いろを的陶器とちょっと気功な話

いろを的陶器とちょっと気功な話

2008.07.22
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 自分の手で建てた家が、10年になります。

 そろそろ修復も兼ねて改装を考えていました。母が例によって旅行で家を数日空けるので、そのタイミングで工事しようと決めました。ただ、どの様に改装しようか、かなり前から考え、結局決まらずにその日までズルズル日程が延びていました。周りからの、「そろそろ・・・」のようなプレッシャーも感じ、半ば強引に工事を決めました。

 工事の前日、母は旅行へ出掛け、私はまだ納得いかない計画のまま、段取りを始めました。材料を持ち、階段をおりていましたが、最後の1段で・・・ゴキッ!足首を想いっきり挫いてしまいました。今までにない痛みに、急いで足首を冷やしましたが、私の中で、「これで工事をやらなくてすむ口実ができた」という安心を感じていました。

 昔から、本当に「嫌」と感じた時は特に、必ず身の周りに何かが起こって避けられてしまうんです。小さい頃は今回のように直接自分自身に変化が現れ、大きくなると間接的な身の周りの変化が増えましたね。会いたくない人など、相手の車が動かなくなったり・・・急に相手側の都合が悪くなったりして、一見自分に責任が無いところで変化が起きます。

 その時、自分の中に、自分や他人に対してプライドを保ちながら「嫌」を避けられた「安心感」があるのです。「土壇場」を感じるとそんな事がよく起こるのです。少し反れますが、「火事場の馬鹿力」など、追い詰められることで、固まってしまった自分のプライド(世界観)を傷つけることなく、いろいろな形で別の力を「解放」できることも多いように感じます。

 話を戻しますが、そこからは「痛み」との戦いです。これまでも自分の「痛み」と向き合ったことはありましたが、「痛み」や「不安」から悪い方向への「想い」ばかり強まってしまい、結局母の力を借りることになります。ところが今回は、その最後の「頼みの綱」がいないのです。三日間苦しみ、その晩、「今晩痛みが退かなかったら、医者に行こう」と決めました。

 正直私の中では「気功に関わる人間が情けない」という気持ちがありましたね。そこで患部に手を当ててみると、1~2分で「痛み」が消えてしまったのです。また「土壇場」でプライドが守られた感じでした。(良い子は真似しないでね。笑)

 様々な能力を得るための厳しい「練習」や「苦行」、時には「大病」や「臨死体験」などは、意識的・無意識的に一種の「土壇場」の演出・名分となっているように感じます。そして、全ての意味で「無限」を本質と感じる中で、個々(プライド)がその存在を表現し、時にはそれを守るために個々の理屈で制限を付けて世界観を創り上げていると感じます。

 切ったり縫ったり、単純に痛いのが怖いんですが、医者や薬の方が結果的に楽だったりするんですけどね。複数の世界観から認められて「治った確信」になる人も多いと感じます。時にプライド(自分自身)は厄介です。(07.12.14著)

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 「夕食何にする?」

 知人はいつも「何でも良いよ。」と答え、相手の機嫌を損ねてしまっているようです。「優柔不断」とか言いますかね。ただ実際は自分だけを考えるなら答えは直ぐに出ているんですよね。他人の評価を気にしたり、複数の想いが関ってくると「この人はこう考え・・・」「こんな人はこう考え・・・」とか瞬時に頭の中で色々シミュレートされているようです。

 また自分に自信が無く、とても無責任なイメージも付いていますかね。ただこんな気質の人に限って根(拘りのモノ)はプライドが高かったり頑固だったり、必要以上に「責任」の重さを感じているような人も少なくないように感じます。故に全ての人を満足させられるように考えたり、失敗するのを恐れてなかなか答えが出せなかったりするように感じますね。

まあ気心知れた相手になると、ただ単に面倒臭くって「何でも良い」とか言ってしまいますけどね。(笑)(08.11.14著)

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 「プライド(体裁)なんて捨てなさい!」

 自殺の名所で志願者を思い止まらせるボランティアの男性の言葉です。確かに私も「プライド(体裁)」に大きな原因を感じますし、時に「自殺」が「自己主張(プライド)」的質を含むケースも感じたりしますかね。ただ逆に「プライド(体裁)」が人を生かしているモノとも感じてしまいますね。それを守り切れなかった結果が自殺に繋がったりもしませんかね?

