Jashi's ROOM

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2014.01.06
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■Windowsがブルースクリーンで再起動される。ハードかソフトか?

Windows搭載のPCを使っていると、「ブルースクリーン」という背景が青色で英語がズラズラと並んでPCが止まる、または再起動することがある。

実は私のところでデジタル放送録画および配信サーバーで1日に何度も止まってしまうことが起きている。これは私に取っては深刻だ。

ブルースクリーンの場合、相当深刻な問題があるときに生じる。そして原因がハードかソフトのWindowsの障害なのか判断が難しい。

■ハード面での障害を疑う

一番最初に調べたのは、ハードウェアの障害。今までにブルースクリーンの場合はハードウェアの障害によるものが多かったためである。

1)マザーボード上のコンデンサの不良

今までに、PCがブルースクリーンが発生する場合、マザーボード上の部品、そのほとんどがコンデンサのパンクによる不良が多発していいた。コンデンサのパンクは頭が膨らんでいることが多かったり、以前には下部から電解液が漏れている場合もあった



しかし、何度調べてみてもコンデンサはパンクしている状態はまったく確認できなかった。

2)電源不良

私の記事 「調子の悪いPCの原因は、電源不良だった 」 のようにPC電源が劣化しているとのは事実だった。内部のコンデンサがパンクしていたのである。



交換により障害が改善が一時は改善されたようにも見えたが、その後も続いたので別の電源に交換したが障害は改善しなかった。原因は別のようだ。

3)CPUと熱を逃がすCPUクーラーとの熱伝導率を高めるシリコングリスの劣化

次に疑ったのはCPUの熱暴走。埃などがCPUクーラーに溜まっていたので掃除しても改善されない。それならばとCPUとCPUクーラーとの間に熱伝導率を上げるために塗られているシリコングリスを塗り直してみた。それなりに高めのシリコングリスをアマゾンで購入。



そしてシリコングリスを塗り替えてみた。元のシリコングリスはカスカスに乾いた状態でこれでは十分に熱を逃がすことができていない様子。きれいに拭き取り、今回購入したグリスを塗った。CPUクーラーを装着前には前後左右、およびグルグル回すようにしてグリスとCPUクーラーの密着面がシリコングリスでなじむようにした。



しかし、見事期待は裏切られて、PCは再びブルースクリーンになって再起動してしまった。

■ソフト面での障害を疑う

1)ブルースクリーンでのエラーは保存されている

どう考えてもハード面での障害ではないように思えてきた。

ブルースクリーンでPCが止まるときにはエラーコードをはき出している。そのとき、どのドライバーにエラーがあるのかも情報を出している。

しかし、ブルースクリーンの後には再起動してしまうためにどのようなエラーなのが見ていなかった。

2)エラー状態を保存しているdmpファイル

再起動後、C:Windows\Minidumpフォルダに障害の状況を示すxxx.dmpファイルが保存されていることが示されていた。

dmpファイルは、バイナリーファイルでテキストエディタでは見ることができない。マイクロソフト純正の「Debugging Tools for Windows」(現在単体ではダウンロードできない)で見ても、非常にわかりにくい。そして、dmpファイルの場所も指定する必要があって使いにくい。

3) ブルースクリーン時のdmpファイルを調べる「BlueScreenView」

そんなときNirsoftの 「BlueScreenView」 というソフトを見つけた。

BlueScreenViewは、dmpファイルを自動で検索して表示、そしてどのドライバーがブルースクリーンをおこしたのかピンク色で示してくれるのかわかりやすい。

ここ数ヶ月の間、PCがブルースクリーンで再起動したのは、以下のようなピンク色のネットワーク関連のドライバーによるものだった。



障害が起こった記録であるdmpファイルを選んで表示させると、ネットワーク関連のドライバによるもので間違いなさそう。



4)LANカードのドライバが問題かも

そう言えば、このPCで録画しているときは問題ないのだが、このPCから他のPCやダブレットなどにTV映像を送り込んでいるときにPCが再起動されることが多い。つまり、LANカードに負荷がかかるときにブルースクリーンになってしまうことが考えられた。

それならばと、LANカードの最新のソフトウェアに入れ替えた。そのときのプロパティ。



元々はLANドライバーはマイクロソフト純正で動いていたのだろうが、いろいろなドライバやソフトをインストールした関係でおかしな動作をしたのかもしれない。


■Windowsのシステムファイルが壊れている可能性も

たぶん上記のLANドライバーで改善されるのかもしれないが、念のため、コマンドプロンプトから「SFCコマンド」でWindowsの不足しているシステム ファイルや破損しているシステム ファイルを修復してみた。

最初は、コマンドプロンプトで "sfc /verifyonly"とやってみたところ、整合性違反があった。

それで"sfc /scannow"で修復、再度"sfc /verifyonly"で整合性を調べたのは以下。



■ブルースクリーン回避成功

システムファイル修復は実際には関係なかったようだが、自分の覚え書きとして記す。

今回の問題は、LANカードのドライバーだった ようだ。Windows 7にLANチップのドライバーが組み込まれていて、最初は問題なかったのが、いろいろなソフトウェアやドライバーを入れることで動作不安定になっていたようだった。

今回のようにWindowsでブルースクリーンが出た場合、それを調べるツールを使うことでより早く問題解決ができることを思い知ったのである。
AX





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Last updated  2014.01.07 23:06:09
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arch@ Re:■EasyCAP DC60のまとめ。64ビット版Windows対応と映像形式(09/04) 超久しぶりに使ってみました。Win10 64bit…
楽天泰子 @ おめでとうございます。 おめでとうございます。 参考になればと…
jashi @ Re[1]:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 新米3109さんへ 返事が遅れて申し訳ありま…
新米3109 @ Re:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 最近パソコンも使うことが多いのでこれい…

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