされてはならない。眠くならないのに寝てはいけない。早く起きれば早く眠くなる。早く眠りたければ早く起きることである。早く寝ることではない。不眠症の大部分は何時間眠らなければ健康に良くないという迷信に振り回され、早く寝ようとするからである。早く寝ても眠くならなければ眠れない。それは当たり前のことなのに不眠症だと言って病院に行くがそれは法則を理解していないからである。
4)休養:作業は継続して長時間はしないで途中で休養を取るべきである。
5)食事:朝食は必ず食べる。立ち喰いそばでなく、家族で食卓を囲んで食べること。
6)会話:毎日必ずまわりの誰かと会話しなさい。

以上の6つを1日のうちに完結させなさい。その大事なことのトップに運動が挙げられていたが、運動しなければ疲れやすいとか、何をするにも億劫だとなる。それは結果なのに、疲れるから運動しない。おっくうだから運動しないという馬鹿なことをいう人がいる。運動は健康の基本である。64歳の講師は毎日ラジオ体操し、3kmを歩いて通勤し、勤務が終わったら午後6時からスポーツクラブで5Km歩いているとのことだった。

6)の会話は会社の人でも家の人でも誰でもいい。穏やかな表情で目を合わせて会話しなさい。仕事など日々の活動に生きがいを感じて自分の存在意義を感じなさい。周囲の人の役に立っていると思いなさい。その実践として隣に座っている人に向かって「私は役立っているか」と聞いて、言われた人は相手の目を見て「とっても役立っている!!」と大声で言いなさいと指示されてその様にしたら、私の隣に座っていた人は美人だったこともあってかとても気持よかった。

もっともっと面白くためになる話をしてくれたが字数の関係でこれくらいしか紹介できないがまた聞きたいと思った。しかし話が面白くても実践しなければ全く意味はない。1週間単位で生活していたことを改め、1日1日完結する主義で生きて行こうと強く思った。





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Last updated  2013.01.31 23:15:45
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