 他人に好かれたり、他人より優れていると感じられて初めて安心を得られたり、生きがいを感じる人も少なくないと感じますからね。その男性もTVにおいて「元警察官」といった肩書き(体裁)の紹介を受けていましたね。情報の出所は本人でしょうし、そのことで少なからず説得力も増して、そういった活動(人生・生きがい)に生かされていると感じますがね。

 その男性のモノ言いも割りとハキハキとして、自分の考えに自信を持つタイプのように感じましたが、そういった気質の人も含め、「ワガママ」気質の人が自分の欲求を多く通せるのも、そういった「プライド(体裁)」に縛られるような気質の人間が色々とバランスをとってくれていることもあると感じますがね?皆一斉に「ワガママ」を通すのは難しいですかね?

 だからといって「ワガママ」気質の人には、逆の役割も期待できないでしょう?そして「ワガママ」気質な人に限って表向きのプライドを傷つけられると手が付けられなくなったり・・・役割は偏らざるを得ないと感じますよ。ただ真にプライドの高い人は「ワガママ」気質に対しての我慢に優越も感じ、逆境にも強く、時には無意識に逆境をも好むと感じますがね。

 今回はその男性の言葉面だけ捕まえて私の表現に都合よく意味を捉えました。そして他人に想いを伝える時には、曖昧にならないように色々な意味で偏った表現に成らざるを得ないとも感じますし、私もあの立場では同じような言葉で諭さざるを得ないと感じてもいます。嘘やお世辞の自覚はありませんが、このまとめ方にも体裁整えの質も含まれますかね。(09.8.4著)

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 「そんなの赤飯じゃないよ!」

 同じ呼ばれ方であっても、各地域によって大分異なるモノも多いですよね。TVにおいてレポーターが小豆の入った赤飯を他県の人に見せ、「一般にはこれが赤飯と言われていますが・・・」といって勧め、食べた他県の人達はまずそうな反応をしていましたね。ある人は「知らないモノをむやみに口にするなって言われているから」といって食べもしませんでしたね。

 自分の所の赤飯のイメージ(想い込み)を持ったまま食べたことにより、そのギャップに驚いてまずそうな顔になってしまったことも少なからずあると感じますが、ちょっと過剰な反応のように感じますかね。それ以上に「一般には・・・」にプライド的な反発も感じますかね。「常識だから」とか「皆が言うから」・・・ちょっとカチンと来ますね。

 せめて自分の言葉(感覚)で勝負して欲しいものです。普段私は「郷土愛」的なモノを自分の中に感じていませんが、いざとなると出てくるものですね。と言うよりも個人的なプライドが置き換わっているだけのようにも感じますがね。皆さんも自分の子供や仕事(趣味)に自分(プライド)を置き換えていませんか?時には「ヒトのため」とかいって・・・(09.10.22著)

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 ♪ナンバ~ワンにならなくてもいい~

 も~ともと特別なオンリ~ワ~ン♪・・・人によっては癒される言葉ですかね。ただ一番ではないにしろ、ある程度成功を果たした人にはあまり言われたく無い言葉でもありますかね?自分は上を目指しておいて、他人には・・・なんて。ただ特に人生において成功を収めていない私などが同じ言葉を口にすると、負け惜しみ的に扱われてしまったりするのでしょうね?

 確かに同じ人は一人としていないという意味では全ての人が既に「オンリー・ワン」なのでしょうけれど、何かを表現して初めて「オンリー・ワン」も認められ(満足でき)ると感じますかね?となれば何かしら他人との差別化(競い)をせざるを得なくなると感じますかね。「オンリー・ワン」・・・他人が既に興味を持っている事に便乗はできないってこと・・・?

 野球やテニスなどの既に他人によって創られたカテゴリー(世界観)内において「ナンバー・ワン」になれる才能は「オンリー・ワン」では無い?「オンリー・ワン」になるには新しいカテゴリー(世界観)自体を創造しなければならない?まして「野球やテニス・・・」ではなく「スポーツや芸術・・・」といったもっと大きなカテゴリーを求められると・・・

 これだけ表現が多様化してしまった現在では、「オンリー・ワン」を目指すと身動き出来なくなってしまい、かえって「ナンバー・ワン」を狙う方が楽かな・・・?例え新しいカテゴリー(世界観)が見つかっても他人に認められなかったらつまらないし・・・でも認めら(共感さ)れてしまったら「オンリー・ワン」と言える・・・?飛躍し過ぎましたか?(10.5.8著)



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Last updated  2012.11.10 16:29:56
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