今が生死

今が生死

2013.03.17
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カテゴリ: 教育
本日は身体障害者に診断書を書いて等級を決める講習会が午前10時から甲府市のアイメッセで開催されたので時々患者さんから診断書を書いてくれと頼まれるので勉強しておいた方がよいと思って参加してきた。

午前9時頃家を出て車で会場に向かう途中カーラジオを聞いていた。子供の電話相談の番組で小学校6年の男子生徒が相談していた。最初はふざけ合いのような感じだったが今は数人に毎日いじめられており、顔を殴られたり、お腹を蹴られたりすることもある。お母さんはフィリッピン人だが、いじめの相談をしたくてもそれに近い話をしただけですごく悲しそうな顔をするので、いじめられていることを話してお母さんをそれ以上悲しませたくないので相談できない。お父さんにも言い出しづらくて相談していない。

30~40歳位の担任の男性教師に相談したら、いじめられるお前が悪いような事を言われた。それでも再々のいじめに耐え切れずこんなに酷いことをされたと担任の先生のところに言っていったが前と同じように相手にしてもらえなかった。相談する友達が誰もいなくて本当に苦しいという内容だった。

小学生にしては非常にしっかりした話ぶりで、唯一の見方だと思っていた同級生も実はいじめ仲間の一員だったと知った時には死にたい気持ちを通り越した絶望状態になってしまった。裏切りのその子が私立中学に行くと言っているのでそれを妨害して復讐してやりたいとも話していた。

前の校長先生は話しやすくて色々話したことがあったがその先生は転校してしまって今は全く相談できる人がいなくて電話相談したとのことだった。

いじめ、自殺などの報道を時々記事として目にするが、いじめられている子の生の声を聞いたのは初めてでかわいそうで涙が出た。特にお母さんを悲しませてはいけないから打ち明けられなかったと聞いた時は母親思いの優しい子がなぜこんな目に遭わなければならないのかと世の不条理を思った。この電話相談を聞いていて重要なポイントは学校の先生だと思った。

その担任の先生にも言い分はあると思うが、2度もその子が相談に行っているのに親身に相談に乗ってくれなかった。学校の先生も大変だとは思うが、児童生徒の相談には真剣に対応してもらいたいと思う。相談に来る子はまだいい方で相談に来れない子もいるかもしれないのである。今いじめや暴力がこんなに話題なっているのにそれに真剣に向き合っていない先生がいるのだなと思った。

学校の先生だけでなくすべての職業人はその義務と責任を果たしているはずである。職業人は誰もプロフェッショナルでなければならないが、中でも学校の先生は児童生徒の生長や将来に関わる重要な仕事なので、人一倍心を澄ませて情熱あふれる仕事をしてもらいたいと願うものである。





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Last updated  2013.03.17 23:05:15
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